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第47話
「あー、本当にワンちゃん来た」
『変な呼び方すんなって言ったじゃん』
「ワンちゃんはワンちゃんじゃん。なに、ワンちゃんオレのこと守れんの」
『……そういう仕事だから』
と、今日はヤナギさんに言われて
早速送迎に1人で来ていてた
そして何故かおれが初送迎すんのは
この前のあいつ、朔弥で
車に乗り込むなり
俺の事を嫌な呼び方をしてくるからちょっとイラッとした
『朔弥…さん、』
「なに?」
『今日の人、』
と、お客さんの説明とコースの説明をする
「りょうかーい、2時間コースね」
『うん』
「なに、ワンちゃん今日大人しくない?緊張してんの?」
『うるさいなあ、集中させて。運転』
「なぁ、オレあんまおしっこしたくないからなんかカフェとか寄って」
『ええ、ここらへんあったっけ』
「カーナビ使ってよ」
運転中はカーナビなんて使えないのに
なんだよ、急にイレギュラーは困るのに
「あ、あったじゃん、ワンちゃん右、右曲がって」
『右、あ、あそこか!』
と、右折をすると
ドライブスルーもあるカフェが見えてきて
ドライブスルーの入口の方に進む
「ワンちゃんは?なにか飲む?」
『おれは、……いい、』
「なんで?オレの事待ってる間喉渇くっしょ?」
『トイレ、行きたくなるから』
「そう?じゃあオレだけ買うけどいい?」
『いい、いらないから』
と、後部座席から
キャラメルマキアートアイスのトールサイズを注文し
受け取ったのを確認し
車を出し元の道に戻る
「ワンちゃんありがとー」
『だから、その呼び方』
「ワンちゃんはワンちゃんじゃん」
『……もういい』
「怒った?ワンちゃんってオレより歳下だっけ」
『……そんなかわらない』
「1個下でしょ?」
だから、なんだって言うんだ
集中してるからあんまり話しかけて欲しくないのに
この前この道は
あいつと練習で走った
まぁ問題ないだろうと言うことで
今回1人で行くことになったが
やっぱり色々心配がある
「兄ちゃんって呼んでもいいぜ、オレのが年上だし」
『呼ばないって、もう…うるさいなぁ』
「なあ、お前オレのこと嫌いなの?」
『変な呼び方されんのやなの』
「嫌いってところ否定しなくて平気?」
『うっさいんだもん、お前』
「オブラートとか持ってないんだね、ワンちゃんは」
と、いくら嫌と伝えてもその呼び方は辞めてくれないようだった
目的のホテルに着いて
ふぅ、ととりあえずため息を吐いた
『じゃあ、終わったら連絡ください』
「ワンちゃんおれの送迎のあと会社戻るでしょ?」
『そうだけど、なに』
「一緒に飯食おー。飯食ってから、帰ろ」
『……なんで?』
「んー、腹減ったし、ワンちゃんと飯食いたい」
『えええ、』
「なにその顔。つかさー、気になってたんだけど」
『なに、』
「ワンちゃん、オムツ履いてんの」
『………』
「カッコイイ高そうなスーツ来てんのにモコモコしてんじゃん、おしり」
『……だって、お前待ってる間トイレ行けないだろ』
「あれ、ワンちゃんトイレ近い人?」
『……うるさいなあ、さっさと行けよ』
「うん、じゃあ後でねー」
と、ようやく行った朔弥
はぁ…なんなだよ、あいつ
なんかどっと疲れた
◇◆
ふと携帯の時計を見ると
あいつがホテルが入ってからもうすぐ2時間だった
そろそろかな、と考えていた所で背筋が震えた
ちょっと、トイレ行きたくなってきた
早く連絡来ないかな、と少し足を揺らす
ちょうど2時間が経った時だ、
携帯が鳴った
「もしもしー、ワンちゃん?終わったから迎えにきて」
『あぁ、問題なかった?』
「うん」
と、言われて
後部座席にある着替えの入った紙袋をもって
ホテルの部屋に向かう
「おー、ワンちゃんありがとー」
と、シャワーから出てきた朔弥に
着替えを渡す
『なあ、トイレ……入ってもいい?』
「なに、おしっこしたかったの」
『…うん、はいる、』
と、トイレに入ろうと部屋に1歩踏み入った時だ
『うわ、そこでしたの』
と、トイレの前が水浸しになっていることに気付く
「しょうがないじゃん。そういうのがすきなひとだったんだから」
