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第4話(しずく)

「風呂はいってくれば」 あの後、祈織さんは 仕事で1回でかけて おれは 部屋でぼーっとしていたら いつの間にか結構夜遅い時間になって 祈織さんは帰ってそうそうお風呂に入って お風呂から出てきて俺に言った 俺も眠いけど さっさと入っちゃお、と サッサと風呂に入る なれない事をしたからつかれた 今日はよく眠れそうだ と、風呂から出ると 着替えを用意し忘れたことに気付いて タオルを腰にまいてリビングに戻る 「着替えその紙袋な」 『うん』 そう言われて 職場で祈織さんに渡された袋の中を見る 『あれー?いおりさん、パンツないんだけど』 「あるだろー?」 祈織さんは上から覗き込んできて 紙袋の中に手を突っ込む そして 「ほら」 と、手の上に 何か白いふわふわした物を置かれる 『なに?』 「おむつ」 『なんで、』 「布団使っていいけどそのシーツも敷いて使えよ」 『え?なんで?』 と、言われて広げると 水色で、ファンシーな字で おねしょシーツ と書かれていた 「こういう仕事始めたばっかりのやつよく失敗すんだよ、夜」 『しない!』 「は?それで汚したら誰が片付けんの」 『だって、』 「自分で片付けんならいいけど、他に履くものないよ」 『えええ』 まぁ しょうがない 仕方がない ほかに履くものないんだから 人の家だし、と しぶしぶ白いそれに脚を通した 「ふっ、」 『わらった』 「似合ってんじゃん」 『に、にあってないし』 ほかにも着るもの、と 紙袋を漁って スウェットを出した 「俺寝るから。明日は?」 『あしたは、学校行く』 「ふーん。じゃあ合鍵渡すから持ってかないと閉め出し食らうよ」 『忘れない』 と、それをバッグの中にしまった 「おやすみ」 『お、おやすみなさい』 人がいるのって、なれないな 祈織さんは隣の自分の寝室に行ってしまったけど おやすみとか久しぶりに言った さすがに汚さないと思ったけど 言われたとおり布団の上に おねしょシーツも敷いて 布団に入る 久々にちゃんと布団で寝れる 昨日はソファだったし 最近は漫喫だったからな、 はぁあ、よく寝れそう ◇◇ 授業を受けている最中 脚をソワソワと動かしていた 学校に着くのがギリギリになってしまって 授業の前にトイレに行くのを忘れてしまった それに、急いで来たから 喉が渇いてさっき水をがぶ飲みしてしまったのだ どうしよう、 おしっこしたい ソワソワ、と脚を動かして ずっと貧乏ゆすりをしていた 後ろの方の席で 誰にも見られないのをいい事に 机の下でぎゅぅ、と自分の股間を握り込む もれちゃうかも、 学校で、漏らしたら きっと、噂されちゃう 変な目で見られちゃう そんなの、絶対だめ ぎゅうう、としっかり股間を握って気付く おれ、 おむつ履いてんじゃん ちょっとだけなら、 漏らしても、バレないかも そう考えたのが行けなかった じゅわ、と少し股間の周りが温かくなる 『ぁ、っ』 でちゃった、 ちょっとだけ、 1回出たら止まらなくて ジュワジュワ、と熱を広げていく でてる、 学校で、漏らしちゃってる どうしよう、 ばれたら でも、止まらなくて 温かいのは広がって 前が全部あったかくなったと思ったら 後ろの方まであったかくなってくる 『ぁ、ぁっ、あぁ、ぁ、』 でてる、 気持いい しゅうう、と音をさせて ゆっくりと吸収されていく おれのおしっこ あったかい、 ぜんぶ、でちゃった、

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