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第67話

「え、抗争?」 ある日の夜夕飯を食べていると蒼から「年明け直ぐに敵対する所との抗争があるかもしれないらしい。」と言われた。 「いや、相手にそんな動きがあるみたいだってだけではっきりと決まったわけじゃねえんだけどな。」 「それって蒼は危ないの?」 それなんだ。 もちろん抗争なんかがあるのも心配だ。 でも、何よりも蒼が怪我をしてしまうかもしれないし最悪… 「まあ、それなりにな。」 「そっか…」 俺が俯いて居ると蒼が席を立ち俺の横に来て俺の頭に手を置く。 「大丈夫だ。ちゃんとお前のとこに帰ってくる。」 もう、バカ。 そんなこと言われたら、嫌だとも言えない。 俺は立ち上がって蒼に抱きついた。 蒼は優しく俺の腰に腕を回す。 「約束…」 「ああ、」 それから俺達は残りの夕飯を食べてお風呂に入りゆっくりしていた。 「年末はどうするんだ?」 「え?」 「実家に帰ったりしねえのか?」 「ああ、俺の親今海外に居るから帰っても意味無いんだよね。あ、ここ居ない方がよかったら俺マンション戻るよ?」 そう、今俺は蒼と一緒に蒼のマンションに住んでるけど俺がもともと住んでいたマンションを解約していない。 「いや、ここに居ろよ。俺も実家とかねえからここに居るしお前がいてくれた方がいい。つか、一緒居たい。」 "一緒居たい。"その言葉にドキッと高鳴った。 「俺も、蒼と一緒居たい!」 ふふ、蒼との楽しみが増えたね

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