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第51話
いやー、昨日のシバはどえろかったなぁ
かわいかったなあ
あのまま風呂とベッドで1回ずつ
朝寝起きで1回してしまった
と、昨日のどえろいシバを思い出しながら
ほくほくと仕事をしていた
「なんかご機嫌っすね、社長」
と、社長室に入ってきたヤナギに
期限の良さがバレる
「んー、まぁなあ」
「なんかいい事あったんすか?」
「いやー、まぁべつに」
「悩みとかなさそうっすね」
「そうでもねえよ?」
「なんかあるんすか?」
「んー、なんか飼い犬に嬉ション癖が付いてんだけどあれってどうにかなんの?」
「ええ、それって」
「あー、知り合いの話な」
「結構頻繁なんですか?」
「んー、最近増えてるって感じかな?」
「嬉ションの原因って興奮しすぎらしいから落ち着くまでちょっと放っておく方がいいらしいっすよ」
「ええ、かわいそうじゃねえか?」
「構い過ぎで甘えぐせ付いちゃってんですよ、それ」
「そういうもんなの?」
だってあんだけ構ってほしそうにしてんのに可愛そうだろ
その時だ
『なぁなぁ』
と、シバが社長室に入ってきて
「お、どうした?」
と、ドアを開けて中に入れてやると
ヤナギがいた事に驚いて少し固まる
「あー、じゃあ俺戻りますねー」
と、ヤナギが出ていったのを確認して
「どうした?」
と、ソファに座りシバを膝の上に乗せる
『ヤナギさん、よかったの?』
「あぁ、別に仕事の話してた訳じゃねえって」
ただの雑談だ、と
いうとなぜか少し不機嫌になりそっぽを向いたシバ
「なに、なんか用事あったんじゃないの?」
『おれそろそろ帰る時間だけどお前どうするかなって、まだ仕事すんなら先帰っけど』
「おー、そんな時間か。どーすっかな、まだちょっと仕事あんだよね」
『じゃあ先帰る』
と、いうシバのおでこにキスを落とす
すると期待からか
蕩けた表情を見せ
ぷるぷると背筋を震わせた
あ、やべ、これ興奮してるかも
と、さっきのヤナギの言葉を思い出す
「シバ、今日は先帰ってて」
『うん』
と、シバを膝から下ろすと
きょとん、と俺の顔を見てくる
「シバ、今日は先帰れるよな?」
『うん、帰れる。遅くなんの?』
「んー、まあ、そんな遅くなんねえと思うけど、飯は先食ってて」
『んー、りょうかい』
じゃあな、とシバは社長室から出ていき
ふう、とため息を吐いた
構わないとか無理だろ
◇◆
『おっせえんだけど。そんなおそくなんないって言ったじゃん』
「わるいわるい」
と、玄関で寝転がって待っていたシバの手を引いて立たせ
頭を撫でようとして手を止める
これが、甘やかしすぎってやつか
「飯は?」
『…食ってないけど』
「なんで?食っとけって言ったじゃん」
『だって、』
「なに、」
『お前は、ごはん』
「あー、コンビニで適当に買ってきた」
『……ふーん、』
「お前も食うならなんか一緒に食うか?」
と、買ってきた物を開けて出す
『……うん』
と、何故かものすごく不機嫌で
膝に乗せようかとおもったが
これは甘えぐせとかじゃなくて
俺が甘やかし癖ついてんな、と我慢する
しかしシバは
冷蔵庫からゼリー飲料をだしてそれを飲み始める
「なに、食わねえの」
『食わねえ』
「なんで」
『お前の作ったのがくいたい』
「こんな時間にわがまま言うなよ、無理だって。材料もねえし」
と、時刻はもうすぐ11時
今日は朝も早めだったのにだいぶ遅くなってしまった
一刻も早く寝たい
「シバ、食わねえなら、俺が全部食うよ」
『いいよ、食えばいいじゃん』
なんだ、機嫌悪いな、と思いながらも
買ってきた物を全部食い、風呂に向かう
首にタオルがかかっていたから
シバは既に風呂に入ったのだろう
風呂から出ると
シバはうとうとと頭を揺らしながらテレビを見ていた
「シバ、眠いなら先にベッド行ってろよ」
『んんん、おまえは、』
「髪乾かして歯磨いたら行くけど」
『んー、』
と、目を擦ってソファから俺のことを見上げる
連れてってやるか、とシバを抱きあげようと
手を広げかけた時だ
出た、俺の甘やかし癖
「シバ、行けるだろ、ベッド。先行ってろ」
『………なんで、』
「なんでってお前もう寝そうだろ」
『連れてって』
