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第7話(しずく)

ホテルに着くと すぐに着替えて 来てきた服は祈織さんに渡した この前のホテルと違って なんか、普通の家の部屋みたいな部屋だった ホテルってより 貸部屋みたいな感じなのかな ちょっとギリギリになったから 急いで机の上に数学のドリルと筆記用具とかを準備する 勉強机みたいな、机がある その時だ ブーッとベルの音がなって急いで玄関までお迎えに行く 「長谷川です」 『こ、こんばんは、レイニーカンパニーのしずくです』 と、挨拶をして 長谷川様 いや、長谷川先生を部屋に通す 七三の黒髪に 眼鏡 ワイシャツにネクタイに ベストにベージュのパンツ 祈織さんの言ったとおり本当に真面目そうな人だった 「今回は宿題を見る事になってるが、」 『あ、は、はい。教えて欲しくて』 なるほど、そういう設定なんだ、と 言われたとおり、 数学のドリルを見せる  『さきに、えっと長谷川先生、お茶とコーヒー、どっちがいいですか?』 「紅茶をいただこうか」 『はい』 と、言われたとおり 紅茶をいれた 「好きな教科は?」 『えっと、国語』 「数学は苦手か?」 『あんまり、できないかもです』 「そうか、分からないところはすぐ聞くように。何か、気になるの事はすぐ言うように」 『はい、』 この人は まえの人と違って あんまり会話を楽しみたいタイプじゃないのかな 「お茶を飲んだら、勉強を始めようか」 『あ、はい』 と、言われたとおり お茶に口をつける 『せんせいは、えっと、数学、ずっと好きだったの?』 「あぁ、数学は答えが決まってるものだからな」 『そうなんだ、』 おれ、最近数学とかやってないから内心できるかな、とちょっと不安だった 「さて、そろそろ席について」 『は、はい』 と、余っていた紅茶を一気に飲んで 机に向かった 適当にドリルの真ん中辺りを開いて 筆箱から鉛筆を出す 鉛筆って えっと、普通に解けばいいのかな あんまり、頭悪い子とか好きそうじゃないから ちょっとはちゃんととかなきゃ、と 真剣に問題を見る しかし わっかんねええ え、忘れてるから? たしかに最近ちゃんと勉強してなかったから どうしよ、と難しくて ドリルのページを何ページか前に戻してできる所を探す あ、ここら辺なら解けそう、と 鉛筆を握り直して 問題に向き合う おお、解けそう と、ようやく解き始めた 俺の手元を覗き込んだ 長谷川先生 「わかるか?」 『たぶん、』 「解けたら言ってくれ。添削するから」 『はい』 と、とりあえずこのページだけ解こうと 問題を見る 意外に忘れてるんだな、色々 簡単な計算でも 最近はすぐにスマホの電卓とか使っちゃうから 計算も遅くなってて 手を使って計算をする 「こら、手を使わないように」 『ごめんなさい、』 と、手をさげて 頭のなかで頑張って計算をする 『で、できた!』 と、そのページの問題をどうにか解いて 長谷川先生の顔を見ると よし、と俺からドリルを受け取った ふぅ、結構時間かかっちゃったけど どうにか解けるな まぁなんだかんだ大学生だし と、採点している間に 息を吐いて 椅子に寄りかかった その時だ あ、 ちょっと、おしっこ したくなってきちゃった さっき、紅茶一気に飲んじゃったからかな 店出る直前にトイレ行ったけど ドリンクバーも沢山飲んじゃったし 車でも、お茶貰って飲んだし さす、とお腹の下の方をさする ちょっとだけ、 おしっこ したい ちら、と 長谷川先生の顔を見ると ちょっと眉間にシワを寄せて 僕の解いた問題を見ている 『えっと、どうでした?』 「解き方は合ってる。ただ、計算ミスが目立つな。ほらここ見て」 と、机の上に置かれたドリルには バツが3つついていた 「全部単純な計算ミスだ。よく見てもう一度解きなおして」 『はい、すみません』 と、言われたとおり解き直して見せると 先生は丸を付けてくれた 「ほら、やれば出来るじゃないか。次のページ行こうか」 『は、はい』 と、ドリルをめくるけど 『せ、せんせい、』 「どうかしたか?」 『えっと、』 「わからないか?」 『わかる、と思う』 「じゃあ集中して」 と、言われてドリルを見る けど、 さっきちょっとしか感じなかった 尿意はすごい勢いで膨れ上がっていた これ、この問題解いたら トイレに行かせてもらおう この人、真面目そうだし きっと勉強ちゃんとやったら許してくれるんじゃないのかな さすさす、と膀胱の辺りを擦りながら 問題を解いていく よし、1問解けた 『長谷川せんせい、』 「どうした?わからないか?」 『じゃなくて、ちょっと、といれ、行きたくなっちゃって』 「…もう、限界か?」 『えっと、限界じゃないけど、』 「じゃあそのページだけ解くように。全部できたら行っていいから」 『本当?』 「あぁ」 やっぱり、この人はいい人だ 許してくれるんだ よし、頑張って解こう、と 再びドリルに向き合うけど ……おしっこ、したい 問題に集中しようとしても おしっこの事がすぐに頭に過ぎって 少し貧乏ゆすりをしてしまう どうしよう、 早く解かなきゃ行けないのに 急いで解こうとすればする程 計算が上手くできなくて 膀胱が張り詰めていく どうにか貧乏ゆすりをして耐えながら 必死に問題と向き合うけど 「ほら、足。