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第75話

今日のシバはご機嫌だった ある程度おねしょするかもって昨日の夜から覚悟していたのが良かったのかもしれない それとも朝連れていったフレンチトーストに 死ぬほどメープルシロップかけてやったのが良かったのか 定時で上がって一緒に帰ってきたのが良かったのかもしれない とりあえずシバはご機嫌で 一緒に風呂入って、 乳首弄り回してやって 乳首がちょっと腫れてるけど それすらも そんなに嫌じゃないらしい 『なあ、コンビニ行こ』 「はあ?今何時だと思ってんだよ」 『アイス食いたいの』 と、ここでシバの機嫌をそこねたくない、と 夜中のコンビニにも付き合ってやって いよいよ寝る時間だ 歯を磨いて テレビを見ているシバに声をかける 「シバ、おしっこ行っといで」 『したくねえのにー』 「行くだけでいいから」 と、いうとシバは渋々トイレに向かって 出たかどうかわからないが 流して戻ってきた 「俺寝るよ」 と、言い残し寝室に向かうとシバも 当たり前のように着いてくる 「シバ、俺明日早いから寝るけど。おまえ、明日電車で来れるよね?」 『うん、おれも寝る』 と、シバはベッドに入る俺の事をベッドの横でじっとみている 「ほら、おいで」 と、布団を捲って入れてやるが 何やら言いたそうだ きっとおむつをして欲しいのだろう シバのおねしょは短くても3日は続く、 だから今日もおむつを履かせてもらえると思っていたのだろう しかし、自分から言うのが恥ずかしいのか 俺の腕の中で少しソワソワしているだけだ 「おやすみ、シバ」 と、おでこにキスをしてやるが シバは何か言いたげな顔でじっと俺を見る 「シバ、……アラームかけてるから、夜中に一緒にトイレ行こうな」 『え?』 「ほら、寝よ」 『………おむつ、してくんないの』 と、痺れを切らしたのか、 顔を赤くしながら口にした うわ、かわいい なにそれ 「うん、しねえよ」 『でちゃうかも、』 「だから、夜中トイレ行くんだろ」 『それでも、でちゃうかも。今日の朝も出ちゃったし』 「シバ、シバの身体、おむつ履いてるとおしっこしちゃうだろ?だからおしっこはトイレでしかしちゃダメって覚えさせなきゃなんねえからおむつはもう暫く禁止」 『そんなの、わかってるし…トイレでしなきゃいけないくらい』 「わかってんならいいけどな」 よしよし、とシバの背中を撫でてやる 「おむつしてなかったら、おねしょしねえかもしんないだろ」 『……しちゃったら?』 「まぁ、防水シーツだからすぐ洗えるし。一緒に風呂はいろ、シバ」 『……うん』 と、ようやくシバが納得した所で 電気を消し シバの背中を撫でてやる シバはずっともぞもぞしてて眠れなそうだな、これは 元々そんな寝付き良くねえからなあ ちょっと抜いてやろうかな いや、抜くとおねしょしやすくなる気もするな やめとこ、と背中を撫でてやると 次第にシバの動きは収まる 寝れるかな、と 俺も眠くなってきてしまった 3時間後 アラームがなり目を覚ます 腕の中でシバはもぞっとうごいたが 唸るだけで起き上がる気配がない 「シバ、起きろ」 『んんん、』 「ほら、トイレ行こ」 と、いうとぶすっと不機嫌な顔で起き上がるが 『……おしっこない、でない。いかない』 と、またすぐに横になる 「シバ」 多分シバはあの後も眠りに着くまでに時間がかかったようで ようやく深い眠りに入ったところだったのだろう 「シバ」 『んんん、やだ、』 「おねしょしちゃうだろ」 『しないぃ、んん、やだ、おれ、おとな、』 「シバ」 『やだ、おむつはくから、』 大人ならおむつ履くとかいうなよ、 それじゃ意味ねえんだけどな、とおもいつつ 俺も眠くて諦めかける 「シバ、おしっこでねえの」 『でねえ、』 と、いうから もういいや、濡らしても と、俺も再びベッドに横になる しかし すぐにシバが飛び起きた 「シバ?」 『んんっ、』 「どうした?」 と、飛び起きたシバの手は ぎゅっと中心を握っていた 『でる、おしっこ、』 「は、?」 と、シバの手の下の布地が じわり、と色を変えたことに気付く 「やべ、」 でてんじゃん、と すぐにバスタオルを取り出しシバの中心に当ててやると シバはそのままタオルにじゅわじゅわとおしっこをし始めた 『んん、でてる、っ』 「ゆっくりしろよ、こぼれるから」 『んっ、でた、んんっ』 と、全部出し終わったのか タオルを離す ああ、スウェットもタオルもびしょ濡れだ これはもうおもらしと言って差し支えないだろう 「シバ、お風呂いこ」 と、すぐに寝るのは諦めてシバの腕を引くと シバは出し終わって安心したのか ぼーっと眠そうにしていた どうにか俺に引かれるがまま付いてくるが ほぼ目は閉じそうで 「シバ、自分で洗えるか?」 と、聞いても頭を振るから 風呂場でびしょ濡れの下着とスウェットをまとめて下ろし タオルと一緒にとりあえず適当にすすぎ水につけておく シバの下半身にはさっとシャワーをかけて洗ってやると ジョボジョボと残っていたのか 結構な量のおしっこを漏らしたから もう1度シャワーで洗ってやる タオルで拭いて 下着に脚を通そうとすると 『やだ、おむつ、』 と、首を振ったけど むりやりそのまま普通のパンツを履かせる 『んんん、やだ、』 「シバ、赤ちゃんじゃねえんだからおむつじゃなくていいだろ」 『んんん、赤ちゃんでもいいし』 「良くねえよ」 と、ベッドに入れてよしよしと背中を撫でていると今度は割かしすぐに寝て 俺も安心して眠りについた 翌朝、シバは 少量だがおねしょをしてしまい 朝からものすごく不機嫌になった これは暫く寝る時に駄々こねんな…… 風呂に入れてやり 「シバ、ちょっとだったからシーツ大丈夫だったろ。大丈夫だから」 と、励ましたが それでも落ち込んでいて 俺は仕事に行かなきゃならなかった為 シバの機嫌が回復仕切る前に 家をでてくるしか無かった シバ、大丈夫かな、今日

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