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第42話(しずく)

ぐちゅんぐちゅん、と自分の中心をこすっていた 早く着替えたいのに 早くお風呂に入らなきゃ 祈織さんが起きてきちゃうのに 我慢できなくて びしょ濡れの下半身のまま 情けなく自分の下半身をこすっていた 『っぁ、ぁぁあ、いくっ、っっん、はぁ、っ』 と、3回目の精液を出したときだ 「なにやってんの、びしょ濡れで」 と、その声で顔を上げた 『い、いおりさん……いつから、』 「いや、今だけど。なに、おねしょしちゃったの?」 見られてしまった おねしょして 下半身びしょ濡れなのに 我慢できなくて こんな所で、おなにーしてるところ 『えっと、……うん、』 「冷えるから風呂でやれば?」 と、俺の腕を引いて立たせてくる あれ、案外反応うすい 『い、いおりさん、おれ、おねしょしちゃって、』 「うん、見たらわかる」 と、祈織さんは しばらく俺の事をじっと見たあと おれが甘えたくなっている事に気付いたのか 腕を引いて お風呂の方に向かった 「最近仕事してなかったのに漏らすの珍しいね。体調わるい?」 と、励ましてくれているのか 心配してくれる 『わるく、ない』 「そっか、」 と、お風呂でおれの服を脱がせてくれて びしょ濡れのスウェットとパンツを床に落とすから ぺしょ、と情けない音がした シャワーを出してくれて 先に精液塗れの手にお湯をかけてくれる 「夢精もした?下着に精液ついてんね」 『えっと、うん』 「どした?元気ないな、おまえ。やっぱり具合わるい?」 『……おれ、おもらししたのきもちよくて。いっちゃって、』 「ふーん、変態じゃん」 と、祈織さんは 特に気にする様子もなくそう言って 俺の下半身にシャワーでお湯をかけてくれる 「ほら、背中も濡れてんだから服脱ぎな」 『えっと、うん』 と、言われた通り服を脱ぐと じ、と目を見られる 『な、に?』 「後ろ向いて」 『うん、』 と、祈織さんにおしりを向けると 背中からシャワーで流してくれて シャワーを止め ボディーソープを手でおれの体に塗ってくるから ヌルヌルする、 祈織さんの手が おれのおしり、触ってる さっきまで散々おなにーしてたのに 祈織さんに触られてると思うと またぴくぴくとちんこは上を向き始めて 祈織さんに向きを変えられて 祈織さんの方を向いたら おれの勃起したちんこが祈織さんの目の前に晒されてしまう 「なんで勃起してるの?」 『だってえ、』 ヌルッとした手が今度は俺の下腹を 洗い始めたから 腰を揺らして祈織さんの腕に先っぽを擦り付けた 「ちょっと、つむ」 『だって、』 「洗うだけだよ」 と、おれのちんこを手のひらで包んだ する、と洗うためだけに 1度手が滑り 『ぁっ、』 すぐに手が離れていって 名残惜しくて腰を揺らすけど 祈織さんは おれのちんこは無視して 太ももの間も手で洗ってくれる 『祈織さん、さわって』 「やだ、時間ないから」 と、ボディーソープで洗い終えると シャワーで流される 『ぅえぇん、やだ、さわって。いおりさん、ねえ、』 と、情けなく涙が流れた 「なに、どうしたの?」 『だって、きもちよく、して欲しいんだもん』 悲しかった、 何が悲しいかわからないのに 涙がボロボロと零れて 祈織さんはおれの下半身をシャワーで流し終えると ため息を吐いて おれをバスタブの縁に座らせた 『いおりさん、』 「ちょっとだけだよ、時間ないから」 と、いうと ちゅ、とおれのちんこの先っぽに やわらかいものが当たる そして にゅるっとした物がおれのちんこを這って れろれろ、とそのにゅるにゅるが動く 状況がよくわからなかった でも、気持ちよすぎるとだけはわかって びくっびくっと腰が震えてしまう そして 遅れて祈織さんがおれのちんこを舐めているという事がわかった 『っひっ、ぁぅう、ぁあっ、』 「つむ、気持ちいい?」 と、1度口を離して聞いてくる 『き、きもちいい、』 「ふは、そっか」 と、笑って また俺のものを咥えた 『ひぁっ、ぁっだめっ、んんんっ』 あったかいのに包まれてる、 だめ、 気持ちよすぎてすぐいっちゃう まだいったら、もったいない 祈織さんがしゃぶってくれてるのに れろれろ、と 祈織さんの口の中でベロが動いてる 先っぽ、擦られてる、 そんなの、おれには強すぎる刺激で 『だ、や、いっっ、ちゃうぅ、っっんん』 いっちゃう、でちゃう、と伝えたのに離してくれなくて ビクンっと祈織さんの口の中で俺のものが跳ねた そして どろ、ととしたものが溢れ出す 「んっ、」 と、祈織さんは口を離して 俺の目を見ながら口を開ける 祈織さんの口の中には 白い物がベッタリとくっついていて べろ、と白いものがのった舌をおれに見せつけた そして、舌の先から とろ、とおれのちんこに 祈織さんのよだれとおれの精液が混ざったものを垂らす 「つむ、きもちよかった?」 『きもちよかった、ぁ、』 「つむぎのおもらしちんぽ、白くてえっちになったね」 と、言う祈織さんの方が おれなんかより めちゃくちゃえっちだ 「つかお前やっぱり顔赤くね?熱あんじゃないの?ちんぽも熱かったし」 『い、おりさんが、えっちすぎる、』 そんなの、逆上せる、 そう思った瞬間 ポタリ、と太ももにぬるい液体が垂れた 『あれ、あかい、』 「鼻血じゃん」 『え、鼻血?なんで、え?』 と、鼻を触ると手が真っ赤になった 「あー、もう、なにやってんの、」 と、いおりさんはどっか行ってしまって どうしよ、と思ってたら すぐに戻ってきて 「ほら」 と、ティッシュを箱ごと渡され それで鼻を抑えると 祈織さんは俺の下半身を流してくれて タオルで拭いてくれる 「つむ、大丈夫?」 と、目の前で祈織さんがしゃがんで覗き込んで聞いてくる あれ、祈織さん、 顔、良すぎでしょ………

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