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第2話(しずく)

「ほら、いつまで寝てんの。起きろ」 と、いつの間にか ソファで寝てしまった俺は お兄さんに起こされて 一瞬忘れてたけど すぐに思い出した 昨日の出来事を 「おはよう。早くシャワー浴びて身支度しな」 『は、はい』 と、言われるがままトイレに行ってからシャワーを浴びて 身支度を済ませてリビングに戻る すると、 お兄さんがコーヒーを入れてくれて 「その服着ていいよ」 と、普通のちょっと細身の白パンツにシャツと キレイめカジュアルというような服を貸してくれた 「その服で行って。向こうの希望が大学生1年生だから、年齢は隠すように。あと念の為大学名とかは聞かれないと思うけど言わないようにな」 『は、はい』 「時間ないから早く飲んじゃって」 と、言われ コーヒーをちょっと急いで飲むと お兄さんもすぐにスーツに着替えて出てくる 『えっと、』 「あ、お前名前は?」 『雫月、紬』 「しずきつむぎ」 『雨に下のしずくに空の月、糸へんにじゆうのゆうで雫月紬』 「ふーん。じゃあ雫な」 『しずく?』 「源氏名。どうする?他に案あるならそれにするけど」 『えっと、しずくでいい』 「よし。じゃあ行くか」 と、お兄さんについて 家を出て 昨日おしっこでびしょびしょになってしまった俺の靴は洗濯して濡れてるから変わりに他の靴も貸してくれた 車に乗ると すぐに走り出した 『えっと、お兄さん、おなまえは』 「志波祈織」 『かっこいいなまえ』 「それより今日の客な。宮城様。お得意さんだから忘れんなよ」 『は、はい』 「雫も何話すか考えておけよ。自分のプロフィールとか。如何に本当っぽく聞こえるか」 『えっと、うん』 と、言われ 先程言われた 大学1年生で、と考える 大学1年生で、 経済学科とかにしようかな、そこは 全く知らない内容だったら聞かれても困るし 実際に経済学科だからある程度は答えられるとおもうし 学校は、えっと御茶ノ水とか水道橋とかにいっぱい大学あるからそこら辺に通ってる事にしよう、 「しずくの仕事は宮城様が着いたらすぐ、お茶かコーヒーか聞いて2人分入れて楽しくお話すること。あとはタイミングみて[仕事]すりゃいいから」 『えっと、お茶かコーヒーかきく。楽しくおはなし、』 と、言われたことを忘れないように 頭の中で反復させる 「あと、えー、宮城様の事はたしか、お兄ちゃんって呼ぶ」 『おにいちゃん、』 なるほど そういうプレイなのか だから、接触とかしなくても風俗なんだ なるほど 「あ、言い忘れたけど」 『あ、はい』 「絶対、お客さんから離れるなよ。一瞬も」 『え?うん、なんで、』 「そういう決まりだから」 『わかりました、』 「で、終わったらこれに連絡して。ちゃんとドアのところまで見送りすること」 『あ、はい』 「もうすぐ着くけど。準備いい?」 『えっと、、はい』 と、言われたとおり まもなくついて 連絡用の携帯を渡されて ロビーで鍵を受け取って 言われた部屋に向かう おれが知ってるビジネスホテルとか 漫画喫茶より全然広くて、キレイなホテルだ 『どうしよう、緊張してきた』 飲んでいいやつだよね、と 机の上に置いているミネラルウォーターをちょっと多めに飲んで気を落ち着かせる 『ふぅ、』 指定された時間は あと5ふんくらい、 そこから 2時間か、 そのとき 少しだけ背筋がプルッと震えた 『おしっこ、したくなってきちゃった』 水、飲みすぎたのかも 先に済ませておこうかな、 そう思い、トイレに向かおうとした時だ ピンポンピンポン と、部屋のベルがなり ビクッと背筋が震えた 『は、はい!』 と、 急いでホテルのドアを開けると 「あれ?君初めてだね」 と、スーツを来た30代半ば位の男の人が立っていた 『えっと、おれ、レイニーカンパニーから来た、しずくです、』 「しずくくん。初めまして。中に入っていいかな?」 