66 / 180

第66話

出張から帰り 情けなく盛っちまったが とりあえず一段落し 風呂入ったり 飯食ったりしている時も シバは俺にベッタリだった ベッタリ具合がいつもの比じゃない 今だってテレビを見ているのに 俺の脚の間に座り 俺の胸に寄りかかり 土産の温泉饅頭を食っていた 「シバ、留守番中どうだった」 『どうって、……別に普通』 「寂しかった?」 『んん、まぁ、いつもよりは』 「そっかー、なぁ、おむつ、自分でできたか?」 『……そんぐらい、できるし』 「そっか、良かった。昨日駅からの帰り道とかで漏らした?つかタクシー乗れた?」 『漏らしてねえし。ちゃんと駅のトイレ行って帰ったし、電車で帰った』 「ええ、タクシーで帰れば良かったじゃん」 『いや昼過ぎだし。タクシーで帰る時間じゃねえじゃん』 「じゃあいつ漏らしちゃったんだ?」 『……関係ねえじゃん』 「なんで、教えて。俺シバの事心配だし」 と、耳にキスをしてやると 『……きのう、』 と、ゆっくり口を開く 「昨日?」 『かえって、ソファで寝てたら…起きた時、間に合わなくて、そのままおむつに漏れた、』 「そっか、ちゃんと体拭いた?」 『そのまま、風呂行ったし』 「そっか。えらいな、自分で片付けられて」 『うん、』 「夜は?大丈夫だったか?」 『あさ、……出てたからシャワー浴びて会社行った』 「そっか、泣かなかったか?」 『泣かねえし、』 「えらいな」 と、シバの頭を撫でてやると 『バカにしてる、』 と、俺の顔を見るけど 別に怒ってる訳じゃなさそうだ 「シバ、俺は寂しかったよ、お前いなくて」 『なんで、おまえはヤナギさんと一緒だったじゃん』 「一緒って言ってもまぁただ単に仕事だし」 『ふーん、……おまえはおれがいないと寂しいんだ』 と、何故か少し上機嫌に言うシバ なんだそれ、嬉しいのかな 「そう、寂しいからぜってえ離さねえよ」 と、後ろからシバを捕まえると ふはっ、とシバは笑う 『おれおいて勝手に出張行ったくせに』 と、シバは笑い ほら、と包み紙を剥いた温泉饅頭をこちらに差し出すからそれを1口齧る 「あー、明日会社行きたくね。シバとずっとこうしてたい」 『社長のクセに』 「関係ねえよ、そんなん。だってシバすっげえかわいいじゃん。おしゃぶりしながらおもらししたりさー」 『してねえもん』 と、いうけど絶対してたし 「シバ、ほら、ちゅーして」 『やだ』 ふん、と横をむくシバのほっぺたにキスをしてやると ぎゃはぎゃはとシバは笑った 子供かよ 「シバ、そろそろ寝るか。俺社長だから明日も会社行かなきゃいけねえし」 うん、と頷いたのを確認して 歯を磨き寝室に向かう 「シバ、おねしょシーツ洗濯中で、今おむつ履くタイプ切らしてるから今日テープタイプでもいい?」 『………やだし、履かねえし』 さっきまで上機嫌だったのに シバは不機嫌にふん、と横をむく 先ほどシバがおもらししたから ベッドの防水シーツは洗濯していた おねしょをしてベッドのマットまで汚れたら困る、とおむつを履かせたいのに 在庫を見たら履くタイプを切らしていて テープタイプを提案したが お気に召さないようだ 「シバ、」 と、耳にキスをしてやっても 『そんなんで誤魔化されねえし』 「シバ、ほら、ちゅう」 と、いうと こっちを向くから ちゅ、と鼻の頭にキスを落とす 『やだ、履かない、やだ』 「シバ」 『やだ』 「じゃあ夜中起きてトイレ行くか?」 『行くし』 「ふーん、じゃあ寝よ」 と、ベッドに寝ると シバも少し迷ってベッドにはいる シバ寝たら勝手に付けとこ 『アラーム、かけて』 「アラーム?」 『夜、起きるから』 「何時くらい?」 『2時間くらい?』 と、言うけど 2時間ごとに起きるつもりか? 「ちゃんと起きろよ」 『おきるし』 と、もうシバの好きにさせることにして アラームを2時間後にセットした 「シバ、こっち来て、寝よ」 と、抱き枕を抱いているシバを抱き寄せると ぎゅっ、と抱きついてくる あー、1日ぶりにシバと寝れる 癒されるな、これ ◇◆ ピピピピ と、鳴り止まない電子音で目を覚ます なんだ、と思ったが すぐに先ほどアラームをかけた事を思い出し シバを見るが んんん、と眉間にシワを寄せているが起きる気配が無い まだ漏らしてねえよな、と 下を確認するがまだ濡れていない 「シバ、アラームなってるよ」 と、アラームを止めてシバを揺するが んんん、と嫌そうに身体を捩る 「シバ、おしっこ。漏らすぞ」 『んんん、ない、でない……おしっこない』 と、起き上がる気配も無くぐずっていて もうこれ起きないな、と ため息を履いて シバのスウェットと下着を下ろす 『んん、な、に…すんの、』 「おむつ付けてやんの」 『んんん、おしっこ……していいの、?』 「ええ、でんの?」 『でる、』 「ちょっとまって」 なんだよ、でないって言ったじゃん、と思いつつ 急いでおむつを付けてやると 片側だけテープを止めた所で 中でしょろしょろと水を零し出す 「あー、シバ。ちょ、まて。出てる」 『んんん、おしっこ、』 と、シバは気持ちよさそうに息を吐いた あっぶねえ、ギリギリじゃん すっげえ出たし 「全部でた?」 『んん、でたぁ』 と、体をぷるっと震わせた あっぶねえ、とため息を吐いて 片側だけ止めたテープを外しおむつを開くと 全部でたと言ったのに まだ、ちょろちょろと黄色い水こぼしていて まもなく止まる 「シバ、おむつ履いとこうな。それで朝までゆっくり寝れるから」 『……んん、』 と、ほぼ起きていないシバは 肯定か否定かわからない返事をしたから おしりふきで軽く拭いて 新しいテープタイプのおむつにパットを入れ 下半身を包んでやる スウェットを上まであげる頃には シバは再び眠りに落ちていた もしかして、甘やかしすぎて おむつ=おしっこしていい所ってクセついてんのかな…だから履かせた瞬間漏らしたのかな

ともだちにシェアしよう!