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第32話
仕事で帰りが遅くなってしまった
今朝、シバと妙な約束をしたが
もう日付は変わっている時間で
シバは寝てしまっているだろう
シバが寝ていると思ったから
できるだけ音を立てないように
玄関を開けると明かりが付いていて
起きてるのか?と、不思議に思いながらリビングに向かう
リビングも明かりが付いていて
テレビはつけっぱなし
しかし、シバの顔が見えなくて
辺りを見回すと
ソファに丸く蹲る影を見つける
寝てんのか
「シバ、テレビぐらい消せよ」
と、テレビのリモコンを手に取ろうと
ソファに近付き
思わず手に取ったリモコンを落とした
シバは下半身丸出しで
そこらじゅうに丸まったティッシュが転がっている
そして、その手には…
「シバ、起きろ、シバ」
と、シバの体を揺すると
ぽや、と目を開き
ゆっくりと俺を視界に捕らえる
『んん、かえってきた、』
「何やってたんだ?」
『……っ、』
と、ようやく自分の格好に気付いたのか
急いで起き上がり
床に脱ぎ捨てていたスウェットを拾い上げて下半身を隠す
「なぁ、何持ってんの?」
というおれの言葉で
右手で握りしめている物をじ、と見たシバ
すると、みるみる顔が赤くなり
ばっ、とそれを後ろに隠す
『おまえが、…遅いから』
「俺が遅いから、俺のシャツ、握りしめてオナニーしてたの?」
『ち、ちが!これは、そこに落ちてたから!』
「ふーん?」
『うっさい。うざい。なに!お前が遅いのが悪いんじゃん!』
「そうだよなー?シバ。俺に気持ちよくしてもらいたくてムラムラしちゃったんだよな?」
『うるさ、もうほっとけよ。もう』
と、恥ずかしそうに顔を逸らしたシバ
「気持ちよかったか?俺のシャツ、握りしめてオナニー」
『しね、』
ふん、と完全にへそを曲げたシバは
ケツ丸出しのままソファに再びうずくまった
「シバ」
『…なんだよ、』
「気持ちよくしてやろうか」
『………』
「もう自分でしたからいいか」
しばらく放っておいたほうがいいか
と、シバから離れようとした時だ
ぐい、と俺の服を引っ張ったシバ
「…」
『……』
しかし、何も言わず
じ、と俺の目を見ているシバと目が合い
数秒間の沈黙
「なに、」
『約束しただろ、夜、帰ってきたら気持ちよくしてくれるって』
と、ソファに座ってるせいで
必然的に上目遣いで言ってくるシバ
「ふーん、」
下を履いていないから
白い太ももが晒されていて
俺の服を控えめに掴むその手にも、
めちゃくちゃ興奮すんだけど
「そうだな、約束してたな」
シュル、とネクタイを解きながら
シバを押し倒した
ちゅ、と軽くシバの鼻の頭にキスをしてやると
目をぱちくりさせるシバ
それが面白くて
ちゅ、ちゅ、ちゅ、と
額 瞼 頬、そしてもう一度鼻の頭にと
順番にキスを落としていく
『それ、なんかはずかしい』
「なんで?これからいっぱい甘やかしてやるって合図だ」
『いっぱい、甘やかす?』
「あぁ、」
そして耳、
首筋、と徐々に唇を移動させ下に降りていく
『な、』
シバはまだ乳首で快感を拾えないからか
乳首の周りも舐めて
吸って
ちゅ、ちゅ、と湿った音を立ててやるが
少し居心地が悪そうにしていた
そろ、と手を伸ばし
まだ起き上がっていないシバの物を揉んでやる
んん?半立ちくらいか?
