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第83話
最近はほぼ行きも帰りもあいつの車で
おれが電車に乗ることは無くなっていて
おれが夜遅い時間に送迎とか入っていても
わざわざ1回帰ったあと迎えに来てくれる
この前、おれが痴漢にあったから
おれよりあいつの方が気にしてる感じになっていた
さすがにおれも申し訳ないというか
不便だろうな、と思ったからお金を貯めようと
手当が付く遅めの時間の送迎も入れたりしていた
「あ、今日もいおりんだ。オレ、柳瀬さんに会いたいのに」
と、あきらくんにはちょっと文句を言われた
でも、送迎もだいぶ慣れてきたし
待機時間のトイレも大丈夫になってきた
一応おむつは履いてるけど
「いおりん、オレ明日朝もあるから会社泊まるね」
と、送迎のあと
会社に1度戻るとあきらくんはそう言って仮眠室に向かう
『仮眠室のチェックのやつ、ちゃんと付けてよ』
「分かってるって。付けないと入れないようになってんじゃん」
『あー、そうなんだ』
「え?いおりん仮眠室行ったことないの?」
『えっと、入ったことはない』
「ええ、そうなの?一緒に泊まる?」
と、あきらくんに言われてちょっと考える
仮眠室、泊まったこと無かったけどいいかもな
時刻は深夜1時近い
こんな時間にあいつに迎えに来てもらうの悪いし
あいつ寝れないかもだし
『行ってみる』
「え?まじで?いこ」
今日、仮眠室泊まるから迎え大丈夫
と、メールを入れて
あきらくんについて仮眠室に向かう
仮眠室は3部屋あって
それぞれ2段ベッドが入っている
予約制だけど開いていたら泊まっていい仕組みだ
「ここにチェックの操作すると鍵出てくるよ」
と、あきらくんに教えて貰って
あきらくんと同じ部屋に向かう
鍵を開けるあきらくんに続いて仮眠室に入る
いつも、ドアの前しか見たこと無かったからな
思ったよりキレイ
『こうなってんだ』
「うん、着替えそこにあるよー」
と、あきらくんは棚からスウェットを出してくれて
着替えよ、とさっさと着替えるあきらくん
おれも着替えようかな、って思ったけど
おむつ履いててあきらくんに見られたくないから後でトイレで着替えよう、と
とりあえずジャケットとネクタイをかけて
ベッドに腰を下ろす
「いおりん着替えないの?」
『あとで、』
と、メールを見ると
なんで
と、返信が来ていたから
夜遅いから、と返す
あれ、なんか不機嫌?
そんな事をしている間にあきらくんは
おれのワイシャツのボタンを外していた
『なに?』
「着替えさせてあげようかなって」
『自分でできるし』
「そう?」
と、言いながらもあきらくんはおれのベルトに手をかける
『なに?』
「なにって、着替えさせて上げてるだけでしょ?あ、まさかいおりんエッチな想像しちゃった?」
『ちっがうし!やめろ、』
と、後ずさるのに
ベルトを引っ張られて取られてしまう
「おむつはいてんの見られたくないの?そんなの今更だよ」
と、言われて
恥ずかしくて顔が熱くなる
『見んな、』
「じゃあ見ないから早く着替えちゃいなよ」
と、あきらくんも着替えを終えたから
ベッドの下の段の奥のほうに入って
背中を向けて着替える
恥ずかしいから下を履き替える時は
布団の中に隠れて履き替えた
その時
「あ、」
と、不意に声が聞こえて
振り返ると
あきらくんがにやりと笑っておれの顔を見た
『なに?』
「おしっこ、したくなってきちゃった」
『トイレ、行ってくれば?』
なんだ、そんなこと
言わないでいいのに、と
スーツをハンガーにかけようと立ちあがり
あきらくんに背中を向けて立つ
「だって夜の会社怖いんだもん」
『ええ、そんな子供じゃないんだから』
これ、おれトイレまでついて行かなきゃ行けないのかな、と
