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第94話

赤ちゃんって言われたくないから おしっこもちゃんと早めに行くから失敗してないし 寝る前は飲み物あんまり飲まないようにして 夜中にアラームをかけておねしょも気をつけていた 「シバ、また夜中アラームしただろ?」 『うん、ちゃんと起きたし』 「そんな気にしなくていいのに」 『おねしょしたくねえんだもん』 「起こしてやるから別にアラーム気にしなくていいぞ?お前最近睡眠浅いじゃん」 『……自分でできるし』 そんぐらい、 俺できるし 現にできたし。 この前までちょっと油断しただけだった 「シバ、今日の昼飯一緒に食お」 『うん、今日はナポリタンのとこ』 「お前あそこすきだな」 『うん。クリームソーダあるし。あ、おれ送迎入れてるからお昼ちょっと過ぎるよ』 「いいよ、何時くらい」 『14時前くらいになりそうだけど』 「おお、了解。じゃあ終わったら俺の部屋来て」 『うん』 そんな会話を朝の車でして 送迎が終わって今13時45分、 予定通りだな、 この後トイレいって社長室に行こう、と 思っていた時だ 「あ、いおりんだ」 『げ、』 「久しぶりなのに何ー?その反応」 『だってあきらくんこの前意地悪したもん』 と、なぜか着いてくるあきらくんを無視して社長室に向かおうとした時だ 「謝ったじゃーん。ねえ、それより衣装室どこ?」 『衣装室?なんで?』 「オレこの後コスプレ入っててさー、瀧さんに自分で衣装取ってこれるって言ったけど場所わかんなかったんだよねえ」 『ええ、知らないのに適当なこと言うなよ』 と、文句を言いながら しょうがないから衣装室に連れて行くことにした 『こっち、』 と、いうとあきらくんはついてきて 衣装室に向かう んん、早く飯食いたいのに 『ここだよ、何着るの?』 「ナース服」 『あきらくんMサイズ?備品そっちね。聴診器と大きい注射器あるからそっちの棚から探して』 「りょうかーい」 と、あきらくんは棚をガサガサ漁り始めた 「へえ、こんなんあるんだ」 『ナース服、ピンクと白どっちがいいの?』 「ピンクー」 と、いうあきらくんに ピンクのナース服、Mサイズを渡す 『あった?聴診器と大きい注射器』 「これ?」 と、見せてきたから 『それ白いナース服用だからこっち』 と、備品も出して渡すと 服と一緒に袋にしまって肩にかけるあきらくん 「へえ、そういう決まりもあるんだ」 『一応な』 と、それを渡すと 「いおりんありがとう」 と、なぜか握手、と手をつかまれた 『うん』 「今日の送迎いおりん?」 『ちげえけど』 と、いうと 笑顔のままあきらくんは カシャン、と何かおれの腕につける 「最近いおりんおれのこと送迎してくれないね」 『は?え、なにこれ』 と、腕を見ると 「ん?手錠?あったから」 と、しれっと言ってくるあきらくん 「こんなのあるんだなあって」 『これ警官コスプレ用の、ねえ、外して』 「なんでよー、おもしろいじゃん、両手やらせて」 『やだよ、おれ暇じゃないし』 「なんでよー、いおりんも送迎してくんないし!」 『それはあきらくんがいじわるするからだろ、』 と、もういいや、と手錠をかけられて無い方の手を棚に伸ばして 鍵を探そうとするが ぐい、と反対の手が引かれたと思うと カシャン、 と、新たに伸ばした方の手も手錠にかけられる 『ちょ、あきらくん』 「やったー、かけられた」 『なんで、もう』 と、ちょっと怒りながら 鍵を取ろうと両手を動かそうとするが ガシャン、と金属の擦れる音 『?』 なんだ、と手首を見ると 棚のポールに手錠が通っていて 動けなくされていた 「いおりん捕まえちゃったー」 『ちょ、なんでそういうことすんだよ!早く鍵とれよ!』 「ええ、怒んないでよ。