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第11話 記憶<眠る天使の傍ら ロウ>

「 ぁっ。やあっ。」  ある日、さすがに心配で、レイが眠った後レイの寝室へと入った。レイは、涙を零しながら嬌声に近い悲鳴を上げている。 「ふぅっ。ううっ。」  苦しそうに呻くレイをじっと見つめる。相変わらず美しい白銀の髪と、それ同様に雪のように白い肌が部屋の中に僅かに零れ入る光を反射してきらきらと光っている。 「……レイ、好きだよ。」  瞳から零れる涙を拭ってやってから身体を震わせるレイに寄り添い、ひっそりと胸の奥を痛めた。

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