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第36話
「しばー。一緒に風呂はいろ」
『えええ、狭いしもう眠い』
「洗ってやるから」
と、言われれば
楽だからまぁいいか、と
言われた通り風呂に向かい
服も脱がせて貰おうと
バンザーイとすると
下から脱がされた
『んだよ、バンザイしてんじゃん』
「どっちからでもいいだろ」
まぁそうだけど、
マヌケじゃん。下から脱がされたら
足を少し上げ、足からズボンと下着がまとめて抜かれる
寒い、
もう脱衣場が寒い時期だ
お風呂上がりに熱いから
脱衣場にエアコンは基本的に入れなかったけど
ちょっと寒い日は入れて欲しいかも
「ほら、バンザイ」
と、言われ
バンザイをすると今度こそ上も脱がせてくれる
「シバ、乳首たってる」
『寒いからじゃん』
つか、今日ちくび弄りすぎてじんじんしてる
いつもより赤くなってる気もするし
『ちくびぜったいさわんなよ』
「なんで?」
『さっき、弄られたから変な感じする』
「確かにちょっと赤いかもな」
と、おれの服を脱がせ終わると
自分の服も脱ぎ始める
「シバ、これ入れといて」
と、渡された泡の入浴剤のやつを持たされて
寒いから先に風呂はいろ、と
先に風呂場に入ってバスタブに入浴剤ボールを投げ入れてから
シャワーを流す
おゆ、あったかい、きもちいい
『へぶちっ』
「んだよ、そのくしゃみ」
『うっせー』
「寒い?寒い日はここもエアコンつけような」
『うん、つけて。明日からでいいけど』
「ほら、軽く流したら先浸かるぞ。温まれ」
と、シャワーでおれの身体を流してくれて
おれの身体を流したあと自分の体も流して
2人でバスタブに浸かる
さっき入れたばっかりの入浴剤は
いい感じにあわあわになっていて
お湯が少しとろとろしていてきもちいい
『せまい』
「狭くねえだろべつに。デブじゃねえし」
と、俺の後ろに入るから
ぐでえ、とそのまま寄りかかる
あー、きもちい
このまま寝れる
「シバ、溺れるから寝るなら逆向け」
『…ぎゃく?』
と、何を言っているかわからなかったけど
おれの身体は回転させられて
向き合う形になり
ぐで、と寄りかかると
顎がちょうど肩にフィットして
溺れることは無くなってさっきより安定する
本格的に寝そう
背中を撫でられると
気持ちよくてもう瞼は上がらなくなっていた
きもちいい、
しかし、
ぱしゃぱしゃという水音と共に
俺の脚の下が動く
おれが跨っている脚が動いて
俺のものを下から擦っていた
『んん、なに、』
「べつに?」
眠いのに、邪魔すんなって思ったのに
脚を止めてくれなくて
ゆるゆるとした刺激を与えてくる
『んんん、やだぁ、』
おれは眠いのに、と
腰を引くと
腰を引き寄せられ
さっきより身体が密着すると
ごり、としたものが俺のものにあたる
『なに、』
「シバがえろいからさー」
『おれねむいんだって、…やだって、いったじゃん』
「寝てていいぞ」
と、言う割には
おれのものと
自分のちんぽを一緒に持ち
腹の間で
ごしごしと扱かれる
『や、んん、やだぁ、んんっ』
眠たいのに
そんな刺激を与えられると
俺のものは硬くなり始めて
擦られる前と一緒にお尻もぐにぐにと揉まれるから変な気分になってしまう
そして、寄りかかっているせいで
ちょっと腫れているちくびが擦れてじんじんするのが嫌だった
『っん、ぁっ、やだ、ね、むぃのに、ぃ』
「シバ、嫌なら寝てていいって」
と、言いつつこいつはおれを寝させる気がない
そんなにいじり倒されたら
さすがにおれも起きる
どうにか目を開いて少し身体を起こすと
弄りやすくなったのか
ぐりぐり、と先っぽを擦られて
急な刺激に背中がビクビクしてしまう
『っぁっ、ばか、んんっ』
「気持ちよくなっちゃった?」
『きもちよく、してんじゃん』
やだ、と俯くと
ちゅ、とおでこに唇が触れる
なんだよ、と顔を上げると
瞼、鼻、頬
そして唇、と順番にキスを落とされた
これ、知ってるやつだ
この前言ってた、
甘やかされるやつ
おれが認識するより少し早く
頭を抑えられて
ちゅ、ちゅぅ、と角度を変え
唇が吸われた
そして
ぺろ、と唇を舐められ
薄く唇を開くと
舌が割り込んできて俺の舌とからむ
ぴちゃぴちゃとやらしい音が
お風呂の中に反響すると
おれの頭は益々溶けて
えろいことしか考えられなくなる
きもちいい、
もっと、と舌に吸い付くと
俺の舌を絡めてあむあむと噛んでくれる
とろける、
『ふ、っ、んむ、っぁっむ、んん』
きもちよすぎて、
おれの舌に応えてくれるのがうれしかった
ぷは、と口を離して
目を合わせるとギラギラした目がおれのことをみている
こんなギラギラした目、初めてみた、
背中がぞくぞくする、
力が抜けて、動けなくなる
おれのこと、
欲しくなってるんだ
そう感じると嬉しくて、
「すっげえ蕩けた顔してんな」
『だって、はぁあ、っ、』
「だって、なに?」
『おまえ、おれのことほしいんでしょ?』
「なにそれ、嬉しそうな顔して」
だって、本当じゃん、
『…んんん、っおしっこ、もれる、ぅ、』
「は?」
『きもちぃい、んんん、はぁっぁ、』
「ちょ、まて、」
と、きゅっ、とちんぽを掴まれ
下腹部に力をこめて出そうと思っていたものを止めた
『や、やだぁ、でる、でちゃうう、』
「ちょっと待てって」
と、また向きをかえて
背中から抱き持ち上げられ
太腿をぱかりと開かれる
もうおれは刺激で
思考なんて回ってなくて
恥ずかしい格好してるのなんて
わかんなくなって
「ほら、シバ。出していいよ」
と、耳元で言われると
ちょろ、ちょろちょろ、とひらかれた脚の中心から生暖かい水が溢れ出す
ぴしゃぴしゃとお風呂場の床を打つ音が響いて
恥ずかしいのが何となくわかってしまった
『ぁっ、ぁあ、んんんっ、』
「あぶねえー、ギリギリ」
おしっこが溜まっていた訳じゃなくて
気持ちよくて漏れちゃっただけのそれは
しょろろ、と情けない音をさせてすぐに止まる
はぁあ、と身体中から力が抜けると
俺の事をバスタブの縁に下ろして
お湯でおれが漏らしたおしっこを流して
ちんぽを洗ってくれる
「お前、嬉ション癖ついた?」
『なに、うれ?…』
「嬉ション」
『なに、それ、』
何を言っているのかあんまりわからなかった
おれはただ気持ち良くて、
あいつが、俺で欲情している目をみたら
おしっこが我慢できなくなっちゃっただけなのに
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