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第9話(しずく)

仕事にもだいぶ慣れてきた この仕事をはじめて1ヶ月 週1ペースくらいで仕事が入って おれはとりあえず100万ためたら家も借りれるし バイト見つけるまでは貯金でどうにかできるし、と考えて目標金額を100万に設定していた そして、祈織さんの家に住ませてもらって 食費とかも朝晩はほとんどかからないから お金を使う機会も少なくて 以外に早くお金が貯まるんじゃないか、と思い始めていた 先月の仕事は全部で4回 基本プランが2回と コスプレの制服オプションが1回 あとは宮城様が指名してくれて 延長コースで漏らすまで耐久コースを入れてくれたから 見事に全部漏らしていた 宮城様の漏らすまで耐久コースは辛かった 延長した分だけ 給料はあがるのに おしっこしたくなっちゃうもんだから ちょっとでも延長料金欲しいからできるだけ我慢したいのともう出してすっきりしたいのせめぎあいで最後は半泣きだった 『祈織さん、お風呂どうぞ』 「んー」 と、夕食後テレビを見ていた祈織さんは 俺の声で風呂に向かった 1ヶ月くらい一緒に暮らしてみてわかったことがある あの人、祈織さんは意外に色々できない いや、しないだけかもしれないけど 料理もしないし 掃除もしない 出したら出しっぱなし まぁハウスキーパーさんがいるから そんな散らかったりはしてないけど でも、きっとおれが料理をしなかったら 外食がゼリー飲料で生きていくつもりなんだろうな 『あ、タオル』 と、タオルを置いとくのを忘れた事を思い出して タオルを持って脱衣所に行く 『祈織さん、タオル』 と、脱衣所を開けると 「タオルねえからどうしようかと思った」 と、既にお風呂から出ていた祈織さんは 全裸で立ち尽くしていた 『今出たとこ?』 「あぁ」 と、タオルを受け取って身体を拭き始めるから おれはちょっと恥ずかしくて 目線をそらした 祈織さん、細めだけど筋肉あるんだな、ちゃんと ちんこ、おれより大きかったし… いや、見るつもり無かったけど見えちゃったというか 『おれ、もどるから』 「んー」 と、祈織さんをおいて先にリビングに戻ってソファに座る しばらくすると 「ふぅ、」 と、ため息を吐きながら祈織さんが戻って来た 『おかえり、ってなんで裸なの』 「着替え出してなかったんだよ」 と、腰にタオルを巻いて裸のまま おれの隣に腰を下ろした 『ふ、服は』 「あつい」 『かぜ、ひくよ』 「持ってきて」 用意してからお風呂入りなよ、と思いながら 言われた通り祈織さんの着替えを取りに行く 『持ってきたよ』 「んー」 と、言いながらも 胡座をかいて 仕事か、ずっと携帯をいじっているからタオルの隙間から 祈織さんの物がチラチラ見えてる 『着ないの?』 「うるさい、ちょっと待って」 『……、』 と、怒られてしまったから 大人しく待つけど チラチラ見えるものが気になって仕方ない 「お前さっきからなにチラチラみてんの」 『…祈織さんがそんな格好してるからじゃん、気になるし』 と、いうと ペラ、とタオルをめくって見せてきた 『な!な、なにすんの!』 「いや、見てえのかなって」 『み!見たくないし!はやくパンツ履いて!』 と、いうと ふっ、と小さく笑ってパンツを履いた 『俺寝るから!早く服きなよ!』 と、言い残して布団にくるまって背中を向けた なんで、あんなことするんだよ からかってんのか? いや、そうだと思うけど 「あ、しずく。明日仕事入った」 『えええ、』 「17時から基本プランな。学校終わった頃に迎えに行くから」 『はーい、』 「詳細は明日話すから。おやすみ」 『おやすみ、祈織さんも早く寝なよ』 と、言った俺の言葉は無視された 早く寝ればいいのに

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