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第92話
「すっごい綺麗…」
今俺は蒼と旅行に来ている。
結構有名な温泉街の旅館に2泊3日、夕飯を食べた後旅館の人に勧められ夜の温泉街を散歩することした。
「寒くないか?」
「大丈夫だよ!」
周りは街灯と旅館の光で明るいけど少し暗い、俺はこっそり繋いでいる手をキュッと握った。
上着を羽織っていてもながい時間外にいれば体は冷えてくる。
「そろそろ戻るか。流石に寒いだろ?」
俺達温泉に入り直すことにして旅館に戻った。部屋に付いているプライベート用の露天風呂にいつもの様に蒼の足の間に座って入る。
いつも家でしていることなのに場所が違うだけでドキドキする。
丁度いい温度の温泉と触れる蒼の体温と感触が心地よくてうとうとしていると蒼の手が俺の腹から胸の辺りを撫でる
「んっ…はぁ…っ!蒼っどこ触って…!?」
その手つきが余りにヤらしくて蒼を見上げるとその妖しく濡れた瞳と視線が重なる。自分の体が熱くなるのが分かる。温泉のせいじゃない。内側から火照る様に興奮している。
「勃ってるくせな拒否するな」
「ひぁっ…だってぇ…」
胸のを撫でられてここが温泉である事を忘れ声を出してしまう。
部屋付いているプライベート用のお風呂と言っても隣の部屋に声がけ聞こえてるかもしれない。俺は慌てて手で口を抑えた。
「春野、体ごとこっち向いて」
蒼の言葉に従う様に蒼の方に体をまわす。
向かい合う形になると優しい口付けが降ってきた。口付けに夢中になっていると蒼に俺の尻を撫でられビクッと腰を揺らす。口付けをやめてくれる様子もなく蒼の舌と手に息をするのも忘れて溺れていく。
撫でられて緩んだ後孔に蒼の指がゆっくり入ってきた。
「んぅっ…はぁ…っ!」
「キツイな。ゆっくり息をして力を抜け」
深呼吸をすると力が抜けたのか一気に指を入れられる。蒼の指が動く度お湯が中に入ってきては出ていってを繰り返して気持ち悪い。
「んんっ…蒼、お湯がぁ…」
「いれるぞ」
耳元で囁かれた言葉に頷くと蒼は自分のを俺の後孔にあてがう。蒼に跨る形になっているから自分の体重がかかっていつもより奥に入った。
「あっ!…はっはっ…んぅ」
蒼のモノが奥にはいってくる感覚と質量に息が出来ない。
「ちゃんと息吐け」
蒼に背中を撫でられやっと呼吸が落ち着く。
「蒼…そぅ…好きぃ…」
「俺もだ」
「ふぁっ!あぁ…ッそう…そう…ッ!!」
蒼の腰の動きでお湯がバシャバシャ波打つ。
俺は蒼の肩にしがみついて蒼の動きによって生まれる快楽に耐えるしかない。
声を我慢する余裕は今の俺には無かった。
「お前、ここ好きだろ?」
「ひぁぁっ…!!アッ…そこッやぁ…」
ある1点を疲れた時俺の体がビリビリと痺れてビクビクと痙攣する。
「嫌じゃッ…ねえだろ?」
「はぅッ…きもちッ…んんッ!」
快楽に頭の中がドロドロに溶けていく。
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