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第63話
それから秋と冬のところにも顔を出した。
幸い短期間だったから秋も冬もさほど気にしていなかったからよかった。
もともと、今日は3人に謝りに来ただけだったからその後すぐに蒼にLINEして迎えに来てもらった。
蒼の車に乗って2人きりになる。
「そういえばさ、夏と話したの?」
さっき夏と話してからずっと気になっていた事を聞いた
「ああ、聞いたのか?なかなか情報が少なくて時間も無かったからな。それに、俺が仕事の時一番近くに居るのはあいつだろ?1回会ってるし隠すあれもねえかなと思ってな。嫌だったか?」
「ううん。嫌じゃないよ」
嫌じゃないけど…
「どうした?」
「本当に教えちゃって良かったの?俺さ蒼に迷惑かけてない?」
気がつくと車は止まってマンションの駐車場に着いていた。
「迷惑だと思ってたらわざわざお前を家に泊めてないしこんな関係にもなってない。心配するな。」
相変わらず落ち着いた低い声が俺の不安を飛ばしていく。
「うん。ありがとう!」
その後俺達は車から降りて部屋に戻った。
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