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第107話

「あれ、あきらくんの送迎ヤナギ行けねえの?」 「あきらくんって…あぁ、朔夜くんですか?」 「うん」 「それならシバくんに行ってもらおうと思ってたんですけどまずいですか?」 「いや、……不味くはねえんだけど瀧は?」 「瀧さんは午後半休にしてて」 なんて言うか、気が進まない シバ、あきらくんに会う度に泣かされてるし… そして今日のシバはまだちょっと落ち込んでいた まぁ、朝から比べれば仕事をできてる分マシにはなったが それでも万全じゃないし、 それでもし、あきらくんにまたなんか変なちょっかい出されて漏らしでもしたら 多分また泣き出す 「あー、俺が行こうかな、あきらくん」 「え、なんでですか?」 「いや、シバ今日ちょっと万全じゃねえからまたあきらくんに泣かされそうだし」 「あー、……何かあったんですか?」 「いや、ちょっとなー。朝シバの事怒ったら泣かせちまって」 「何があったんですか?」 「………いや、それはなぁー」 「社長がシバくん怒るって珍しいですね。甘やかしまくってるのに」 「いや、躾だよ」 「躾?」 「最近おむつでおしっこする癖悪化しちまってよー。わざとしたから怒った」 「……あー、」 「してる時はほぼ寝惚けてるからしたいって思ったままするけどちょっとちゃんと起きてきたら結局落ち込むしよ」 「…えー、それは、もうおむつ履かせなきゃいいんじゃないですか?」 「いや、でも最近寒いから普通におねしょが止まんねえんだよなあ」 「…シバくんも大変ですね。じゃあおむつやめてトレーニングパンツとか、おねしょパンツとかどうですか?その方がシバくんもわざとしたりとかしないんじゃないですか?」 「なに、トレーニングパンツって」 「見た目は普通のパンツに近いんですけど。多少の吸水力はあるけどおもらししたら濡れて気持ち悪い感じがするからわざとおもらしとかしなくなると思いますよ」 「へえ、そんなのあるんだ」 と、すぐにネットで調べてみる あー、こっちがおねしょパンツね 「まぁ、おむつほど吸水力ないんで沢山したら漏れる可能性大きいですけど」 「まぁ、それはおねしょシーツ敷いてるし多少なら大丈夫だけど」 「あー、そういえばそうでしたね」 「へえ、後で買いに行ってみよ。ふーん、見た目普通にボクサーみたいなのもあるんだ」 じゃああきらくん迎えに行く前にちょっと買いに行こう、とスケジュールの調整をする 「……あのー、社長?」 「あー?」 と、作業中にヤナギに呼ばれ 空返事気味になってしまう 「あのー、知り合いの犬だとか知り合いの子供だとかいうテイはやめたんですか?」 「………ヤナギ、シバに言うなよ」 しまった、 あまりにもナチュラルに話してしまった いや、俺も今朝の事結構疲れてたし… 「気の毒で言えませんって。自分の知らないところでおねしょとかおもらしバラされてるなんて……」 「………ヤナギ、おねしょパンツとトレーニングパンツどっちがいいと思う?」 「シバくん昼間のおもらしはそんなしないですよね?そしたらおねしょパンツがいいんじゃないですか?」 「そうだな、じゃあおねしょパンツにしよ」 と、買う物を決めて あきらくんの送迎にいく準備を始めた 「じゃあ送迎社長が行くって伝えときますねー」 と、ヤナギはなんもなかったように部屋から出ていって 俺は近くでおねしょパンツを買えそうな店をパソコンで調べる すると、 ノックされた扉に ヤナギなんか忘れ物でもしたのか?と すぐに扉を開ける すると 「シバ?どうした?」 『えっと、』 「とりあえず入ったら?」 と、シバの態度は 明らかに仕事関連の感じではない事が分かって そろそろ昼休みだから昼飯か?と鞄に荷物を詰めながら考える 「どうした?昼飯いく?」 『……ごめんなさい』 「え、なに、なに急に謝ってんの?」 『……おしっこで、パンツ濡れた、』 「なに?漏らしちゃったの?」 『ちょっとだけ、間に合わなかった』 と、わざわざ報告に来たのは パンツが濡れて気持ち悪いと 朝のことも合って怒られるとちょっとびくびくしてるシバ 「ズボンは?濡れなかった?」 『平気、』 「じゃあパンツ自分で見せて」 と、いうとシバは言われた通り ゆっくりとベルトをはずして 前を寛げていく 白に近いグレーのパンツを履いていたから シバの中心のシミはよく目立ち中もうっすら透けている 手のひら位の大きさのシミになっていた 「あー、結構出ちゃったな。それでよくズボン濡らさなかったな」 『トイレいって、我慢してたのに。ベルト外してる時に出始めちゃって……急いでズボン下ろしたけど、パンツにはちょろちょろって、でた、』 替えのパンツ、と、ここ最近の置くようにしたシバの替えのパンツを引き出しから取り出して ウォーターサーバーでタオルも濡らす 「シバ、自分で脱げる?」 と、聞いてもシバは脱がないから 大きめのバスタオルをソファに敷いて シバを座らせ 靴から脱がせてやる 「トイレ行く時間なかった?」 『気付いたら、すげえしたくなってた、』 「寒くなってるからな。早めに行くようにしろよ」 と、ズボンを脱がせてシワにならないようにソファの端に掛けてから パンツを下ろしていく うん、おしっこの臭いする 「ちゃんとトイレで全部してきた?」 『うん、もう出ない』 「よし、」 と、未だにつるつるなシバの中心部をタオルで拭いていく 「シバ、ここずっとつるつるなの?寒いんじゃねえの?」 『お前、つるつる好きなんじゃねえの?』 「うーん、それもいいけど、そろそろシバの草原もしゃもしゃ触りたくなってきた」 『なんだよ、それ…全部生やしてもそんな、もしゃもしゃしないし』 「いいじゃん。そろそろまた生やして。で、またそのうちつるつるにして」 『……いいけど、』 と、シバは目を逸らしながらいう 明るいところでつるつるな股間を見られるのがまだ恥ずかしいようだ 恥ずかしがってるのもかわいいんだよなぁ だから慣れる前にもう一度生やさせて 忘れた頃にまたつるつるにしてもらおう その方が俺も新鮮味があって楽しいし こしゅこしゅ、とタオルで 本来毛があるべき場所を擦ると ぴくっとシバが少しだけ反応した 名残惜しいが新しいパンツを履かせて ズボンも履かせてやる 「飯食いいく?その後俺外出るからそこまで時間ねえけど」 『いく、』 「じゃあそこのチェーンのカフェでいい?」 『うん、つかおまえが行くの?あきらくんの』 「うん、ヤナギも瀧も行けねえし」 『おれ行けるけど』 「いい、俺が行くことにしてるから」 『……ふーん、おまえ忙しいのに』 「向こうでパソコン作業とかは出来るし」 『そっか、』 と、シバにズボンと靴を履かせて 行くぞ、と手を引いて立たせてやった

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