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第11話

新しいベッドが届いたから シバが風呂に入っている間に 普通のシーツの下におねしょシーツを敷いた せっかくの新品のベッドをまた汚されたらたまらない そして、今日はもうひとつ用意がある 「シバ、もう寝るか?」 と、風呂上がりリビングの床に枕と一緒に転がっていたシバを上から見下ろすと シバは寝返りをうって俺の方を向いた 『まぁ、寝るけど』 「ふうん、」 と、俺はしゃがみそのまま寝ているシバのスウェットと下着を下ろす 『……は?』 と、最初は何をやっているのか分からなかったのだろうけど 素肌が外気に晒されたところで違和感を感じたのかがばりと起き上がった 『な、な。なに』 「いや、これ履かせとこうと思って」 と、おむつを広げて見せる 「まさかなんかやられると思ったか?やんねえよ」 と、伝え 足からスウェットと下着をまとめて引き抜く 『いや、おかしいだろ!なんだよ!履かねえよ!』 と、シバはバタバタと暴れ 下半身裸のまま スウェットの上を伸ばして自分の股間を隠し 俺から後ずさる 「は?なんで?」 『なんでって、そもそもなんで履かなきゃなんねえんだよ』 「だってお前、今日漏らしただろ」 『てめえが閉じ込めたからだろ!閉じ込められなきゃちゃんと便所にだって行けたんだよ!』 「あー、うん。別に責めてねえ」 『だったら履かねえし』 「じゃなくてな。ヤナギいるだろ、あいつ真面目だから色々調べてくれんだけどよ」 『あ?なんだ、いきなり』 「大人が、トイレ意外で漏らすと、身体のリミッターがちょっと狂っておねしょしちまう場合があるんだって」 『そ、そんなの、平気だし』 「わかんねえだろ。だから念の為履かせとこうかと思って。せっかくベッド新しくしたし」 『…おれソファで寝るから関係ねえし』 「なんだよ、せっかくの大きいベッドに変えたんだから一緒に寝ようぜ、おむつ履いて」 『やだって言ってんじゃん、履かないからこっちで寝る』 「いや、ソファも汚されたら困るし普通に履けよ」 『やだって』 「飼い主の言うことは聞け」 『……やだ、おれだってもう大人だし』 と、プライドが許さないのか一向に了承しないシバ こうなったら 「じゃあ履かなくてもし漏らしたらどうすんの」 『漏らさないって』 「せっかく枕届いたのにな。抱き枕なのに抱きついたら汚しちまうかもしんねえし抱きつけないな?あーあ、せっかく買ったのになー。まあ汚しちまったらお前も悲しいだろうしな」 『………』 まぁ、漏らさないなら問題ないのだが しかしシバは ここ最近の自分の失敗のせいか 漏らさない、と言いきれなくて ちら、とおむつを見た 「ヤナギが用意しといてくれたんだぜ。たっぷり吸収で朝まで安心。それにここには俺とお前しかいない。誰かに見られる訳でもない」 『………履かせろよ、』 と、観念したのか ほら、と片足を上げて オムツを通すように促してくる 「シバは偉いなあ」 と、いうと ちょっと背筋をぷるぷると震わせ 恥ずかしそうに目を逸らした オムツをシバの腰までしっかり上げて 足の付け根から股のところに指を入れてしっかりとギャザーを立ててやると シバは顔を赤くして蹴ってきた 『や、やめろよ、そんなん!』 「漏れたら意味ねえだろ」 『うるさい』 と、早々にスウェットを履き直し オムツを隠すシバ 朝までたっぷり吸収だからか もこもこしていて スウェット越しでも少しおしりが膨らんでいるのがわかる だせえ ださくて最高にかわいい 「よし、シバ。寝るか。ベッド行こうぜ」 と、いうとシバは渋々ついてきて せっかく同じベッドで寝ているというのに 抱き枕に抱きついて 完全に背中を俺に向けて寝てるから まぁ多少なりとも残念に感じた まぁ、別にそんな期待もしてねえけど。 -------------------------------- 補足 柳瀬翔太郎(25) 通称ヤナギ 身長174cm こんな仕事をしているがくそ真面目で コミュ力高い陽キャ 見た目はチャラ男風だけど 気が利く。単純にいい子。 出来る子。苦労人系。 社長とは仕事関連で 2・3年くらいの知り合い 経理とかそこら編メインで担当

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