『あ、は、はい』 思ったより、普通の人 普通の いや、どちらかといえば 仕事が出来そうな大人の、 男前のお兄さんって感じだ 太ったおじさんとかかと思ってた 『おうわぎ、お預かりします』 「ありがとう」 とスーツの上を預り ハンガーにかけると すぐにソファにすわったお客さん 『えっと、お兄ちゃん、』 「どうしたの?緊張してるのかな?」 『えっと、ちょっと…あ、お、お茶とコーヒー!どっちがいいですか、』 「コーヒーかな」 『はい!』 「しずくくん、かわいいけど敬語じゃなくていいよ。君は私の弟なんだから」 『あ、う、うん。お兄ちゃん』 そうか、そういうプレイなんだ ようやく気付いて 顔を引き攣らせないように注意をしながら お湯を沸かしてコーヒーを2人分いれる 『コーヒー、はいったよ』 「ありがとう」 と、ミルクと砂糖を2人の間に置くと 宮城様は ミルクと砂糖をたっぷり おれのコーヒーにいれた 「しずくは苦いのまだ飲めないだろ?」 『あ、う、うん。お兄ちゃん、ありがとう』 本当は普段は8割ブラック飲むけど 飲めなくもないから笑顔をつくってそう言った 『いただきます!』 と、コーヒーを1口飲んだところで背筋が震えた あ、おしっこ、したいんだった、 忘れてた まだ、来たばっかりなのに抜けたら失礼になっちゃうかも まだ、ちょっとしたいだけだし 我慢出来る、とその欲求を無視して 笑顔でお話を続ける 「今日しずくとは初めましてだね。いつからレイニーカンパニーに入ってたんだ?」 『あ、えっと、つい最近で』 「そうなんだ。他にはバイトとかは?」 『パン屋さんでバイトしてたことあって、たくさん余ったパンもらえるのがうれしかった』 「学校は?ちゃんと行ってるのかい?」 『行ってるよ、今日は一限休みだけど』 「勉強は難しくないか?」 『めちゃくちゃむずかしい』 と、いうと 宮城様もといお兄ちゃんは笑った 「分からないところがあったら今度教えてあげるよ」 『えっと、ありがとう、お兄ちゃん』 と、少し会話を続けているうちに ちょっとこの人の事わかってきた きっと甘やかすのが好きなタイプなんだ コーヒーも甘いのじゃないと飲めないと思ってるし 「ほら、冷めちゃうからコーヒーも飲みなさい」 『あ、、う、うん』 と、言われるがまま コーヒーを飲んだけど やっぱりおしっこに行きたくて ちょっとだけ、腰がもじり、と動いてしまう 時計を見ると また1時間もたってない お話は楽しいし この人もいい人だけど… どうしよう、おしっこしたい トイレ、そろそろいってきていいかな いや、あと1時間くらい 我慢出来るかも 表面上は笑顔で楽しく会話をしていたけど おれの頭の中は だんだん おしっこをしたい、という考えに支配されていってしまう 今はお兄ちゃんの出張で地方とか色々行った 観光地の話に相槌をうっていた でも、あんまり頭に入ってこなくなっていた 良く考えれば 家を出る前に祈織さんのおうちでもコーヒーを飲んだし ここにきてから緊張で水をいっぱい飲んでしまった そしてここに来てのまたコーヒー カフェインが、 利尿作用が、 じくじく、とおれの下腹部を攻め始めていた そして脳裏を過ぎったのは昨日の失敗 大人なのに、 もうあんな失敗はできるわけない けど、祈織さんは 一瞬もお客様から離れるなっていった でも、おしっこならしかたない トイレに行った時間分、プラスアルファして5分ぶんくらい延長すれば許してくれるんじゃ、 普通に座っているのが辛くなってきて 腰が もじもじと揺れてしまう 手のひらに汗をかいてきて ぎゅう、とズボンの膝の当たりを握って誤魔化す 『あの、えっと、お兄ちゃん、』 「どうした?あ、汗をかいてるね。暑いか?温度下げようか」 『あ、えっと、へいき』 言わなきゃ お客さんの前でおもらしなんてしたら大変だ トイレいってきていいですか、って言わなきゃ 『えっと、、とい、』 と、言いかけた時だ 「そういえば最近は、」 と、お兄ちゃんが口を開いたから 口を噤む 『え?』 「最近は夜、失敗してないか?」 『…よる?』 