少し芯を持ち出した所で
上下に擦る手を早め
「きもちいいなあ、シバ?」
と、耳元で言ってやると
少しだけ体をピクっと震わせた
もうちょい乳首弄ってみるか、
空いている手で
くにくに、と乳首を潰し、
転がしていくと
ようやく乳首も勃起した
『ん、っそこ、やめろ、っ』
「ほら、乳首、気持ちよくなったろ?」
『わかんな、ぁっ、わかんな、い、っんん、へん、なんかへん、や、』
「変じゃなくて気持ちいいんだろ?」
『わかんな、っんん、むずむず、してて』
まだ、気持ちいいかはわからないようだ
でも確実に快感を感じ初めているようで
シバのちんぽに添えているだけになっている手に
自分でコスコスと擦りつけている
『ん、きもち、きもちいぃ、ぁっ』
「どこが気持ちいい?ここ?」
と、先っぽをすりすりと擦ってみると
背筋がびくびくっと跳ねた
「ここな、」
やっぱりちんぽで得る快感のほうが大きいようで
待ち望んでいた刺激に小刻みに身体をぷるぷると震わせていた
もうイけると思ったのだろう
シバは期待していたが
俺は1度手を止める
『え?』
と、早く次の刺激が欲しそうに
腰を揺らす
「シバ、もっと気持ちよくなってみるか?」
『はやくぅ、気持ちよくして』
パキュ、と新しいローションのパッケージを開けて
トロトロと手の上に出す
『なに、?』
くちゅくちゅと手に塗り広げ温める
結構ネバネバすんのな、ローションって
そろそろいいか、とローションに塗れた手をシバの脚の間に入れる
『え、な、なにすんの?』
「すっげえ、気持ちいいらしいよ。ここ」
ぴと、とシバの後ろの穴に人差し指を当てる
『そ、んなとこ、』
塗り塗り、と入口を人差し指で円を描く様になぞり少しだけフニフニと押してやる
「指1本なら前にちょっと入れたことあるだろ?」
『…え?』
「お前が熱出した時。薬入れてやったろ」
と、つぷりと指を突き刺した
うん。ローションのおかげか1本なら案外すんなり入るな
『や、なに、それ』
にゅぷにゅぷ、と少し出し入れし
ローションを中にも塗り広げる
「なんか気持ちいい所あるんだよな、どこだ?」
と、気持ちいい場所を探して指をくにくにと動かす
少し、馴染んだのか
指が動かしやすくなったから
もう一歩指を突っ込もうとすると
抵抗感があり1度手を止め
ゆっくり、少しづつ指を差し込む
『っつ、』
「いたい?」
『へん、んんん、きもちくない、やだ、』
と、後ろの違和感が強いのかシバのものは萎え始めぐずりはじめた
「もうちょっとだって」
と、指を壁に沿わし
ぷにぷにと押していく
「どこだ?」
その時だ
コリっと他のところと違う触り心地の所を見つけた
「ここか?」
コリコリコリ、と中指の先でそこを刺激してみると
シバの体がびくびくっと跳ね
逃げようと腰を引く
『や、っっ、そこ、やだ、なに、?』
「ここだな」
くにゅくにゅくにゅ、とさっきより強く
早く押してやると
『や、っ、な、ぅんん、っなんか、たっちゃっ、た、ぁっっ』
刺激が強すぎて
気持ちよさがわからないのだろう
ただ、与えられる感覚に困惑し、
身体やびくびくとさせる
「指、増やすぞ」
ちゅぷう、と音をさせ
指をもう一本増やす
『ひっ、ぁっひろげ、んな、ぁあっ、』
指を開き
中を広げると
ピンク色の粘膜がうねっているのが見える
おお、えろいもんだな男でも
『や、もう、おかしく、なるからっっ、んん、っ』
だいぶ広がったからそろそろ、入るだろうか
「これ、入れたいんだけど」
と、手を1度抜き
前をくつろげ俺のものをシバの前に出す
もうほぼ完勃ちだったけど
自分でゴシゴシ、と数回擦ると硬度を増した
『…む、り。そんなの、絶対、はいんない』
「いや、ゆっくりやるし、」
と、ゴムを付け
追加で自分のものにローションを垂らし
ぴと、とシバの後ろの穴に当てる
「ほら、キスしてる」
『や、むり、…ぁっ』
入口を擦るよう少しだけ
にゅるにゅると腰を回し
先っぽを入れようと少し
ぐ、とシバに押し付けた
『むり、や、むりぃ、さけちゃううっ…はいる、ところじゃ、んっ、ないからっ』
と、シバは怖がっていたけど
入る、
その時だ
ぷしゃぁ、と
俺の体や俺のものに温かい液体が降り注ぐ
『や、ぁっぁあっ、むり、だからぁっ』
と、いうシバの目には涙が溢れそうなほど溜まっていて
ばしゃばしゃと降り注ぐ生暖かい液体は止まらず
しょろろろ、と情けない音をしてシバからこぼれ落ちていた
「…シバ、怖かったか?」
『やだ、…むりっていってる、じゃん、』
と、いうシバの目から涙が一気にこぼれ落ちた
シバの物ももう、半分以上萎えてしまっていた
…怖がらせてしまったか
「…しーば、ごめん。もうやんねえから」
『ほんと、?』
「あぁ。ほんと。もう泣きやめ。風呂はいろ」
と、びしょびしょになった2人の身体や
フローリングやソファー
とりあえずバスタオルで自分とシバの身体ををあらかた拭いて
シバを抱き上げる
すると、ぬちゅう、と湿り気のあるものを俺の腹にしっかりと押し付けて抱きつくシバ
『きもちよくだけ、して』
「…たく、わがままだな」
風呂で、シバのご機嫌取りをしないといけないな、これは
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