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第23話(しずく)

「つむ、なにやってんの?」 『いや、むらむらしちゃって』 「ふーん、まいっか…今何時」 『は、え?5じくらい』 「ふーん、じゃあまだ寝れるな」 と、祈織さんはサラッと流して また布団に横になった いや、おれの寝床… そして祈織さんの足元 おれの精液でぐちょぐちょだけどいいの? と、思ったけど 相当疲れているらしい祈織さんは もううとうとしていた まぁいいや、と腹とかちんことかとりあえず拭いておれも横になると 後ろから祈織さんの腕が回ってきて おれのことを抱きしめてくれた わぁ、あつい、 「しずくぅ、…」 と、耳元で俺の名前まで呼んでくれる 祈織さん!っとちょっとドキドキしていると 「おまえ、あしたしごとはいったから……9じに、おこしてぇ」 と、言い残し眠ってしまった え!なに!仕事入ったって! え!詳しく話してよ! けど、祈織さんからはもうゆっくりな寝息が聞こえてきて たまに鼻がすぴ、と鳴るのがかわいい くそう、イケメンずるうい なにやっても許されるんだから くそう、と思いながら 俺は言われたとおり9時にアラームをかけて しぶしぶもう一度寝ることにした けたたましいアラームの音で再び目を覚ました なんか狭かったし仕事って言われたのが気になってよく寝れなかった そして、祈織さん おれにめちゃくちゃちんこ押し付けてるし ぐりぐりされてるし まだ寝てる祈織さんの顔の近くにアラームを持っていくと 眉間にシワを寄せてアラームを止めた 「うっさ、」 『いおりさん、おはよう』 「んー、あ、ぁ、」 と、祈織さんは俺の顔も見ないでのそのそ起き上がって どっかに行ってしまう そしてすぐにトイレが流れる音が聞こえたからトイレだったらしい 「もらすかとおもった。あぶね」 と、言いながら戻ってきて はだけたシャツとマイクロボクサーというなんともいやらしい格好のままソファーに座る 「あー、だる」 と、テレビを付けてまだ眠そうな顔でテレビに視線を送っていて おれのこと見えてんのかなってぐらい のそのそしてる、 俺も起きよ、とシーツを剥がして布団を畳む しばらくして 「シャワー浴びてこよ」 と、立ち上がった祈織さんのおパンツは さっきは気づかなかったけど ほんとうにちょぴっと湿っていた 1円玉くらいのシミだ、 ちょっとでちゃったんですね だから寝ながらおれにあんなちんこ押し付けてたんですね あのまま起こさなかったら 祈織さんおもらししたのかなってちょっと気になった だって、イケメンのおもらしだし ちゃんとした大人のおもらしだし バイトとはいえ 無理やりやっているとはいえ こういう仕事してるんだから そりゃきになるじゃん と、考えたところで今日仕事だったと言われたのを思い出してちょっと憂鬱になる 『はぁあ』 とりあえず顔洗ってなんか朝飯つくろ 適当に朝飯作って オレンジジュースを入れて飲んでると 「おー、なに、作ったの?」 と、腰にタオルを巻いただけの祈織さんが出てくる 『作った、祈織さんのも』 「んー。くう。しずく、コーヒーのむ?入れるけど」 と、祈織さんの全裸クッキングは始まっていた 裸エプロンじゃなくて ただの裸だ まぁタオル巻いてるけど 『えっと、コーヒー、』 のんだら おしっこ、したくなっちゃうから と、思ったけど 「俺、米炊くのとコーヒーいれんのはうまいけど」 『の、のむ』 と、いうと にっこりと笑ってコーヒーを入れてくれた 『祈織さん、服着ないの』 「着るよ、そのうち」 と、祈織さんは2人分のコーヒーを持ってきて 全裸のまま食卓についた 多分テーブルのした覗いたら タオルをの隙間から祈織さんのちんこみえる 「いやらしい事考えてんの?」 