ガタガタしない」 『ひっ』 不意に後ろから飛んできた声に ピクっと肩が振るえてしまった そして、 じわ、と、ほんの少しだけ 先っぽがあったかくなった気がする やば、と 足を止めて 鉛筆を持ってない方の手で咄嗟に股間を握った 『ご、ごめんなさい』 「解けたか?」 『まだ、です』 「なら続けて」 と、言って 長谷川先生は俺の後ろで 参考書に視線を落とした どうしよう やっぱりさっきトイレに行かせてもらえばよかった どんどん おしっこしたくなる 股間を掴んでいた左手をゆっくり机の上に戻したけど やっぱり抑えてないと出ちゃいそうで 机の下で見えないのをいいことに また左手で股間を握った ちょっとでも楽な体制を探して 少しもじもじとお尻を動かす 「どうした?落ち着きがないな?わからないところでもあったか?」 『えっと、』 と、 長谷川先生が近寄って覗き込んでくるから 股間を抑えてるのをバレないように ゆっくりと左手を離した その時だ 「あ、」 『えっ!』 と、不意に声を出すもんだから びっくりしてジュワッと少しおしっこが飛び出す 『っぁ、』 やばい、出る、と 今度は両手で股間を抑えてしまった さっきは 出たかでてないかわからないくらいだったけど 今回は確実にちょっと出た、 パンツの中が 少しあったかくなっている 「ここ、計算間違えしてるぞ。やり直して」 『は、はい』 と、言われ まだ言われたページも半分くらいしか終わってないのにしかたなくもう一度やり直し始める 「ちゃんと机の上に両手を置いて。姿勢が悪いと頭に入らないぞ」 『は、い、』 と、返事をするけど 内心半泣きで 椅子の上でおしりを突き出して どうにか椅子にちんこの先っぽを押し付けて耐えるけど 手で抑えていたときより心許なくて じわじわ、と少し熱が広がっている気がした だめだ、出ちゃう 『せ、せんせ、』 「どうした?」 『や、っぱり、おしっこ、がまんできなくて…トイレ、いってもいいですか、?』 「その問題を解いてからだろ」 『で、でも、』 「わかった、あと1問だ。あと1問解けたら行ってもいいから」 『本当、?がんばる、』 と、再びドリルを見る これが解けたらおしっこ、 これが解けたおしっこ と、頭のなかはそれしか考えられなくて 全然計算が進まない 手で抑えることができない苦しさから お尻をさっきよりも振って 椅子に押し付けて どうにか耐える しかし、 『あっ』 ぞわっとしたと感覚に そして キュウゥ、と膀胱を締め付けられるような痛み さっきまでと比にならない尿意を感じたと思ったら ジュワジュワ、と温かくなるパンツの中 咄嗟に ぎゅうう、と両手で股間を抑えて揉みしだいてしまう とまれ、とまれ、とまれっ 「なんだ、どうかしたか?」 『せ、せんせい、』 どうにか、止まったけど 手のひらの中はぐっしょりと濡れてしまって おしりの方までしめっぽい感じがする 「見せてみろ」 とせんせいは、おれの背もたれを引いた 『まだ、とけてないです、問題』 「ドリルじゃない、手の中だ」 と、背もたれを回して 椅子を回転させて 先生と向き合う形になってしまう 『えっと、むり、むりです、』 「手を、離しなさい」 『だって、』 「何を隠しているんだ?何か勉強に必要ないものでも隠してるのか?」 『ちが、そうじゃなくて、 っぁ、』 また、ちょっとでた、 「だったら、見せなさい」 と、いわれ、 ゆっくり 左手から離す 「濡れているな、なんだ、それは」 『えっと、これは、』 「反対の手も離しなさい」 見られてる、 きっと離さなきゃ怒られちゃう なんにも、悪いものなんて持ってきてないのに 隠してないのに、と泣きそうになりながら ゆっくりと手を離した 「おや?グレーの制服が、黒くなってるな?濡れているようだが、なんだ?これは」 『えっと、あっあ、あ、っ』 手を離したのが行けなかった 今ままでせき止めていた物が無くなったから しょろろっと多めの量が零れて 急いでまた手で抑える 「こら、まだ隠していいとは言っていないぞ。なんで濡れているか言いなさい」 『お、おしっこ、てでちゃって、がまん、してるのに、ぁっあ、っ、ー、でてる、でてる、はせがわせんせ、でちゃ、でちゃってるぅ、』 もう、抑えても止められなかった いくら強く押えても 何度強くちんこを握りこんでも揉みしだいても 溢れ出したものは止まらなくて 溢れ出したそれは すぐにおれの手の間からこぼれて 椅子や制服の裾に流れて 伝って ばしゃばしゃと床に落ちていく 『ぁっ、あっ、ぜんぶ、でちゃっ、た、』 また、またおもらし してしまった、 今回は、ちゃんとトイレ行っていいって言われていたのに、 「まったく、悪い子だ」 と、はぁ、と熱い息を吐きながら言った先生だけど 先生もズボンの上からでもわかるくらい 勃起していて じゅうぶん悪い先生だとおれは思う  

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