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第20話(しずく)

「どしたのそれ」 家に帰って脱衣所でパンツを洗っていると 後ろから覗き込んできた祈織さん 『えっと、ちょっと濡れちゃって』 はずかしい、 こんな、失敗の後見られちゃうなんて 「漏らしちゃったの?大丈夫?」 『えっと、ちょっと濡れちゃっただけ』 漏らしてない、ギリギリ間に合ったし 「ふーん、」 と、祈織さんはそのままキッチンの方に行った そして、手に何かを持って戻ってきて 「拭いてやるよ」 と、俺の前にしゃがんで 勢いよく俺のズボンをずり下げた 祈織さんが手に持っていたのは 濡らしたタオルで 「ズボンも濡れてるし」 『ひえっ』 「ノーパンじゃん」 『だっ、だって、パンツ…びしょびしょになっちゃったから…』 「足上げて」 と、言われて足を上げると ズボンを引き抜かれ 下半身が裸になってしまう 『い、祈織さん?おれ自分でできるよ、』 「いいよ、たまにはやってやる」 そういうと、きゅっとタオル越しに俺のちんこを包んだ 『ひえ、あつい、っ』 イケメンが、タオル越しとはいえ 俺の、ちんこ、掴んでる、 「熱い?」 と、1度離してタオルを振って少し冷ます そして、もう一度俺の股間を包んだ 「どう?」 『ちょうど、いい』 なんで、こんなことしてくれるんだろ よくわかんないけど ごしごし、とタオル越しにこすられて 祈織さんがおれのちんこ擦ってるという事実に 興奮してしまう 全然、気持ちよくさせるとかそういうような擦り方じゃない 濡れてしまったものを綺麗にするだけの拭き方だったけど 無意識か、タオルで先っぽの方も こすこすと擦られると ゾワゾワとした物がお腹の奥、 腰の辺りで渦巻く 『な、なんで、こんなこと、してくれるんですか?』 「んー?俺今日休みで暇なんだよね」 と、暇つぶしだったらしい でも、鼻歌でも歌いそうなくらいご機嫌な顔をしていた ぴくぴく、と少し反応してきたタイミングで 擦るのをやめられて 玉をタオルで包まれる 『っ、』 ふにふに、とそのままタオルで拭かれ 続いて脚の間に祈織さんの手が入ってきて お尻の方まで綺麗に拭いてくれる ちんこ、ちょっとたっちゃった…… 祈織さん目の前にいるから絶対気付いているのに なんにも言わなくて おしりの割れ目の所もタオルで拭いてくれて 後ろの窄まりも こしこし、とタオルで擦られると 緊張してぷるぷるしてしまう 「気持ちいい?」 『え、あ、それは…!』 「おもらしのあと、拭いてもらうの気持ちいい?」 『そ、そんないじわる、』 「いじわるじゃないよ、聞いてるだけ」 そっち? おれ、ちんこ、擦られるの気持ちいいって聞かれたと思ったのに それはもう、きもちいい、 どっちもきもちいいけど、 そんなことを考えている間に 「はい、できた」 と、あっさり祈織さんの手は離れていき 俺の半勃ちになった物は 気付いていないはずないのに無視して 新しいパンツとズボンを履かせてくれる 『あ、ありがとう』 「うん。間に合ってよかったな」 と、祈織さんはにっこりと笑って言った あれ、なんなの?なんでこんなにご機嫌なの? 「しずく、今日みなちゃん来たから昼飯あるよ」 『あ、く、食う』 「んー、じゃあそれ終わったらおいで。あっためておくから」 『うん』 と、返事をした ちなみに みなちゃんとは ハウスキーパーの田中さんの事で もう結構なおばちゃんだけど 祈織さんは付き合いが長いみたいで 仲良しだった なんつーか、お母さんみたいな感じ 田中さん来たからご機嫌なのかな、祈織さん 自分の汚したものを洗い終わり 洗濯機に入れて回し始めると ようやくおれは昼ごはんを食べに向かった 腹減ったあ 今日の昼飯は肉じゃがだった 家庭的。 うまそう、と 「いただきます」 『いただきます』 と、祈織さんに続いて言って 肉じゃがを口に運んだ うん、家庭的な味うまい お袋の味ってやつかな 『祈織さん田中さんと仲いいの?』 「うん、まぁ普通。付き合い長いから」 『どれくらい前から知り合いなの?』 「えええ、あー、もう10年くらいか?」 『なが、なんで?』 「引っ越す前の家の時からみなちゃんだったし」 と、祈織さんは言った 確か祈織さんの年齢は29歳で その頃からハウスキーパー雇うくらい 祈織さん金あったのかな? いや、金ないからこの仕事始めたって言ってたしな? 『んんん?』 「は?なに?」 『いや、ちょっと計算が合わなくて』 「なんの?」 『祈織さんの年齢?』 「は?普通に29だよ」 『だよね?』 あれー、よくわかんないけど肉じゃが美味いからいいや 『ねえ、祈織さんサ〇ウェイ以外に好きな食べ物ないの?』 「あるよ、色々」 『なに?』 「んー、ナポリタン?とかオムライス?」 『洋食派?』 「カレーもまぁ好き」 『ふうん、…おれこんど祈織さんの好きな物作りたいな』 「んー、じゃあなんだっけあれ、」 『あれ?』 「シャーマンキ〇グ?」 『んんん?』 なんだ、それ シーチキンマヨネーズ的なものかな? 祈織さん、ご飯だけは炊けるみたいだし そっか、今シーチキンマヨネーズのおにぎりコンビニでもあるもんな 好きな食べ物聞いて サブウ〇イって店名出すぐらいだから シーチキンマヨネーズのおにぎりも好きそうだよな そしたら、俺も今度作ろっかな

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