『は、な、なにが!』 「別に」 と、祈織さんは豚汁をすすった 「あれ、これみなちゃんが作ったやつ?」 『うん、昨日作っていってくれたんだけど祈織さん食べなかったじゃん、夕ご飯うちで』 「あー、そうだ、つむ、おにぎりくったよ」 『食べてくれたんだ!どうだった?どれがおいしかった?』 祈織さんのリクエストのシーチキンマヨだよ!と 祈織さんの顔を見る 「んー、…ふりかけ?」 『えええ』 「なに、それ」 『だって、』 「おれご飯色ついてる感じのやつの方が好きだし」 『えええ、なんで。おれ頑張ってシーチキンマヨしたじゃん!祈織さんが食べたいって言ってたヤツ』 「ええ?俺そんな事言ってねえだろ」 ほら、飲みなさい、と 祈織さんはコーヒーを進めてくれるから 口をつけた 確かに自分で上手って言ってるだけあってコーヒーうまい 『聞いたじゃん!今度何作って欲しいって』 「あー、おれシーチキンマヨなんて言ってねえだろ?」 『いったし!…あれ?いった?』 「俺作って欲しいのシャ〇マンキングだし」 『それ!それだよ!それなに、シーチキンマヨじゃないの?』 「なにって聞かれてもシャーマンキ〇グはシャーマン〇ングだし」 『なにそれ、知らないそんな料理おれ』 「食ったことねえの?」 『ない、しらない』 「ふーん、」 と、祈織さんは豚汁をすすった 『どんな料理なの?』 「ええ?じゃがいもと、ベーコンと、玉ねぎの炒めてるやつ」 『…………ジャーマンポテト?』 「あー、それ」 『全然ちげーじゃん!』 「だいたいいっしょじゃん」 ごちそうさま、と豚汁を食べて コーヒーを飲み終わった祈織さんは ようやく服を着るようで 下着の棚に向かっていった なんだよ、シーチキンマヨ がんばったのに よし、今度はジャーマンポテトだな、 頑張るか と、考えていた時だ 何やらインターホンがなった 『祈織さん、誰か来た』 「えー、出といて」 と、言われて出ると宅急便屋さんで 速達です!と 大きさの割に軽い荷物を渡された 『祈織さんーなんか届いた、誰から?』 と、宛名をちらっと見たが アマ〇ンさんとか楽〇さんとかではなさそうな 人名だった 「えええ?……げ」 『え?なに?』 と、祈織さんはすぐにその包みを開けた 「…枕、」 抱き枕だ、大きな 祈織さんが持ってるやつと似てる 『何で枕?』 「…社長からだよ」 『社長から?』 なんで枕なんて 届いたんだろ 会社の慰労の品かなんかかな 祈織さんめちゃくちゃ働いてるから休め的な 「しずくにあげる」 『え?なんで?いいの?』 「うん。おれこの前買ったやつあるし」 『買ったばっかりだもんね』 もらっていいのかな、と思いながらも 祈織さんのベッドはすでに抱き枕2つあるから もう置くところがないだろうし ありがたく貰うことにした まぁ欲を言えば祈織さんの匂いが染み付いた枕が欲しかったけど やったー、と布団のところに枕を片付けた 「………なぁ、お前、最近あのガタイいいおっさんとあった?」 片付けてリビングに戻ると 祈織さんはなぜかそんなことを聞いてきたから 『会ったよ、昨日。祈織さんにタブレットとお弁当届けに行った時に。なんか帰るタイミング一緒だからって、家まで送ってくれた』 「ふーん、……何話したの?」 『えええ?なんだっけな、祈織さんの事とか、かな。この前お買い物言ったこととか』 「ふー、ん……」 と、祈織さんは言った どうしたんだろ、 急にガタイいいおっさんの事聞いてくるって あ、もしかして昨日 ガタイいいおっさんと祈織さんのお休み少ない話ししちゃったからかな? そのせいで伝わっちゃったのかな、社長に。 あのガタイいいおっさんえらい人って言ってたし あとで祈織さんに謝っとこ…

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