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第29話

背筋がブルブル震えて 開放感に包まれていた 気持ちよかった、 我慢したの、出すの けど、全部出し終わってから 頭の中はどんどん冷静になって やばい、どうしよう、と顔をあげれないでいた 「シバ、説明できるよな?」 『な、にが』 「何じゃねえだろ」 『………』 「自分でわかってたろ、トイレ行きたくなってたの」 『………わかってたけど』 集中して見ていたんだ 後ちょっとぐらい 普段なら我慢できたのに、 驚かされたから いきなり大きな音したりするから 思わず出てしまったのだ つか、途中でちゃんと1度トイレ行ったのに 2時間弱の映画のうちに2回も トイレに行きたくなってしまうなんて 水分を取りすぎたのだろうか 「なんで行かねえの?」 『間に合うとおもったんだよ』 そうだ、途中で1回トイレ行ったし 大丈夫だと思っていた 下を向いている俺をソファに寝かせ スウェットを下ろしてくる 替えてくれるのかと思った しかし 濡れたおむつをそのまま むぎゅむぎゅと揉んでくる 『な、やだ、』 湿った内側が 俺の皮膚に触れる 「シバ、沢山出てるのわかるか?」 『なんだよ、やめろ、』 「替えてほしい?」 『…替えて』 「なんで?」 『気持ち悪いから、』 「なんで気持ち悪いんだ?」 『だって、おれが…』 「お前が?」 『おしっこ、…漏らしちゃった、から』 「そうだな、じゃあちゃんと俺に言ってみろ」 恥ずかしいことばかり言わされてる、 意地悪されているのがわかる なのに、さらにおれをいじめようとしてくるのだ 「シバ、言わないと替えてやんねえよ」 『…やだ、』 「じゃあ、何をどうして欲しいか、俺におねだりしな」 じめじめしている下半身が気持ち悪くて 今すぐ脱ぎたかった だから、仕方なく 『……おれの、』 と、少しずつ言葉にしていく 『おれ、……おしっこ、もらしちゃって、 …おむつがびしょびしょになっちゃったから……おれの、飼い主のおまえがきれいに、して』 また、何度も聞かれるのが嫌だったから 全部言葉にしたら 恥ずかしくて あいつの顔を見れなくなった 腕で目元を覆って隠すと ぴり、ぴりぴり、という音が聞こえてきて おむつのサイドを破られ びしょびしょの気持ち悪い感覚から開放され ふぅ、と少し体から力を抜いた時だ フッ、という音と共に おれの股間に風がかかって びっくりして腕をどけ少し顔を上げると にや、と笑ったあいつと目が合った サイドが破られぱっかりと開いたおむつの 汚れた所があいつの目の前に晒されてる びしょびしょに濡れて、 もこもこに膨らんでいる薄黄色があいつに見られてる 「シバ、恥ずかしいなぁ?大人なのにだらしなく漏らして、俺にびっしょびしょに濡れたおむつ見られて」 『言うな、…バカ、』 「シバ、俺がキレイにしてやるからな」 と、俺の太ももをあいつの脚で抑えられて ぱっかりと脚を開かされてしまう そして、おれの尻の下から引き抜かれた おむつはぽて、と床に落とされると 重量のある恥ずかしい音がして 『やだ、』 「何がいやなんだ?」 『はずかしい、やだ』 「やめるか?」 『やだ、きれいにして、』 と、いう俺の言葉を聞いてから ようやくおしりふきでおれの物から拭いてくれる 「シバ、こんな恥ずかしい思いしたくなかったらちゃんトイレ行けよ」 『…わかってるのに、』 だって、さっきまでは 我慢したの、全部出せて 背筋が震えるくらい、気持ちよかったんだもん、 俺の物を掴まれて おしりふきで拭かれていて、 脚を開かされているから 1番恥ずかしいところまで、全部見られてしまっているんだ、と思うと恥ずかしくて 顔が熱くて仕方がない 早く、早く終わってくれ ちょっとヒヤっとした ウェットティッシュみたいな紙が おれの肌の上を余すところなく順番に滑っていく そんなに丁寧にやらなくていいのに、 ちんぽの竿部分はもちろん、 先っぽの方もくりくりと撫でられ 玉も持ち上げられて裏側も拭かれる そして、あいつの視線を 1番恥ずかしいところに感じ 身体に力が入ってしまう そして、実際に伸びてきた手は 最後にそこも丁寧に拭いてくれて ようやく開かされていた脚が開放された そして、当たり前のように俺の脚におむつを通してきてちょっと解せないと思ったけど 先程失敗してしまったから文句は言えず 黙ってそれを受け入れる それより、早くこの恥ずかしい状態から解放されたかった 「シバ、次はちゃんとトイレ行こうな」 『わかってる、そんなこと』 わざわざいわれなくてもわかってるのに、 ちょっと油断しただけじゃないか くやしい、むかつく、と そっぽを向くと 頬を挟まれて前を向かされた 『な、なに』 「明日から教習所、行けよ。おむつ履いて」 『えええ、』 「シバ、お前の為を思って言ってんだよ。わかるか?」 と、スウェットを上まであげられ 手を引いて起こされる 確かに、漏らして困るのは間違えなく俺だけど 外で、人前でおもらしなんてありえないって気持ちで素直に頷く事は出来なかった だって、 家だからちょっと油断しただけなのに 「シバ」 と、一向に返事をしない俺の目をじっと見て あいつは言い聞かせるように言ってくる 『…わかったよ。1日なんもなかったら明後日からは履いてかないから』 「そうだな、1日1度も汚さなかった場合な」 そう言われると きっと出来ないって言われているようで腹が立った おれだって、普段は普通にトイレいけてるし 今日はたまたまちょっと油断したのと ちょっと水分取りすぎてしまったのか、 トイレがちょっと近かっただけなのに まぁいいや、 明日なんにも無ければ もう堂々とおむつを外していってやる

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