『ふーん、』
と、水溜まりを避けて中に入ろうとすると
「中もびしょ濡れだよ」
『ええ、』
「だからこっち」
と、腕を引かれシャワールームに連れていかれる
『は、やだ。何言ってんの。ここのトイレ入れないならロビーのトイレ行くからいいって』
「ええ、絶対ワンちゃん我慢できないじゃん。いいよ、俺が手伝ってあげる」
と、後ろから腕が回ってきて
俺のベルトを緩め始める
『は?ちょ、なにしてんの』
「足元も汚れそうだから全部脱いだ方がいいよ」
と、勝手にチャックまで下げるから
ズボンがずり落ち無いようにぎゅっと抑えるけど
変に力を入れるとおしっこが出ちゃいそうで
少しへっぴり腰になりながらもどうにか我慢する
「ワンちゃんでちゃうよ、そんなんしてると」
『だ、だから、離せ』
「いいじゃん。オレだってさっきそこで漏らしたし」
お前は仕事だろ、
おれはちゃんとトイレでしたい、と思ったのに
つーっと背中に指を1本這わせられると
ぞぞぞぞっとして体の力が抜け
漏れてしまいそうになり
思わず両手で中心を抑えてしまう
「もう限界そうじゃん。ワンちゃん、ほら、手、離して」
『やだ、』
やだ、というと
グッと下腹を押され
ほんとうにもう出そうで
ぎゅっと自分の中心を抑えながら睨むと
「ほら、スーツ脱ご」
と、下を脱がされ
恥ずかしいおむつ姿にさせられる
「ほら、はやく。それも脱ぎな」
『……やだ』
「でちゃうよ、オレの前でおもらしすんの?」
『やだ、……しね、』
「そーいうこといわないの。しねとか言って本当に死んじゃったら例え交通事故とかでも後悔するでしょ?だから絶対しねって言っちゃダメだよ」
『…うっさい、本当にうっさい。もう離せ』
「ほら、手、離して」
もう、お腹の下が痛い、
早く出してしまいたい
耳元で言われるその声に
そっと手を離すと
おむつの中に手をつっこまれて
中心を掴まれる
そして、
排水溝の方に先っぽを向けられ
「ほら、しなよ」
『やだ、見るな、でないから、』
「出るよ。ここもうパンパンだもん」
と、お腹の下の方を円を書くように
ゆっくりと撫でられる
「オレ後ろにいるから見えないし。ほら、していいよ」
と、確かに後ろにいるけど
後ろから腕を回されて
ちんぽ掴まれて
お腹撫でられてたら絶対見えんだろ
「ほら、しー、しー…」
と、お腹を撫でる手に徐々に力を入れながら
耳元で言ってくるから
ぶるぶると背筋が震えてしまう
そして、
ちょろ、と先っぽから水がこぼれる
「ほら、出るでしょ。そのまましちゃいな」
頭の中は出したいって事しか考えられなくて
ちょろ、ちょろちょろ、
と少しずつ
水を零す量を増やしていく
『っぁ、っんっ、……で、でる、ぅ』
「うん、いいよ。して」
と、言われるともう我慢なんてできなくて
しょろろろ、という音に
そして
床にばしゃばしゃと水が落ちる後
『っぁ、で、でてるぅ、』
「おー、でてるでてる」
と、少しちんぽを揺らされるから
弧を描いていた水が
ちょっと乱れてびしゃびしゃと音を大きくする
『ばか、っ、ぁんん、っ』
ちょろろ、と情けない音をさせてようやくおしっこが止まると
ちょんちょん、とちんぽを振って尿切りをされた後に
すぐにシャワーで床を流す
「よかったね」
『さ、最悪』
「なんで?漏らさなくて良かったじゃん」
こんな所で…漏らしたのとそんな変わんない、
「ワンちゃんってえっちな顔でおしっこすんだね。キャストやれば」
『ほんとさいあく。お前ほんとむかつく』
「なんで?感謝してよ。オレのおかげでおもらししないですんだんでしょ?それより腹減った。飯いこ。ワーンちゃん」
なんだこいつ、むかつく…
ペース掴めねえし…
こんなやつの前でおしっこ、
したくなかったのに
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追記
朔弥くん(21)
朔弥は源氏名
本名 新月 彰 にいづき あきら
身長176cm
大学生
コミュ力カンスト
好きな食べ物は焼き鳥
おもらしするのは嫌いじゃない
結構パリピ
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