鍵どこ?」 『だからあきらくんやなんだよ』 「ええ、そんな怒る?」 『だっておれ外してって言ったのに』 「かけてみたかったんだもん、手錠って」 『かぎ、手錠入ってた所の箱に入ってるから』 「ええ?無いよ、」 と、箱を裏返して見せてくる 『うそ?他の箱は?』 「鍵入ってないよ」 『ええ、なんでよ』 「そんなん俺知らないよお」 『じゃああきらくんカギの場所誰かに聞いてきて。あいつでもいいから』 「あいつって?」 『…社長』 「ええ、オレ社長ちょっとこわいんだもん。じゃあ柳瀬さんさがしてくるよ!」 と、あきらくんは勢いよく部屋から飛び出した 『え、ちょ!あきらくん!ヤナギさん、今日この後外出るっていってた、。。』 と、おれの言葉を聞かないままあきらくんは出ていってしまって おれは手錠に捕まって 棚に手錠が通っているせいで動けなくて、 バタン、と閉まった扉 ものすごく、取り残された気分だ もう、あきらくんはなんでそういうことばっかりするんだろ、とため息を吐いた時だ 『んん、っ』 背筋がぷるっと震えて気付いた 『おしっこ、』 したい、んだった 送迎中はトイレ行かないで我慢できたけど 帰ったら行こうとおもってたのに トイレいってからあいつんところ行こうと思ってたのに、と膝を擦り合わせた 『んん、おしっこ、』 したい、気付いたらどんどんトイレ行きたくなって もぞもぞとその場で足踏みをする 赤ちゃんじゃねえから、 送迎の時のおむつももう履くのやめたのに、 誰か呼ぼうと携帯を取ろうとしても 胸の位置くらいのポールに手錠が通されているせいで お尻のポケットに入れている携帯に手が届かない 『っ、はやく、あきらくん、っ、』 ヤナギさんいないから、 はやくあいつを呼んできてと、 その場で足踏みをして耐える ◇◆ 『っ、んん、』 出ちゃう、おしっこ あきらくんが帰ってくるのをずっとまっていた たぶん、もう20分くらいあきらくんは帰ってきてなくて もじもじと脚を擦り合わせながら耐える 手が捕まっているから 抑えられなくて ちょっと脚を擦り合わせたり 足踏みをしながら耐えるけど おしっこはどんどんおれのちんぽの先っぽまで迫って来る 『っ、ぅ、ぁ、』 きゅっ、と括約筋に力を入れて耐えるけども 最近、おしっこ我慢する前にちゃんとトイレ行ってたから 我慢の仕方とかよくわからなくなっていた 『んん、っでちゃ、ぁ、っ』 おしっこ、でちゃう、 もう、手を捕まっているのも 脚もじもじすんのも ちんぽのさきっぽぎゅって力いれんのも 全部つかれてきた そんなこと考えたのがダメだったのかもしれない ちんぽの先っぽが じわ、と湿る感じがした 『んんん、やだ、』 こんなところで、おもらしなんてしたくないのに、 おれ、赤ちゃんじゃないからおもらしとかしたくねえのにって かっこ悪いけど、 お尻を振って脚をじたじたして耐えると 先っぽがちょっと温かくなっただけで おしっこは1度止まる 『っ、んん、でちゃぅ、ぅ、もれる、はやく、』 はやく、あきらくん戻ってこいよ ツキツキと音がするぐらい おなかの下の所が痛くて 触らなくてもパツパツに張っているのがわかる 『んんっ、いたい、おなか、っ』 我慢しすぎておなかの下がいたい、 『んんっ、ぐすっ、でる、ぅ、』 でちゃう、 出したい、もうおなかいたい、 じょ、と少しだけおしっこが飛び出して 思わず座り込みかかとでぐりぐりとさきっぽを押さえた 『でた、ちょ、っと、でちゃったぁ、っ、んん、っはやくぅ、』 でちゃう、お腹いたい、 あきらくんはやく、と もうぐすぐすと涙が出てしまって 『ぅんん、っでちゃ、う、っ』 もう、我慢したくない、 おしっこでちゃう、

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