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第99話

「おかえり、遅かったな」 『うん。送迎代わってたから』 「飯は?」 『適当にコンビニ食った』 「スイカは?」 『スイカ?なんで?』 「もう夏終わるだろ?今年の夏なんもしてねえなと思ってとりあえずスイカ買ってみた」 『まるまる1個買ったんだ。くう』 と、帰ったら何故かスイカがあって そういえば去年は食わなかったなと思いながら 出てくるのを待つ 「ほら」 と、すぐに切られたスイカが大きなお皿に乗って出てきて 『切りすぎじゃね』 「俺も食うし」 と、食う分をお皿に取り分ける 『うまそー』 「1人だとなかなか食わねえけど食いたくなるよなースイカって」 『うまー』 「塩は」 『んー、かける』 と、塩をかけてもらって 再びスイカにかぶりついた うまー 水分ばっかりだから あんまり噛まなくても食えるしいいな、これ 「お前手べちょべちょにしすぎ。汁こぼすなよ」 『食うの難しいじゃん、スイカ』 「あー、もう」 と、ティッシュでこぼした汁を拭いてくれる 『風呂入ってきてまた後で食べる』 「風呂上がりも食うの?」 『ちっちゃいの切っといて』 「わがままかよ」 と、文句を言われつつも 風呂に向かい ササッとシャワーだけで済ませる もう疲れたしさっさと寝たかった 「早えな」 『シャワーだけにした』 「ふーん」 冷蔵庫を開けると スイカが1口サイズのサイコロ状に切られて 器に入っていたから それをもってソファに座る 『これ切ったの?』 「切ったけど。せっかく風呂入ったのにお前腕までベチャベチャにしそうだったから」 『やったー』 「ほら、フォーク使って食えよ」 と、フォークもくれて スイカを食べると よく冷えていて お風呂上がりの渇いた身体に嬉しかった あっという間に食べ終わってしまって 歯を磨きに行くついでに食器をちゃんと下げた 「髪の毛早く乾かして寝よ、シバ」 やって、とドライヤーを渡すと 乾かしてくれて ふわふわ頭を触られるからすぐに眠くなってしまった ◇◆ 健康診断に来ていた 検尿です、と言われ ずっと我慢していたおしっこを出せるととりあえず安心した 健康診断を受ける病院に行く途中からなんとなくおしっこがしたくて 検査着に着替えている時もちょっとだけもじもじしてしまって 目ざとくおしっこしたいのに気付かれ 検尿からお願いします、とあいつがお医者さんに言いに行ったのだ そしたらすぐに検尿の所に案内されて 「シバ、俺やってやるからお前ちゃんとがまんしてろよ」 と、一緒にトイレの個室に入ろうとした時だ 「え?あ、一緒に入られるんですか?」 「あ、あー…シバ、」 と、お医者さんに聞かれたけど 『はやく、』 もう漏れちゃう、と 急いであいつの手を引いてトイレの個室のドアを閉めた 「ほら、シバ。ちんぽ出して」 ようやくおしっこできる、と 急いで出そうとした時だ 「ちょっと待てよ」 『えぇ、んっ、でちゃう、』 「カップ用意しなきゃダメだろ」 と、袋からカップを出して先っぽの所にセットされる 『んんっ、』 「ほら、シバ。出していいぞ」 と、ようやく許可が降りて ちょろちょろ、とおしっこが出始めた すげえ我慢していたからきもちいい、 おしっこはすぐに勢いを増して 規定量を取り終えたのか カップを外され 残りのおしっこをじょろじょろとトイレに流す 「お前にしてはいっぱい出てんな、」 『見てないで。やだから』 「今更だろ」 と、笑われて恥ずかしくなった と、その時だ ビクってなって目を覚ました 『わ、』 夢だった、この前の健康診断の時の 嫌な予感がして そろ、とベッドの中を覗く というか覗かなくてもわかっていた だって、なんかじっとりしてて気持ち悪いし 『んんん、さいあく』 おしっこ、漏れた しかも今日はパンツなのにおもらししてしまったから スウェットもその下のシーツとかもびしょ濡れになっていた はずかしい、最悪 ぎゅ、と自分の中心を握るとべちゃ、と音がするぐらい濡れていて涙が滲んだ すげえいっぱい出ちゃってるし、 濡れてる、びしゃびしゃ どうしよう、とちらっと横を見ると まだあいつは寝ていて おねしょしたって、起こすのが恥ずかしいし 悲しいくて どうしよう、とため息を吐いた こんなにびしょ濡れで、 情けなかった おれ、早くちゃんと大人になりたいのに こんな、たくさんおねしょしてたら いつまでたっても大人になれない 気持ち悪いから早くキレイにしたいし 冷えてきて嫌で 涙が滲んだ こうしててもしかたない、と 1度自分の手をスウェットでぎゅっと拭いて ちょん、と指先でとなりで眠る飼い主をつっついた ちょん、ちょんちょん、と 指先で何度か突っついていると 少し動いた気配がして びくっとしてしまう 起こそうとしているんだから 起きていいのに、 でも起きて欲しくない はずかしい失敗を見られるのが嫌だった、 間もなく 寝返りをうつから もう起きてしまう事がわかる そして、 「…シバ」 『んん、』 「…どうした?」 