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第104話
蒼が仕事に行って暫くして俺の携帯がなる。画面に表示されている名前に顔が歪む。
正直でたくない。
「はい。」
俺が電話にでると聞きたくない声が聞こえてイライラが募る。それと同時に体が少し震えているのが分かる。
『私です。明日の11時半の飛行機を手配しました。遅れないでね?』
「分かった。」
電話が終わるとどっと疲れが来てソファーにもたれた。電話でこんなんであっちでやって行けるのだろうか。
アメリカで行く大学はもう決めてある。
重い体を持ち上げ制服に袖を通し支度を整えた。
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