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第44話(しずく)

『おもい、ねえ、おもいいい』 目を覚ますと 祈織さんがおれの上で寝ていて 重くてどいてって言ってるのに 寝ていてどいてくれなくて 泣きそうになっていた 熱いい、すげえ汗かいちゃってる 汗くさいかも、 『うぇえん、祈織さん!おりて!ねえええ』 「うるさいなぁ、…んんん、」 と、目を擦りながら起き上がって ようやくおれは解放された 『ふぃい、重かった、』 「何泣いてんの」 『祈織さんがおもくしたんじゃん、』 「だから泣いてんの?かわいそう」 と、他人事のように 俺の頭をなでなでしてくれて 「熱下がったかな?」 と、おれのおでこを触った 「んんん、下がった気がする」 『熱くないけど、あたまぐるぐるする』 「下がってるかな?ほら、飲んどきな」 と、飲み物もくれる 「んんん、起きようかな」 と、伸びをして ソファから降りた祈織さん おれはまだここから動けそうにないのに、 ぐすぐす、と泣いていると 「どした、何泣いてんの?」 『汗かいてきもちわるいし、まだだるいんだもん』 「お風呂はいる?一緒に」 『一緒に?』 「お前と寝てたら俺まで汗かいた」 『祈織さんが、』 と、泣いているおれの顔を祈織さんが手でぐしっと拭いてくれた 「泣きすぎ」 『いおりさん、』 「ほら、鼻かみな」 と、ティッシュで鼻を覆ってくれるから すびぃ、と鼻をかむ 『あ、』 「あ、」 鼻をかんでティッシュを離した時だ ぼたぼた、と赤い液体が 俺の鼻から流れた 『はなぢ、んぐ、』 鼻血出た、と言い終わる前に 祈織さんが新しいティッシュで鼻を抑えてくれた 「あぁ、またか。ほんとお前は」 『…ごめんなひゃい』 なんで鼻血なんて出ちゃうんだろう、と 自分で鼻を抑えていると 祈織さんは隣に腰掛けて頭を撫でてくれた 「大人しくしときな」 と、祈織さんは俺の頭を撫でて 部屋から出ていってしまう 1人でお風呂入るのかな バシャバシャと水の音が聞こえてきたから お風呂に入ってるのかも、 しかし、しばらくすると 「汗拭いてあげる」 と、戻ってきた祈織さんの手には 洗面器とお湯とタオル あ、鼻血、止まった 「汗まみれだからね」 ぐしぐし、と頭から あったかいタオルで拭いてくれて 犬になった気分だ 「バンザイ」 と、言われて手を上げると 服を脱がされて 上半身も拭いてくれる 祈織さんが近い、 祈織さんの匂いする、と 俺の身体を拭いてくれる祈織さんの匂いを嗅ぐ うーん、祈織さんの汗のにおいする いいにおいするぅ、 『祈織さん、祈織さん』 と、祈織さんを呼んで首に抱きつくと 背中を拭いてくれて おれは存分に祈織さんの匂いを堪能した 祈織さんの匂いでいっぱいになってクラクラする また、鼻血でそ… 「……つむ、匂い嗅がないで」 『祈織さんいいにおいすんだもん』 「汗臭いじゃん。まだシャワー浴びてないんだけど」 ふすふす、と祈織さんの首筋で呼吸すると いっぱい祈織さんの匂い入ってくる べろ、と祈織さんの首に舌を這わすと ちょっとしょっぱくて 「ばか、やめろ、」 『だってえ、』 「お前は本能の赴くままだね。寝て泣いて鼻血だして俺の事舐めて」 『わざとじゃないのに』 「舐めたのはわざとじゃん」 ほら、離して、と 祈織さんはおれの背中を叩くから 首から手を離すと 下もおむつごと全部ぬがせてくれた 「なんで勃たせんの?さっきフェラしてあげたじゃん」 『祈織さんの匂い嗅いでたら…』 「相変わらず変態だね、つむは」 と、たっているおれのものは無視して おしりから身体を拭いてくれる タオルが、 おれのおしりの奥の恥ずかしいところ 擦ってる、 タオル越しに祈織さんの手が擦ってる、 そう考えると 更にピクピク、とおれの物は反応して とろり、と透明な液体をこぼした 「ちょっと、つむ。