「お前重いんだもん。すぐ行くから先行ってろって。わかったか?」
『……わかったよ』
と、不貞腐れた顔をし
寝室に向かうシバ
俺も寝る準備を整え
寝室に向かうと
シバはベッドの上で腰を振っていた
今朝までやってたのにまたオナニーか
若いとちげえな、やっぱり
「シバ」
『んっ、はぁっ、』
「あ、お前、俺の枕使ってんじゃん」
『んんんっ、だって、』
「お前さー、1人でやんならせめて見られないようにするとか無いの?」
そんなかわいい姿見せられたら
どう考えても俺が我慢できないだろ
『なぁっ、んん、っ』
「なに、」
『なにしてたんだよ、きょう、っ』
と、腰を振りながら聞いてくるから
人と話している時くらいオナニーやめなさい、と枕を取り上げると
シバはむすっとした顔でベッドの上に座り直す
胡座をかいて座るから
ビンビンに立ち上がっているものが
テントを張っていた
……履いたままやって
下着汚すつもりだったな、こいつ
「なにって、いつ?なんの事?」
『今日、おそかったじゃん』
と、しゃべりながらも返せ、と枕に手を伸ばしてくるから
俺のだ、と背中に隠す
「仕事だよ、普通に。ほら、シバおいで」
と、膝の間にシバを後ろ向きで座らせ
シバの下着とスウェットを下げる
『なに、すんの?』
「おにーさん今日疲れてるからお前だけやってやるから」
『なに、おにーさんって』
「いいだろ、間違えじゃないし」
シバの肩から覗き込み
背中越しにシバの物を扱く
意外にこっち向きってしてなかったかもな
『んっ、…っ』
シバは俺の胸に寄りかかり目を閉じされるがままだ
「シバ、きもちいい?」
『いいっ、んんっ、もっと、ぁっ』
この角度から見るシバのものも新鮮だけど
それ以上に
赤くなっている耳の縁や
首筋が見えるこの角度もいい
我慢出来ずに
べろ、とシバの首筋を舐めてやる
『ひ、ぁっ、ぁあっ』
と、驚いたのか背筋をぷるぷる震わせ
喘ぐシバ
喘ぎ声っていいよなぁ
俺あんま出さねえけど。
こうやって
素直に喘がれるとそそるよなあ
シバは女との経験は無いのだろうか
女相手だったらこんな喘いでられないだろう
腕の中でひんひんと喘ぐシバに追い打ちをかけるように手を早める
すると、シバが俺の手を掴み止める
『んんっ、ばか、ぁ、っ、』
「ん?どうした?」
『なんか、っ、変なことかんがえてた』
「なんで?」
『てきとうにすんな、おれの、ちゃんとやれ』
と、トロトロに蕩けてるくせに
命令口調で言うシバ
いや、まさかお前の喘ぎ声について考えてたら手元が疎かになっていたなんて言えないだろ
「シバ、やってほしいならちゃんとおねだりしろ。できるだろ」
と、シバの顎をつかみ
横を向かせ
ちゅ、ちゅ、と顔中にくちびるを落としていく
『っぁ、はぁ、っ』
それだけでシバはトロトロになって
焦点が揺らぐ
「シバ、おねだりできるよな?」
『かいぬしの……ごしゅじんさまのてで、おれの、かいいぬのだらしなくたってるちんぽ……ごしごしして、きもちよくして、』
と、さっきより耳を真っ赤にさせ
俺に上手におねだりをするシバ
どこでそんなやらしい言葉覚えてきたんだと言いたくなるが
俺をその気にさせるには充分で
シバの唇にもう一度深くキスをする
舌を絡ませ
誘いだし
くちゅくちゅといやらしい音をさせシバの舌を吸ってやる
その間も下では手を上下に動かしてやり
『んっは、ぅ、んちゅ、んんっむ、』
先っぽを手のひらで擦るタイミングで
舌を甘噛みしてやると
シバは腰をビクビク震わせ
反らして、俺の手の中に熱いものを吐き出す
ちゅぱ、と名残惜しい音を立て
くちびるを離すと
シバは息を切らし
『っはぁ、ぁっ、はぁ、ぁあ、いっ、ちゃったぁ、』
と、肩を揺らしながら言った
くそぅ、今日はやらねえつもりだったのに……
「シバ、上手にイけたな」
と、頬を撫でてやると
ぷる、と背筋を震わせ
ちょろちょろと少量のおしっこを漏らす
あー、しまった
興奮させた上に甘やかした。
構い倒してしまった……
蕩けきったシバは自分の下半身の状況には気付いていないようだが
これはシバが甘えるって事以上に俺がシバを甘やかすのを我慢出来てねえんじゃねえのかな…
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