「だからほら、おねしょしてるんじゃないかって」 『し!してないよ!おれもうおとなだよ!』 と、おしっこしたいのにあまりにもタイムリーな話で 肩がビクッとふるえてしまった 「本当か?お前すぐ隠すからな、昔一緒に住んでた時、ホラー映画みてトイレ行けなくなってしっぱいしてただろ?俺が何回片付けてやったか」 と、お兄ちゃんから語られる設定は俺は知らないけど きっとこういう子供っぽいのが好きなんだ、とすぐに気付いて 言葉を考えた 『そ、そんな、わすれてよ。そんな昔の話』 何時の話だまったく、 おれだって 最後におねしょしたのは お酒の失敗を抜いたら結構前で高校生くらいのはず、 そういえばおれもホラー映画は苦手で そういうの見たら夜トイレ行けなくなるタイプだけど… と、トイレの想像をしたのがわるかった ぶるっと背筋が震えて思わず 股間に手をあてがった あ、抑えちゃった こんなの、おしっこ、したいですって丸わかりなのに そっと、視線を上げて宮城様の方を見ると おれの手の位置には気づいてないようで おれはバレないように そして、なおかつ慎重に ゆっくりと手を離した 「あ、コーヒーがなくなった。わるい、雫も。もういっぱい入れてくれるか?」 『あ、う、うん』 と、言われたとおり コーヒーをいれる為に 後ろのところに置いているコーヒー豆を取りにゆっくりと立ち上がった やばい、たったら出そう 「しずく?どうかしたか?」 『な、なんでも、ない』 ゆっくり、できるだけ 膀胱に衝撃が行かないように ゆっくり動くけど ちょっとへっぴり腰になってしまう けど、お兄ちゃんはテレビを付けて チャンネルを変えたりしてるから 多分おれの事は見てなくて だから、 どうにか、歩きはじめて お兄ちゃんにバレていないことをいいことに 自分の中心をつかんだ コーヒー豆を持ったから 後はソファのところに戻るだけだ そう思った矢先だ 「しずく、何か見たいやつある?」 と、不意にお兄ちゃんが振り返ったから ぱ、と手を離した 『ぁっ、な、ない!』 と、どうにか、答えるけど でた、ちょっとでた パンツが少ししめった 「そっか」 少し出てしまったせいか ちょろ、ちょろ、とゆっくり 少しずつ漏れだしていた 抑えたい、抑えなきゃ、でちゃう、 「しずく?どうした?」 『な、なんにもないよ?』 と、いうとお兄ちゃんの視線は またテレビに戻ったから ぱっと自分の中心を抑えた 抑えたけど止まらなくて 腰を突き出して 何度か揉み込むと ジュワジュワ出ていたものがようやく止まった とまった、決壊は、避けられた けど、 白いパンツの中心に 小さなシミができてしまっていた いかにも、チビりました、と言うようなシミ 恥ずかしくて シャツを伸ばして それを隠しながら ゆっくりとソファに戻る 一瞬、お兄ちゃんの視線が 僕の股間を見た気がしたけど なんにも言われないから きっと、バレてない コーヒー豆をセットして ポットからお湯を注ぐと お湯のジョボジョボという音に背筋が震えて また先っぽからじわり、と水が零れたから ぱ、と手で中心を押さえる でちゃう、どうしよう もう、手を離せない お兄ちゃんはコーヒーを見ていて 反対側の僕の手についてはきっとみてないから なんにも言わないけど バレるのも時間の問題だった、 その時だ ジョロ、と大目の量が零れて おもわずポットから手を離し 両手で股間を抑える でちゃう、漏れてる とまれ、止まれっ 「あれ?どうした?しずく?」 『あ、あの、でちゃ、もれちゃ、…じゃ、なくて、トイレに、』 「トイレ?どうして?」 