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第25話

「今日もうシバ連れて帰るわ」 「シバくん調子悪いですか?」 「んー、無理やりやったからちょっと機嫌の方が悪くて今日は使い物にならなそうだからな」 「そうっすか、お大事に」 と、ヤナギに伝え 今日は仕事は家でやる事にし 社長室で待たせてるシバの元へ戻る 「シバ、お待たせ。帰るぞ」 『…仕事は』 「今日はお前を甘やかす気分なんだよ」 『なんだよそれ』 と、ソファで横になるシバの腕を引いて起こす 「立てるか?」 『立てるけど抱っこして』 と、ソファに座り 手を伸ばしてくるシバを抱き上げた 「重いんだよ、お前」 『いいじゃん、お前の筋肉、なんの為にあんの』 「間違えなくお前を運ぶためではねえな」 『ふん、』 と、言いながらも 俺の首に手を回し 頭をぐりぐりと俺の首筋に擦り付ける 「お前のそれ、なんなの?」 『なに?』 「なんでもぐりぐりしてくるやつ」 『……知らねえし』 と、言いながらも またぐりぐりと頭を擦り付けてくる 「マーキング」 『うっせえ』 「顔、上げんなよ」 と、言い社長室からでて 駐車場に向かう よいしょっと、シバの身体を支え 背中をポンポンと撫でてやると シバの体から力が抜けて 恐らく寝ようとしているのか目を閉じたのがわかった エレベーターに乗る時にヤナギとすれ違い シバにバレないように シー、と人差し指を立てると ヤナギは会釈だけした 車につき 助手席にシバを下ろすと シバはトロンとした目で俺のことを見る 『なぁ、』 「なに、」 『えろいこと、して』 「…家、帰ってからな」 『いま、』 「シバ、」 と、シバの目を見てやると 期待からかシバの目が潤む そして、そのまま シバの唇に喰らいつく 『んっ、ふ、っ』 ちゅ、 ちゅぅ、と何度か角度を変え シバの唇を堪能すると ふは、 ふ、と 呼吸が下手なのか シバの唇から空気が漏れて 少し苦しそうに目を細めるのがわかる そこで、我慢ができなくなりそうだったから唇を離した 『もっと、』 「シバ、」 『なに』 「キスする時は目、閉じるんだ」 『…そんなの、知らねえ』 「だから教えてやってんだろ?」 『…むかつく、』 と、シバはそっぽを向いた 俺は前を向いて車を発車させる 『なぁ、』 「なに」 『おまえ、キスしたことあんの?』 「あるだろ、それぐらい。大人だし」 『ふーん、』 「お前は、」 いや、まさか 『……』 と、シバの方を見ると 窓の外を見ているせいで顔は見えないが ちらりと見える耳は真っ赤になっていた 「いや、なんでもねえ」 『なぁ、』 「なんだ?」 『コンビニ、寄って。甘いもの食いたい』 「……お前、かわいいな」 『いや、なんかむかつくんだけど』 「1回家帰ってからでいいか?コンビニ」 『なんで?』 「無理。俺が我慢できねえ」 『………家で……なにすんの、』 「お前を甘やかす」 『…せなか、ぞくぞくした、いま』 「楽しみにしとけよ」 ◇◇ 部屋に帰ると シバはソファに座った 俺は冷蔵庫から水を出して飲み ソファに並んで座り テレビを付けた 『……なぁ。甘やかすんじゃないの?』 「あー、そんな事言ったな」 『なに、数十分前の話じゃん。もう忘れた?』 「忘れてねえよ?」 いや、忘れてねえけど なんていうか タイミングを逃してしまった 家に帰るあいだに冷静になってしまったというか 「コンビニ行くか」 『いや、それなら帰り寄れよ』 「…いいだろ、べつに。」 『先に、甘やかして』 と、俺の膝の上に乗ってきて ちゅ、ちゅ、と 角度を変えながら 何度か唇にキスをしてくる いや、キスと言うには些かお粗末とな気もするぐらい子供のようにちゅうちゅうと唇を触れさせてくる 誤魔化せそうにないか、 「シバ、」 『なに、』 「どうして欲しい?」 『わかんないからお前がおしえて』 しょうがねえなぁ、と そのままシバの背中を支え ソファに押し倒す そして、 一度軽く口を付けてから シバの服の中に手を入れる 『な、に?』 するすると身体を撫でてやると くすぐったいのか避けようと 身体を捩る 『なに、すんだよ』 ふにふに、と揉みがいの無い胸をもんだ後に 乳首の周りをすりすりと撫でる そして、乳首に指を当て ぷにぷに、と押してやるが 『…くすぐったい、』 と、あんまりいい反応はしない 「気持ちよくないか?」 『そんなに、』 男相手だと勝手が違うらしい 服をまくって胸の飾りに舌を這わせる ちゅ、ちゅ、と吸っても シバの乳首も下も 特に反応はしていない 「気持ちよくなさそうだな?」 『んー、くすぐったい、だけ、むずむずする』 「ふーん、」 手っ取り早く気持ちよくしてやろう、と シバの下半身に手を伸ばした 『…っ、』 「期待してんだろ」 『はやく、』 もにもに、と服の上から揉みこんでやり 擦ると直ぐに熱を持ち始めたシバの中心 「シバ、どうして欲しい?」 『さわって、ん、直接』 「どうやって?」 『いじわる、すんな、甘やかすんだろ』 そうだった、甘やかすんだ、と シバの下着とスウェットをまとめて下ろすと ぴょこ、という可愛らしい効果音がつきそうな感じで飛び出したシバの物 「舐めてやろうか」 『なめる?これを…?』 「知らねえの?フェラだよ」 『しらねえ、』 「まあ、俺もやった事はねえけど」 やられた事はあっても やった事は無い シバの物を掴み ちゅくちゅく、と上下に擦ると もうシバの物は涙を零し始めていて 先っぽがてらてらと濡れている やってみるか、と 先っぽに口を軽く付けて ちゅ、と音をさせてやる それだけで ぴくぴく、と身体を震わせてこちらを覗き込むシバ 『なに、すんの…っ、ん、』 「言ったろ、舐めてやるって」 ぱく、と上からシバの物を咥えて 口の中でシバの先っぽを舐めた そして、1度深くまで咥え込み 口の中の空気を抜くようにじゅるじゅると吸うと 『っはぁ、っ!ぁっ、それ、っぁぁ、いや、っ』 俺の頭を抑え いやいや、と首を振っているシバ 口の中で、シバの味がする しかし俺はそのまま れろれろと舌を動かし 時折先っぽに舌を密着させ ぐりぐりと圧迫してやる 『んっ、それ、やば、っっぁっ』 初めての刺激に 身体を仰け反らせ 白い首を晒した そして、 口の中にどろ、っとした粘着質な物が放たれた 「うえ、っ」 こんなもの、飲むもんじゃねえな 口を離して起き上がり ティッシュにそれを吐き出すと シバはぐったりとして、こちらを見ていた 「…気持ちよかったか?」 『んんん、あたま、とける、』 そうか、 俺も溶けそうだ

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