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第26話
あったかい。
目を覚ますと俺の隣には廣瀬さんが寝ていた。
この暖かさが恋しい。
離れたくないな…。
そっか…俺…廣瀬さんのことが…。
そして俺はまた目を閉じる。
また目を覚ますと俺はどこか明るい場所に立っていた。
これって夢?
光の向こうには誰かがたっていて、でも明るくて誰だかわからない。
「…が…を…る。」
その人は俺に何か言っている。
「え?」
俺はその人の方に向かって歩いた。
次第に声ははっきり聞こえてくる。
「俺がお前を守ってやる。」
「廣瀬…さん?」
廣瀬さんの声がはっきり聞こえた時眩しい光かさした。
俺は眩しくて目を瞑る。
少ししてゆっくり目を開けると目の前にさっきまで遠くに居た廣瀬さんが居た。
今なら言える。
ついさっき気づいたこの気持ち。
夢の中なら…
「好きです。」
次第に意識がはっきりしてきて俺は気づく。
あれ…夢じゃない?
廣瀬さんの方を見ると驚いたような顔をしていた。
引かれちゃったかな。俺はまだ高校生だし。しかも男なのに。
「あ、あのごめんなさい。い、今のは…その忘れてくださいっっ」
どうしよう…なんて言われるんだろ、気持ち悪いとか思われたかな…そんなことを考えていると。
「好きだ。」
驚いて廣瀬さんを見ると…
真剣な眼差しで俺を見ていた。その瞳がこれは夢とかそんなんじゃないと実感する。
どうしよう… なんかもう幸せ過ぎるっ
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