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第80話

行為後ベットの上でごろごろしてくつろいだ。 「お前、家どうするんだ?あの家の家賃を調べたら一応お前が高校卒業までの分は払われていたが、あれはお前の親か?」 「え、あ…うん。あのマンション借りた時めんどいからって一気に払ったんだ。」 家賃だけじゃない。 俺の口座には1ヶ月ごとに食費などを含めて20万振り込まれてある。 でも、親の金を使う気になれなくてバイトを始めた。 「お前の親は今どうしてるんだ?」 「2人とも海外にいる。俺の事調べたんならわかるかも知んないけど俺の親会社経営してて本社がアメリカにあるんだ。そっちに居る。」 「会ってないのか?」 「多分、もう一生会わないよ。あんな人達」 本当は多分なんかじゃない。 一生俺が生活に不自由しない様に金を振り込む代わりにもう一生会わない。そう言う約束いや、契約だから。でも、そんな事蒼には言えない。 「そうか。変な事聞いたな。」 暗くなったしまった雰囲気を帰るかのように俺は違う話を振り出した。 「そうだ、来週おっきい喧嘩あるから帰り遅くなるかもしれない。」 「分かった。気おつけろよ?」 蒼が俺の頭を撫でる。 その手の温もりがもっと欲しくてそっと蒼に抱きついた。 お互い服を着ていないから素肌の温もりが直接伝わって心地よい。 俺達はは昼食を取るのも忘れて夕方まで布団の中でお互いを求めあった。 「もうこんな時間だったんだ。」 やっと服を着る頃には4時をまわっていた。 昼を食べていないから2人とも空腹で少し早いが夕飯の準備をした。

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