せっかく拭いてんだけど」 『ご、ごめんなさい、だってえ』 「拭いてあげないよ?」 と、前に回ってきた手は 俺の太ももの内側も拭いて もうちょっとでおれの中心にくる、 しゅ、と玉の下を掠める手に 期待が膨らんでしまう とろ、とろ、と溢れ出した物は ポタリ、と祈織さんの腕に垂れた 『ぅえぇん、…ふぅ、っはぁっ』 「泣いてんじゃん、」 『だってえ、ぐすぅっ、』 「鼻血また出るから1回落ち着きな」 と、祈織さんは手を離しておれの隣に腰を下ろした けど、落ち着けなくて、 そんなおれを煽ってるのか 祈織さんは 暑い、と服の上を脱ぐから 祈織さんの乳首が目の端にチラチラうつる 祈織さん、ずるい、 わざとじゃん… 『いおりさんん、』 「落ち着いた?」 『落ち着くわけ、ないじゃん』 「なんでよ、」 『いおりさんがえっちじゃん』 と、祈織さんの上に裸のまま跨って くんくん、と首筋の匂いを嗅ぐ んんん、いいにおいすぎるぅ、 おれ、祈織さんの匂い好きすぎる 『っはぁ、っはぁっ、んん、』 ちゅぱちゅぱ、と鎖骨にも吸い付いて コリコリと歯を立てる 「ん、っぁ、っちょっと、、つむ」 いいにおい、 べろ、と祈織さんの鎖骨を舐めていると 腰が勝手に動いちゃって くちゅくちゅ、と下の方で音がする 祈織さんのお腹に擦り付けちゃってる、 きもちいい、 『んんっ、きもちいいっんんっ、はぁ、ぁっ』 「ちょっと、やめて、つむ、」 『だってえ、』 ちゅぱちゅぱ、と吸いながらも 腰はとまらなくて 指先がぷにゅ、と何かを掠めた 「っぁっ、ちょ、」 ピクっと祈織さんの身体が跳ねたから 1度口を離して手元を見ると 『ちくび、いおりさんの、ちくび』 ぷにぷにしてる、 ぷにゅぷにゅ、と人差し指で潰していると こり、こり、と次第に硬さを増すそれ 「ちょっぁっんんんっ、やめてって、つむ、だめっ」 『こりこりしてる、祈織さんの、ちくび』 くりくりと指で転がすと 祈織さんのちくびは ビンビンになっていて おいしそうで ちゅぷ、とそれを口に含む 「ちょ、やだ、ぁっ、んん、っ」 気持ちよさそう、祈織さん ちゅうちゅう、と乳首を吸っていると 祈織さんの腰が動いて ゴリゴリと下から硬いものがおれのおしりに擦り付けられる 『んんん、ごりごりしてるう、』 ゴリゴリと、下から玉の裏を擦られてきもちいい おれ、女にされそう ちんこキュンキュンしちゃう、 ちゅるちゅるとちくびを吸うと 祈織さんは自分の手で反対側の乳首を摘む 『ぎゅってするの、すきなの?』 「きもちいい、すき、んんっ、」 くにゅくにゅっと、自分で自分でちくびを潰して 爪を立てた 『いおりさん、きもちよくなってるぅ、っ』 おれもいおりさんのこと気持ちよくしてあげなきゃ、とかり、とちくびを噛んだ そして、そのまま舌の先で つんつんとちくびをつっつく 「い、やっ、!やめろって、んんっ」 ビクンっといおりさんの身体が跳ねた そして、 じわ、とおしりの下が熱くなる 『あ、んんっ、いおりさん、いっちゃったの?』 「はぁっ、んん、ばか、やろ、…」 と、言いながら祈織さんは おれのちんこをぎゅ、と掴んだ 『た、やだ、ぁっ、』 「いかせてやんねえ、つむのばか」 と、おれの肩にくてん、と頭を乗せた はああ、と首元で息をされるから 背筋にぞくぞくしたものが走った 「はぁあ、……きもちよかった」 と、耳元でポツリとつぶやく ぞわわわっと耳から背筋に何かが走った えろすぎるぅ、祈織さん えろすぎるぅ

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