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第39話
緊張するー…
え?どうしてこんなに緊張してるかって?
だって今日なんだよ…佐嶋組の若頭さん?に会うの。
「ねえ蒼ー、こんなかっこで大丈夫かな?やっぱりもっとちゃんとした物来てきた方がよかったかな?」
「いや、んな事気にしなくてもいいと思うけど。」
あの時は深く考えないで会うって言っちゃったけどいざってなると緊張する…
「そ、蒼…」
「大丈夫だ俺も居る。いいか、絶対俺から離れるなよ。」
「う、うん…」
中に入ると長い廊下を歩く。
たまに組の人?とすれ違う度蒼は挨拶をされてるのを見てやっぱり蒼って凄いんだなって思う。
「ここだ。ちょっと待ってろ」
そう言って蒼は目の前の扉を叩く。
「若、廣瀬です。」
中から声が聞こえ蒼が扉を開ける。
「失礼します。菊池春野を連れて来ました。」
「あの、こんにちは!」
「おお!お前が菊池か!」
あれ?なんか以外と…
「入れ入れ!蒼、お前は仕事に戻っていいぞー」
「ですが…」
「あ、俺は大丈夫だよ」
「ほら、春野もこう言ってるしな!」
佐嶋にそう言われて蒼も納得したのか仕事へ行った。
「ハハッんな緊張すんなよ。」
「えーっと…」
「ああ、俺は千尋だ。」
「菊池春野です!」
俺がそう言うと「ふは、知ってるよ」と言って俺をソファーに案内してくれた。
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