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第105話

『なぁあ、ケーキくお、ケーキ』 と、しばらくして いてて、と腰を擦りながら裸ん坊のシバが起きてきた つるつるにした中心は恥ずかしいのか 手で掴むようにして自分の股間を隠していた 「うん、ケーキいいけど先服着な」 『だって起きたらこんなんだったんだもん』 「お前が着てた服、色んな液体でぐっしょぐしょになってたんだよ」 ほら、とスウェットを出してやると 下着を付けないでのろのろとそれに脚を通す 「シバ、パンツ」 『や、めんどくさい』 と、俺が渡した下着は無視して 上下ともスウェットを着込む 『けーき』 俺の誕生日なんだけどな、と思いつつも 冷蔵庫からケーキの箱を取り出すと 思っていたよりも重い 「あれ、ホール?」 『ないしょ。開けてからのお楽しみ』 と、シバは貸してと手を出すから 箱を渡すと 『ライターかして』 というから ジッポを渡す ホールな上にロウソクもあるのか、 さすがに恥ずかしいぞ、この年齢でロウソクの火消すの 『お皿用意しといて』 と、箱からごそごそと取り出して ロウソクを付けようとするシバ 「シバ、ロウソクいいって。はずかしい」 『なんで?ふーってしなよ。つかこれ、どうやって使うの?じっぽ?』 「フーってすんの嫌なんだよ」 『ええ、じゃあおれがふーってするから』 と、ロウソクを刺すから 俺はケーキナイフと皿とフォークを用意する 『つか何歳になったの?』 「30だけど」 『おお、すげ、大人じゃん』 「20も大人だろ」 と、言って先程のシバのつるつるの股間を思い出す 「シバは子供ちんちんだけど」 『ちっげえし。子供ちんちんじゃねえから。まなー、守っただけだし』 と、ぷんぷんと怒りながらも ロウソクをさしおわり箱からケーキを取り出す やっぱりホールだ チョコっぽいケーキ 『なぁ、これできない、じっぽ』 「あぁ、これな」 と、貸して、とジッポを受け取り 火を付けようとして ケーキを見て驚いた 「これ、」 ケーキの真ん中には Happy birthdayと書かれたプレートがあり そしてその Happy birthdayの下には 飼い主 様 と、書かれていて 思わず吹き出す 「は?えっ!?」 『な、なに、』 「いや、こっちのセリフだから、なに、飼い主って」 『だってお前、おれの飼い主なんだろ』 「いや、そうだけど、」 ケーキ屋の店員さんは 飼い主って言われてどう思ったのだろう、とか シバは言う時恥ずかしくなかったのかとか 色々考えたが ロウソクに火を付けてケーキを完成させる ロウソクは3本だ 1本10歳だからいいとして 29歳だった場合何本刺すつもりだろうとか 色々考える事もあるが シバが用意したケーキ、と考えると食べるのが勿体なく感じてしまう 『なぁ、ふー、していい?』 「ちょい待って、写真撮るから」 と、携帯で写真を撮る間 シバはずっと見てくる 『しゃしんって、なんか恥ずかしいんだけど』 「いいじゃん。シバがせっかく俺の為に用意したんだから」 ちなみに言えば さっきのエッチ中のどえろくてかわいい学ラン手錠シバの写真も撮りたかったがそこは我慢した 「勿体ねえなあ、食っちゃうの」 『食わない方がもったいねえじゃん』 「そうだけどよ、せっかくシバが俺の為に用意してくれたのに」 『おおげさじゃん、』 「そんな事ねえって」 『おれのことは食ったじゃん。お前の為に色々用意したのに』 「それは食わなきゃ勿体ねえだろ」 『一緒じゃん、ケーキも』 「そうだけどよー、ケーキは食ったら無くなるだろ?」 『だって……またおれケーキ買ってあげるし。来年も』 「…うわ、」 とんでもねえ殺し文句が出て 思わずシバの顔を見ると シバは顔を赤く染め ふん、とすぐに目をそらす 『もう、ふーってするよ』 「うん、フーってして」 こく、と頷き 少し俺の顔をみたシバ そして、また ケーキのロウソクを見つめる 吹き消さないのか、と シバの事を見ると 『なぁ……』 「どうした?」 『………誕生日、おめでとう』 と、早口でいい フー、と一気にロウソクを消した 本当にこいつは……かわいすぎて困るんだよ、まじで 『きって、おれいっぱい食える』 「あぁ、」 と、とりあえず4等分に切り分け 皿に乗せると 『これお前の』 と、上のチョコプレートを手でとって 俺のケーキにぶっ刺す 「あぁ、ありがとう」 チョコプレートを取った時にシバは左手でやるから、間隔を間違えケーキに薬指と小指を引っ掛けて、チョコソースで汚して それを舐めようとするから その手を掴む 『なに?』 「いや、これも俺のだから食っとこうと思って」 と、ぺろ、と シバの小指と薬指を舐めると もっと、と言うように 指を出すから まずは小指の根元から甘噛みをして 噛んだところに舌這わせる 『んん、なんで、』 「舐めて欲しいんだろ?」 手首を掴み手のひらをこちらに向け 今度は薬指を根元から舐め上げる ちゅぱちゅぱとわざと音を立てて吸うと シバは目を潤ませ俺の顔を見る だから、シバの目を見て ガリ、と強めにシバの薬指を噛む 『っ、いた、っ』 れろ、と最後に薬指の付け根に舌を這わせ 口を離す 「痛くしたんだよ」 シバの左手の薬指の根元に 輪っかみたいに赤い歯型を付けて 満足して すり、と少しだけそこを擦る 「ケーキ食お、美味そう。シバが選んできたケーキ」 ちょっと量多いけど 『お前が好きそうなやつにした、ショートケーキじゃなくて大人のやつ』 「あぁ、ありがとな」 と、シバの頭を撫でると シバは満足気に笑って 俺より先にケーキを食いだした 「シバー」 『なに、』 「うまい?」 『うん、うまい。はやくお前も食って』 うん、とケーキを食うと 甘さ控えめのほろ苦いチョコレートで 確かに大人向けだった 「うまいよ」 『やった、』 と、シバは大きくケーキを頬張る 「シバ、」 『ふぁに…?』 と、もごもごしながら顔を上げる 「俺、30歳になって良かったわ」 『……、んぐ、』 と、あんまり噛んでなさそうなのに ごくり、と飲み込む 『おまえ、おれのこと……、すきすぎだろ、』 そんなの、 今更だろ、 「うっせえよ、」 シバは俺の膝の上にのり 皿を移動させ再びケーキを食い始めた 「なぁ、食いにくいんだけど」 『いいじゃん、べつに』 いや、良くねえけど 「……、まぁ、いいか、」 シバ、俺の為に色々頑張ってくれたしな

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