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第130話
6
蒼が求めてくれてると思うだけで嬉しかった。それに求めてくれたのは蒼だけじゃない俺も蒼を何度も何度も求めた。
一緒にいれなかった4年を埋めるように。
朝起きると俺の体は何か暖かい物に包まれていてそれが蒼の腕だって事に気づくのにはそんなに時間はかからなかった。
蒼の腕の中は暖かくて安心する。
「んっ……、春野?」
「おはよう蒼」
「おはよう」
『おはよう』と言い合えるのがこんなにも幸せだなんて知らなかった。
「体、辛くねえか?」
「ちょっと腰痛いけど大丈夫」
「無理させたな、」
「蒼、昨日も言ったでしょ?俺は蒼が求めてくれなの嬉しかったって!」
しゅんとしてる蒼なんて珍しいからちょっと可愛く感じる。
「ねえ、蒼……」
俺は蒼の頬に手を伸ばし
「I have no regrets what i did. but I making you feel sad and i was sad.so I swear I will love you and treasure you forever. 」
英語はあっちに言って生活しているうちに身についた。
あれ?でも蒼って英語分かるんだっけ?
まあ、いいか。
一番大事な事が伝われば。
言葉は伝わらなくていい、だからせめて俺の気持ちは伝わるように。心を込めて丁寧に、
「I always with you .」
真剣な顔でそう英語で答える蒼に顔が熱くなる。
あー、恥ずかしい!
恥ずかしくて布団に潜った。
「おい、春野出てこい」
蒼の声がして、今は蒼に顔を見られたくなくて無視すると、
「なあ、結婚するか」
蒼の言葉にガバッて布団から出て起き上が蒼の顔を見る。
「真っ赤…」
「う、うるさい!それより何今の」
蒼はからかうけどそんなのどうでもいい。
「何ってプロポーズ」
「それは分かるけどっ、、」
多分今の俺の顔は紅いじゃ済まないんじゃないかな、
目からは涙がとめどなく溢れて、
蒼はそうな俺の左手をとって
「後でちゃんと俺からの指輪買ってここに付けて一生離れられないようにする。」
そっと蒼が俺の薬指を撫でる。
そこにはアメリカへの出発前に蒼に渡したリングと同じものがはまっていて、勿論蒼の指にも同じものがあった。
「ふふっ、何それ」
「お前はどうなの?」
「蒼と離れたくない…です、、」
「決まりだな」
今までもいろいろな事があってそれを乗り越えてきた、きっとこれからも沢山の事があるだろうけど今が幸せだ。
「I have no regrets what i did. but I making you feel sad and i was sad.so I swear I will love you and treasure you forever. 」
「私は自分がした事を後悔しない。でも、私は貴方を悲しませたしたし私も寂しかっただから私は貴方を一生愛し大切にすると誓います。」
『俺は俺が決めたことを後悔していない。でも俺は蒼に4年間も寂しい思いをさせたし俺も寂しかった。だから俺は蒼を一生愛し大切すると誓うよ。』
文法などのミスは気にしないで下さい。
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