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101 みんな同じ

 ホテルの寝衣を乱暴に剥ぎ取ると、そのまま剛毅に馬乗りになり頬を叩く。いきなり乱暴に扱われ頬まで叩かれては流石に剛毅も腹を立て「何すんだよ!」と声を荒らげ抵抗した。  そんなもの、いつものことだと俺は気にせず、剛毅に「セックスしてえんだろ?」と問い、暴れる足を押さえながら予め持って来ていた小さなハサミで剛毅の下着を切り乱暴に脱がした。 「は? なんだよそれ! 痛え……」 「怪我したくなかったら……大人しくできるよな?」  既に剛毅の太腿に薄ら血が滲んでいた。体育教師だと言っていただけあって力は強く、暴れた時に少し切ってしまったらしい。それでも俺が見せつけたハサミに怖気付いたのか大人しくなった。  そうこなくっちゃ……  剛毅は俺の言う通りに大人しく両手首を拘束され、身を委ねる。何だかんだ言ったってこういった強引なプレイも好きなのか、剛毅の若い滾りは熱をもち萎える事なく十分に勃起していた。 「こういうのもたまにはいいだろ?」  そう言って俺は剛毅の内腿にキスをした。興奮からなのか怒りからなのかはわからない。頬を赤く染め真一文字に結んだ唇を無理やり指でこじ開け俺はその舌を掴む。指を突っ込み口内を犯していると涎とともに睨みつける瞳から涙も溢れた。 「ひゃだ……あっ……やめて……や……ら」  俺の指を時折舐めながらイヤイヤと首を振る。嫌がっている割には上顎を少し撫ぜただけで堪らないといった顔を見せる。 「ここな……そう、ここ……擦られると意外に気持ちいんだよな。ほら……意識するともっと快くなるだろ? ん? そんなに嫌だったら俺の指、噛んでもいいぞ」  涙目で何かを言いたげな顔をした剛毅が俺の指をしゃぶりながら軽く噛む。  俺は力一杯齧られたっていいと本気で思うのに、それでも今のコイツみたいに遠慮がちに噛んでくるのがほとんどで物足りない。反面、こんな事をされても尚、物欲しそうな表情を見せてくるのが俺にとっては嬉しい事でこの上なく快感だった。 「ほら、足開け」  剛毅は抵抗心からなのか素直に言うことを聞かず、俺から顔を逸らし相変わらず口は真一文字に結んだまま。 「また口ん中突っ込まれたいの?」  剛毅の頬をぐっと掴み無理やりその口を抉じ開けようとすると、諦めたのか大人しく足を開き腰を浮かせた。 「………… 」 「少しは声出せよ」  幾分解れてきたそこに俺は自身の滾るものを押し当てる。剛毅はその瞬間、期待をするような目で俺を見た。  ほら──  どんなに自分を装ったところで欲には抗えない。酷い扱いをされても結局はこうやって快感を与えてくれる奴にみっともなく足を開くんだ。俺に縋って「早く挿れろ」と言わんばかりにジッと見つめる。さっきまであんなにも嫌そうに声ひとつ出さなかったくせに…… 「俺のが欲しい?」 「………… 」 「言えよ。挿れてくださいって」  焦らすように剛毅のアナル付近をわざと突く。そっと触れては意地悪く離れ、剛毅の表情を見て反応を試した。

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