と、あくびをしながら聞かれて 答えなきゃ、と思うと 口だけはくはくと動いてしまう 「あ、おねしょ?」 と、起き上がって布団を剥がれると びっしょり塗れた下半身にシーツが見られてしまう 「あー、やっちまったな、」 『ちゃんと、トイレでしたのに』 「なに?夢?」 と、聞かれ うん、とうなずくことしか出来なかった こんな言い訳したくねえのに 「そっか、惜しかったな。早く片付けような」 と、笑われて 頭を撫でられてしまう 「あー、スイカか」 『何が?』 「あれ水分多いだろ?」 と、言いながらスウェットを脱がされて恥ずかしくて顔が熱くなるのがわかる 『すいか、』 スイカ食い過ぎておねしょって はずかしいというか まるで子供みたいで 「梨とかスイカとかやっぱり寝る前に食わせちゃダメなんだな」 と、いかにも子供に言われる事みたいなことをいわれて悔しくて恥ずかしいけど 実際に下半身がびしょ濡れだからなんでも言えなかった 「ほら、パンツも脱いでシャワー浴びいこ」 『…やだ、』 「なんで?拭いて欲しいか?」 『やだ、』 「シバ、どうした?」 『んんん、やだ、』 「ほら、キレイにしような、」 と、おれのやだという言葉は聞き入れてもらえず パンツを脱がされ タオルで濡れているところを拭かれる 肌に付いた水分が拭き取られて ようやく少し落ち着いた 『おしっこ、もらした、』 「な、漏れちゃったな」 『びしょびしょになってた、』 「キレイにしような」 『………うん、』 濡れている所がだいたい拭かれて 「よいしょ、」 と、いきなりお姫様抱っこされてびっくりして首に抱き着く 『わ、っ、なに』 「シャワーも拭かれるのも嫌なんだろ?どっちもやってやろうと思って」 と、下半身裸の俺を どんどんお風呂の方に連れていく 「あー背中も濡れてたな」 と、上も脱がされ シャワーで流してくれる 温かくて気持ちよくて ふぅ、と息が漏れる 「シバ、もうおしっこない?」 うん、と頷くと すぐに泡で洗ってくれて さっきまでの濡れてて気持ち悪い感じも無くなって ようやく少しほっとした 洗い終わると 「ちんぽごしごしする?」 『…うん、』 少し手でごしごししてくれて ぴくぴくと反応すると にゅる、と柔らかくて温かいのが 先っぽのところに触れて すぐに気持ちよくなる 『っぁ、っんん、』 シャワーで濡れていたから すぐにジュルジュル音が響いて 少し恥ずかしかったけど それより気持ちいいが勝って 逃げようとする腰を抑えられ 快感を与え続けられると 呆気なくいってしまう 『んんっ、はぁ、っ』 「気持ちよかったか?」 うん、と頷くと もう一度シャワーで軽く流してくれて タオルで身体を拭いてくれる 『きもちよかった、』 「よし、寝ような」 と、おれはパンツをと新しいスウェットを着ているとあいつは びしょ濡れのシーツやさっきまでの抜いだ服とかをお風呂場のバケツにいれて水につけた 『なんでごしごししてくれたの?』 「お前落ち込んでるから」 『おちこんでねえもん』 「じゃあよかった。さっさと寝よ」 と、寝室に戻って ベッドに入れてくれる 『なぁ、』 「なに?」 『この前の、健康診断の検尿の時の夢見た』 「へえ、お前っておねしょするやっぱりトイレとかいく夢見るの?」 『えっと、うん。覚えてるときは』 「そういうもんなんだ」 『だって、』 「おいで、シバ」 と、言われて ぎゅっとくっつくとすぐに寝れそうだった 『んんん、』 「寝れないか?」 『たぶん、ねれる、』 「そっか、」 と、いうとよしよし、と背中を叩いてくれて 身体中がから力が抜ける感じがした 前は夜中に目を覚ましたら中々寝付けなかったけど おれって、こんな寝るの上手になってたんだ

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