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第20話

思ったよりよく食ったな 大量に作ってしまったカレーは思ったより残り少なくなっていて 大きめの器に移して冷蔵庫に片付けた 『んんん、食いすぎた。くるしい』 「加減しろよ。寝とけよ」 と、いうとシバは床に寝転がった 腹が膨れて食欲が満足したら睡眠欲か、 うとうとし始めたシバは そのまま床で丸くなる 『んんん、ねむい』 「寝るならベッドでも行けよ」 『そんなほんかくてきに、ねたくねえ』 まぁ食後の微睡みと言うやつだろうか 「床だと冷えるぞ」 熱下がったばっかりなんだから、と 伝えると シバは渋々立ち上がり 抱っこ、とでも言うようにソファに座る俺の上に座り体重を預けてくる 「重いんだけど」 『なんかに、くっつからないと、ねられね…』 本格的にうとうとしだしたシバ 重い 寝るなら降りろよ 俺は抱き枕の代わりか もういいか、とテレビをつけゆっくりとシバの背中の辺りを撫でてやる だいぶ懐いたな、こいつ まぁ、治療とはいえ尻に指を入れた仲だ そりゃ懐くか よしよし、と無意識に背中をさすっていたら いつの間にか 耳元で聴こえるシバの息は 深い寝息に変わっていた 「シバ…寝た?」 と、聞いても反応が無いから 本格的に寝るつもりは無いと言っていた割には爆睡だろう 寝て、 体中から力が抜けているシバは重くて ベッドに運ぶか ソファに寝させるか迷っていた時だ 『んん、っ』 と、シバがすこし身動ぎをした シバを下ろそうとした事がバレたのか 寝にくかったのか もぞもぞ、と少し動いてから止まった ここが寝やすいのか? と、思ったのもつかの間 『ん、…っ』 シバが熱い息をもらして 眉間にシワを寄せた なんだか顔も赤い気がする 食ってすぐ寝たから 腹が痛くなったのか それでも起きる気配の無いシバ 腹は俺に密着しているから 腰のあたりをさすってやる さすさす、とゆっくり 温めるようにさすっていくと 少し楽になったのか シバの身体から力が抜けていく感じがした そして ぷる、と小さく身体を震わせ じんわり、と温かさを感じる俺の股間 「あ!」 と、俺が気付いた時にはもう遅く シバの股間から溢れ出した水がどんどん俺に染みてくる 「あぁ、くそっ」 忘れてた こいつ今膀胱ゆっるゆるなんだよ それにカレーが辛かったからたくさん水を飲んでいた 「ぁー、もう」 最初はじんわりと染みてくる感じだったのに しょろしょろしょろ、と次第に音をさせて 水の量が増えていく ぴく、ぴく、と少しだけ身体を震わせ シバの眉間からシワが無くなっていく すっげえ気持ちよさそうな顔してんな、こいつ はぁ、と寝ながら息を吐いたシバ 気持ちよかったんだろうな シバの身体からは完全に力が抜け ぷるぷる、と再び身体を震わせた 俺のソファが… クリーニングとかでどうにかなんのか、これ 「シバ、シバ…起きろ」 と、シバの背中を軽く叩いて起こす 『…ん、や、やだ、』 「シバ、濡れてんだろ、起きろって」 『ぬれ…、?あれ、』 「目覚めたか?」 『…なんで、』 「漏らしたんだろ、俺の上で」 『…おれが、』 と、理解できないのか シバはそのまま動こうとしない 「シバ、ほら降りろ」 と、言うが 『やだ、降りない』 と、シバは俺の首に抱きついた 「は?」 シバの漏らしたもので濡れている俺の腹とシバの股間が更に密着して びしゃっと音を立てた 『見るな、濡れてるところ』 「見なくてもわかってっから」 『…連れてって、風呂』 「は?なんでだよ」 『お前もふろ、入るだろ』 「いや、ここ片付けるだろ」 『後ででいいじゃん…おれはお前に洗って欲しいんだけど』 なんだ、それ 甘えてんのか そして、グリグリとそのまま俺に股間を擦り付ける 「おい」 『洗って』 はぁ、とため息を履きシバを抱き抱えながら立ち上がる 「重、」 重たい、なんで男運ばなきゃ行けねえんだよ シバの尻の方に手を回して身体を支えると 触ったところがびしゃっと音をならした シバは落とされたくないのか ぐりぐり、と俺に更にしがみつき 股間を擦り付けてくる そのせいで じわじわと余計に俺にシバの小便が染み込む 『っ、』 お互いビシャビシャだったから 脱衣所では服を脱がず そのまま風呂場に入ってシバを下ろそうするが 『まって、んっふっ、まだだめ』 と、シバは俺の首に抱きついて 身体を揺らす 『んっ、んんんっ』 「お前なにしてんの?」 と、シバを下ろして湯船のヘリに座らせる 『っ、だめっていってんだろ、』 そういうシバのスウェットは 濡れて色が変わっていて そして濡れたせいかぴったりとくっついている 「勃ってんじゃん」 食欲、睡眠欲と、きたら次は 性欲か ほら、と腰を浮かせるように言って スウェットと下着をまとめて下ろした すると、待ちわびたようにぴょこん、と飛び出すシバのもの 『おまえが、』 恥ずかしいのか、目を逸らすシバ 「俺がなに?」 よくわからないが俺のせいにしていると思った だからちょっといじめてやろうかと思ったのに、 『お前が、』 「だから、なに?」 『お前が、気持ちよくして』 と、少しだけ自分のものを上下に擦るシバ そして、ゆっくりと顔を上げ 俺の顔を見た 誘ってやがる、 いや、俺ストレートだから なのに、なんでこんなにこいつの言うこと 聞いてやりたくなるんだ 「…汚れてんだろ」 と、俺も服を脱ぎシバに背中を向け シャワーを出した

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