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第43話

おしっこ、でちゃった、 我慢できると思ってたのに トイレ行くタイミング無くて ヤナギさんにトイレ行かせてって言えなくて… どうしよう、 社長室に向かうエレベーターで頭の中でぐるぐると考えた 我慢できるっていったのに 無理やりおむつ履かされて… それをまさか使う羽目になるなんて 思ってもみなかった 社長室にいく前に着替えたかったけど 着替えの下着も持ってなければ きっとあいつの事だ 目ざとくチェックしてくるに違いない 諦めて、社長室に向かい ドアをノックした 「おー、シバ。おかえり」 と、社長室に入ると あいつは作業をしながらしれっと言った 『これ、ヤナギさんから報告書』 「おう、さんきゅ。どうだった」 『なんかいろいろやる事、あるんだな』 「あの子と会ったろ、朔弥くん」 『あー、うん』 「どうだった、仲良くできそうか?」 『あー、むり。あの人やだ』 「なんで?」 『あいつ、おれのこと変な風に呼ぶし』 そんな事より 気持ち悪いからはやくおむつを脱ぎたかった じっとりとしていて気持ち悪い 脚のあいだがモコモコしていて 普通に立ってられない、 「なんて?」 『ワンちゃんって』 「ふーん、おもしれぇ」 と、おれのことをバカにしてくる 「他には、なんか報告する事ある?」 と、言われて ぎゅ、とスーツの膝の辺りを握った これ、言った方がいいのかな でも、これは仕事のことじゃないし… それに、自分から言うなんて恥ずかしすぎる 『な、い』 「そっか、じゃあ仕事戻っていいよ」 『……え、』 「なに?」 なにって、 聞けよ いつもなら自分から言わないでも 聞いてくるのに 忘れてるのか、いや、ちがう きっと意地悪をしてるんだ 『ねえ、』 「どうした?」 『おしっこ………出ちゃったから替えて』 と、どうにか言葉にして伝えた 顔が熱い、 なんでこんな恥ずかしいの 自分で言わなきゃいけないんだろう 「ふーん、漏らしたの?」 『……うん、でちゃった』 「どこで?」 『後ちょっとだったのに……帰りの、ヤナギさんの車の…中で』 「ヤナギの隣でおむつにおしっこ、漏らしちゃったわけ?」 『だ、だって…後ちょっとだったのに、駐車場まで、我慢できたのに』 「……ほら、シバ、そこ寝て」 と、言われて ソファに寝ると 腰の下にタオルを敷いて おれのベルトを外していく 怒ってるのかな、 我慢できずに漏らしちゃったから ちゃんと、自分で言ったのに 「恥ずかしいなあ、シバ?スーツ着てんのに中にこんなん履いて、」 『そ、れは…おまえが、』 「中、パンパンに膨らませて。ヤナギにバレちゃったんじゃねえの?」 『…なんで、』 なんで、そんな意地悪ばっかりいうんだ、 ちゃんと、言ったのに 恥ずかしいのにちゃんと言ったのに おれだって、したくて漏らしたんじゃないのに、 そう考えたら ぼろぼろぼろっと目から水が零れて 情けなくて 目元を腕で覆って隠した 「…しーば、泣いてんの、」 『……ないて、ねえ、』 泣いてねえって言ってんのに 涙はぼろぼろと零れて止まらなくて そんなおれの腕は捕らえられ 情けない顔を見られてしまう 『ほめろ、おれのこと、』 「なんて?」 『ちゃんと、いっただろ、』 そういうと、 俺の顔を見て 涙が伝う頬に ちゅ、と唇を落としてくる そして、 瞼、鼻の頭 おでこにも 続けてキスが振ってきて そして、おむつのサイドを破られると 中に籠った恥ずかしい空気が 匂いと一緒にもわりと広がった 「キレイにしてやるからな」 と、お尻の下からたくさん水分のすったおむつを引き抜き おしりふきで丁寧に拭いてくれる 情けなく濡れているおれのおもらしちんぽも、 おしっこでびしゃびしゃになっているお尻も その奥も、 余すことなく拭いてくれて 全部見られてしまっていると思うと恥ずかしかったけど 気持ちよさから少しだけ立ち上がったおれの物を ちゅくちゅくと上下に扱いてくれる 『っ、はぁっ、ん、っ、』 「シバ、気持ちいいか?」 『んっ、ぃ、いっ、きもちぃっ、っぁ』 「じゃあこのまま気持ちよくなろうな」 と、会社で、仕事中なのに おもらしして、おむつ変えてもらって 気持ちよくしてもらって 恥ずかしすぎた けど、気持ちよくて なんにもわかんなくなった 涙が流れるけど 恥ずかしくて泣いてんのか 気持ちよくて泣いてんのか 自分でも分からなくなってしまう 「シバ、ちゃんと言えて偉かったな」 と、頭を撫でられ、 先っぽの方をぐりぐりっと擦られると お腹の下がビクビクして ドピュん、と白い液体が飛び出す そしてそれに続いて 緩みきった身体から しょろしょろと少量のおしっこも零れた 「あ、出た」 『だっ、てえ、』 「残ってたみたいだな」 と、と下に敷いていたバスタオルで 吸収してくれて もう一度おしりふきで汚れたところを拭いてから下着を履かせてくれる 「もうおしっこでないか?」 『でない、』 疲れた、と脱力しているおれの下半身に 新しいバスタオルをかけ どこかに行こうとするから 『どこいくの、』 と、聞いてみると 「これ、片付けてくる」 と、その手には俺が汚したバスタオルと黒いビニールに入れたおむつだ 「あと、このおむつ。どれぐらいシバが出したか測ってくる」 『…しね』 「んだよ、その言い方」 『やめろよ恥ずかしい』 「いや、どれぐらいなら漏れないのか知っとく必要あんだよ、今後のために」 『しね、』 「お前はちょっと休んでろよ、そんな顔で仕事戻んなよ」 と、黒いビニールに入れたおむつを持って出ていく なんだ、そんな顔って おれ、どんな顔してんだ お前は勃起してんのに、出ていっていいの? もうちょい一緒にいて 甘やかしてくれてもいいんじゃねえの?

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