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第86話
「…ん、あれ?」
目が覚めると俺の肩にはブランケットが掛かっていた。
「お、起きたか?まったくいつ来たのか知らねえけど人の部屋でよくも熟睡出来るなー!」
ん、っと言って千尋に手渡されたコップにはコーラが入っていて、やっとそういえば蒼に千尋の部屋にれて来てもらって千尋が起きるのを待ってたらそのまま寝たしまったことを思い出した。
「そういえば、お前の所で昨日喧嘩あったんだってな。」
「そうそう!」
「どうだった?」
「勝ったに決まってんじゃん!」
千尋は「だろうな。」と言ったあと「俺も喧嘩してえなー」と続けた。
「そういえば!蒼から聞いたんだけど抗争あるんでしょ?」
俺がそう聞くと千尋の目つきが変わった。
「ああ、いいかその事は誰にも言うなよ?」
「うん。で、蒼は危ないの?」
「あいつは前に出るっていうより後ろで親父を守る方だからほかの奴らよりは危なくねえよ。」
「そっか、」
千尋の言葉を聞いて安心したけどほかの奴らよりってことは成さんや澄衣さん達は危ないってことなのかな?怪我はして欲しくない、でもそれは蒼達の仕事上では仕方の無いことで、、俺にはどうしようも出来ない。
「んな、心配すんな。お前は愁と奏の所で待っててくれ。ちゃんと蒼を連れて帰ってくるからよ。」
「うん。」
ありがとう、千尋。
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