振り向くと
思ったよりあきらくんが近くにいた
『着いてきて欲しいの?』
「うーん、というか、いおりんはおむつはいてるよね?」
『……だから?』
何が言いたいのか
分からなくて首を傾げると
あきらくんは
おれのウエストの所に指をかけて
おむつとスウェットを一緒に引いた
『な、なんだよ』
「いおりんまだおしっこしてない?」
『してないし、なんだよ』
「じゃあ、大丈夫だね」
と、言いなぜか身体を抱き締められ
訳が分からなかった
しかし、下半身になにか
むにり、とした物が当たる
『え?』
そして、
じゅわじゅわ、と直ぐにおむつの中に広がる熱
「はあ、」
『え、ぁ、っ、』
おれの、股間に
何か温かいものがかかる
ちょろちょろ、と音を立てながら
おむつの中はじっとりと湿っていき
「いおりんのおむつに、おしっこしちゃった」
と、抱きしめられたまま耳元で言われると
ようやく状況が分かって
あきらくんから離れようとするけど
「あばれないで、零れちゃうよ」
と、ぎゅっとあきらくんが俺の体を抑える
『や、やだっ、や、ぁっ、あつい、やだ、きもちわるい、っ』
おれが出てないのに
おもらししてるみたいな変な感じ
やだやだ、と首を振るけど
あきらくんのおしっこは止まらなくて
おれのちんぽにかかってから
おむつに吸収されていく
「っはぁ、きもちいい、」
とあきらくんはぶるっと震えた
『っぐす、っやだ、っあきらくん、やだから、』
「あれ?いおりん泣いちゃったの?」
『やだっていってんじゃん、っんんっ、やだ、』
「ほら、大丈夫だよ、いおりん」
と、泣かせた張本人の癖に
おれの背中を撫でてくれる
そのせいか、
あきらくんのおしっこかけられたせいかわからないけど
しょわ、とおれのちんぽもおもらしをはじめてしまって
そのままおむつの中が更に濡れていく
「あれ?いおりんもおもらししちゃったの?おれのちんこにいおりんのおしっこかかってあったかくなってるよ?」
『ばか、っあきらくん、ばかっ、ぁっ、んん、ででる、』
最悪だ、こんなのって思ってるのに
おしっこは止まらなくて
そういえばおれ今日ずっとトイレ行ってなかった、と言うことに気付く
しかし、次の瞬間
じわじわ、と太ももの当たりに変な感じ
『っあ、』
「あ、漏れちゃった?いおりんがおもらししちゃったから」
と、あきらくんはなぜか俺のせいにして
おしっこがおむつから溢れ出して
スウェットを濡らし色を変えていく
『んん、とまら、な、っ、ぁっ、』
最悪、こんなの、と必死に止めようとするけど止まらなくて
結局全部出てしまって
スウェットはふたりぶんのおもらしで情けなくシミを作っていた
「いおりんおもらしだ」
と、あきらくんはようやくおれのおむつの中からちんぽを抜いてくれて
なぜかたっているそれを恥ずかしげもなく見せてくる
「いおりんがえっちだからこんなんなった」
『おれもう、あきらくん嫌い』
ぐすぐすと、情けなく
涙が溢れてそれを袖で拭う
「なんで?いおりんもおれのちんこにおしっこかけたからおあいこでしょ?」
『気持ち悪い、おむつぬぐ』
2人分のおしっこが入っているおむつが気持ち悪すぎて
あきらくんがいるとか気にしないで
その場ですぐに横を破って脱ぎ捨てると
べしょ、と情ない音がした
「いおりんって下の毛処理してんの?薄いよね」
『……してないけど、』
「えええ、してないの?マナーだよ」
そうなのかな、そんなの知らないけど
『おれ、シャワー浴びてくる』
気持ち悪いから、あきらくんにおしっこかけられて
と、とりあえずおむつだけ脱いだから
向こうで着替えよう、と
膝まで下げていたおもらしのスウェットを再び上げて
シャワー室に向かうことにした
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