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第18話

少し落ち着いたようだからと何があったのか聞くと、菊池はまた震えだした。 消えるような小さな声で俺が行く前のことを話し始めた。 話せば話すほど体の震えは大きくなり息も荒くなる。 恐怖とストレスでか過呼吸になりかける菊池。 どうしようか。そんなことを考えるより先に体は動いていて、気がついたら俺は菊池を抱きしめていた。 「落ち着け。大丈夫だ。」 そのまま抱きしめていると少し落ち着いたのか過呼吸は収まったらしい。 「ひ、廣瀬、さ、ん…」 「どうした?…っ」 安心したのか俺の腕の中で眠ってしまったようだった。 「…ったく」 眠ってしまった菊池を抱き上げ俺のベットに寝かせて布団をかけてやる。

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