どうして、 そんなの、 おしっこが漏れそうだからだよ 『えっと、ちょっと、したくて、といれ、』 と、言葉をどうにか発している間にも おしっこはどんどん漏れていて 下着の前はどんどんあつくなる 「ほら、大人なのにそんなところ押さえたら恥ずかしいだろ、手を離しなさい」 『えっと、』 手を離せない もう、ての内側はびしょ濡れだった 手汗か おしっこかわからないけど じっとりと濡れている 『む、むり、』 「しずく、はしたないぞ」 と、ぴしゃり、といわれてしまい 怒らせてしまう、と少し焦る はやく、手を離さなきゃ そして、トイレに行かせてもらわなきゃ できる限りの力を括約筋に込めて どうにかおしっこをとめて ゆっくりと片手を離した 「反対側は」 と、言われ 漏れるなよ、と自分に言い聞かせ ゆっくりと反対側の手も離す すると、 抑えていたところは 手のひら大くらいのおおきな 薄黄色のシミができていて ちびったのが丸分かりで恥ずかしくなってしまう すると、お兄ちゃんは ゆっくりと視線を落とし、 俺の股間のシミをじっとみた 「濡れているけど、どうしたんだ?」 そう聞かれて 顔が、熱くなる 『えっと、おしっこが、すこし、でちゃって、』 「なんでだ?しずくはもう大学生だろ?大人なのになぜちびったりなんかしたんだ?」 『おはなし、してたら、トイレっていえなくて、』 あ、だめ、でる、 と手をまた股間に持っていこうとした時だ 「しずく」 と、名前を呼ばれ 抑えることをできなくなった手は ぎゅう、とシャツの裾をにぎった そんなところを抑えてもおしっこは止まるはずがなくて じわ、じわ、とシミを広げていく 「大人なのに、こんな濡らして、まるでおもらしじゃないか、」 『ごめんな、さ、といれ、いかせて、くださ、あ、っ、、あっだめ、』 ぽたぽた、と地面に水滴が落ちたと思ったらもう我慢の限界で ぴしゃ、と一筋水が飛んだかと思うと 一気に溢れ出し 尿道の内側をいっきに熱い液体が駆け抜けて 開放される びしゃびしゃ、と床に落ちる音が激しくなり 水溜まりが広がっていく 『っぁ、っは、っぁあぁあ、でちゃ、でちゃった、おにい、ちゃんの、まえで、もれ、もれてる、』 見られてる、 お兄ちゃんが、 おれの、股間と ゆかに広がるおしっこを見てる おもらししてるの、見られてる、 はずかしい、けど 我慢してたものが一気に解放されてて気持ちいい、 しばらく、 我慢からの開放の快感に酔いしれていたけど 直ぐに 我慢できなかった どうしよう、 おこられる と、冷静になって 背筋がひえていく 『あ、あの、』 どうしよう、怒られる ゆっくりと顔をあげ、 お兄ちゃんを見ると 「しずく、」 と、お兄ちゃんはゆっくり口を開いた 『ご、ごめんな、さ』 「最高だったよ!」 『え、へ?』 「ずっともじもじして、私の目を盗んで何度も股間に抑えて!」 『えっと、』 「いつ漏らすのかってワクワクしていた!後半なんてズボンにシミ作っているのに平静を装っていたし。そのくせなかなか言い出さないからもうフル勃起だ!」 と、訳の分からないことを言い出したお兄ちゃんの股間は しっかりテントを張っていた 『えっと、、怒ってないの?おにい、ちゃん』 「怒るも何も最高だったよ!漏らしながらのお兄ちゃんって言葉も。まるで本物のおもらしを見ているようだった」 『え?ほんもの、?え?』 「どうかしたか?」 『えっと、おれ、本当に、漏らしちゃって…えっと、宮城様のところから離れちゃいけないって教わってたからトイレ行けなくて?え?』 「は?プレイじゃないのか?」 『ぷれい?なんの?』 「なんのもなにも、レイニーカンパニーは、おもらし専門デリヘルだろ?」 『え!そんな!おれしらないっす!』 「は?だって、しずく、漏らして」 『だからそれは、ただ担に我慢できなくなっちゃっただけで…!』 「ってことは、しずくは何も知らず普通にここで会話してる最中に我慢できず漏らしたのかい?」 『そ、それは、…えっと、コーヒー、たくさん飲んじゃって』 「………」 と、伝えると 宮城様は少し何かを考えるように黙り込んだ 「しずく!キミは最高だ!もはや才能だな!」 『は!?え?』 「次は指名するよ!お、もう時間だな。じゃあまた楽しみにしてるからね!ナイスおもらし!」 と、宮城様はおれにチップを握らせて出ていってしまった え?な、なに おもらし専門デリヘルって

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