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第108話
「あっれー、高そうな車」
と、あきらくんは後ろに乗りながら
第一声
「おう、あきらくん」
「なんで社長来てんの?」
「他に来れそうなやつがいなかったから」
「ええ、緊張しちゃう。上手くおもらしできるかな」
「関係ねえだろ、今更」
「そこに情報あるから見といて」
と、後ろのシートに置いてあるファイルを指す
「いおりんはちゃんと口で説明してくれるのに」
「俺は覚えてねえもん、客の情報」
今日は基本コースだったな、と
ぼんやりとしか情報を覚えていない
「いおりんがオレの送迎来ないのって社長が止めてんの?」
「あぁ。あきらくんの送迎は別に回してる」
「社長ってオレのこと嫌いだよね」
「別に嫌いじゃねえけど警戒してんの」
「ふーん、意外」
「なんで?」
「あんまりそういう事オレに言わないと思ってた」
「そんぐらい言うよ、俺も。あきらくんがすぐあいついじめるから警戒してるって」
「うわ、」
「なに?」
「実は独占欲あるんだなって」
「まぁ、俺シバの前以外はカッコつけねえからあきらくんにどう思われてもいいし」
「うわぁ、それいおりんきいたら喜ぶじゃん」
「絶対言うなよー」
と、一応言っておく
あきらくんってイマイチ掴めないよな、本当に
ホテルに着き
駐車場に車を止めて
「1人で上まで行ける?」
「やだー、社長一緒に来て」
と、無駄に甘えてくるから
仕方なく一緒に上まで行くことにした
「じゃあ何かあったら連絡するようにな」
「うん、…あ」
「なに、」
「オレ、社長の連絡先知らないよー?ピッチ持ってるならそっちでもいいけど」
「あー、忘れた。じゃあ番号これだから」
と、画面に番号を出して見せると
あきらくんはそれをメモする
「じゃあ後でねー。オレ頑張っておもらしするから」
「おお、後でなー」
と、タバコに火をつけて
あきらくんから連絡があるまで待機をする
◇◆
おわったよおー、
とあきらくんから連絡が入って
着替えを持って部屋に向かうと
あきらくんは水溜まりの上で
ぼーっと座っていた
「なに、シャワー浴びてねえの?」
「なんか、今日、本当におもらししちゃって……すっごい我慢してしたからなんか腰抜けた、」
と、ぼーっとどこを見ているかわからないあきらくん
「しゃちょうう、シャワー、あらって」
「えええ、」
と、文句を言いつつ時計を見ると
あんまり時間も無くて
この後シバのおねしょパンツを買いに行きたかったから
さっさとシャワーに突っ込もうと
手を引いて立たせて
バスルームにつっこむ
しかしあきらくんはのろのろと脱ぐから
痺れを切らし
シャワーを手に取った
「ほら、洗ってやるから。濡れないように上抑えてて」
と、上に来てるパーカーを胸の上まで捲らせて
抑えてるように言い
シャワーを出して中心から掛けてやる
なんで俺があきらくんの股間洗ってやんなきゃいけねえんだよ、と多少文句をいいつつ
シャワーで流してボディーソープを手に付けて
太ももの辺りから擦ってやると
「………勃起させんのやめてくんね」
「だって、社長の手、気持ちいい」
「……洗ってるだけだから」
あきらくんってゲイかなんかだっけ、
「社長っておもらし洗うの慣れてるね」
「まあなー」
そりゃシバで散々やってるからな
もうボディーソープいいや、と
あきらくんの股間はもう流すだけにして
手は触れないでおいた
タオルを渡すと
あきらくんは自分で拭いたから
「ほら、おむつ履いて帰るだろ」
と、足元におむつを広げて置いて
脚を通したのを確認し
上まで上げると
なんだかさっきより勃起してる気もしたけど気にしない事にした
「なんで勃起してんの」
あ、気にしない事にしてたのに……
「だって、オレ、おもらし好きだし。キレイにしてもらうのも好き」
「……へえ」
おもらし好きねえ…
やっぱり需要あるんだな、と
この会社をやっているのに今更の感想
さて、さっさと帰ろ、と
クリーニングに連絡し
あきらくんを連れて車に戻る
あきらくんは助手席に座ってこようとするから
後ろ、
と、言ってちゃんと後ろに座らせる
「そういえばあきらくんおねしょしねえの?こういうふうに普段から漏らしてるとおねしょしやすくなんねえ?」
「あー、オレどんなに頑張ってもおねしょできなくて。したいんだけどね」
「おねしょしたいって……おねしょ大変だぞ、ベッドとか全部濡れるし」
「でも寝てる間にじわーって出ちゃうの気持ちよさそうじゃないですか?あ、いおりんはおねしょやだって言ってたけど」
「そりゃそうだろ」
「いおりんっていっぱいおねしょしちゃうのかなー?かわいいよね。そういうの」
「教えてやんねえよ」
と、何となくあきらくんにあいつのそういう所を想像して欲しく無い
「社長はいおりんと一緒に寝てるんでしょ?おねしょしたら片付けてあげるの?」
「だから教えねえって」
「いいよねえ、おねしょしちゃって片付けて貰うのって。キレイにしてもらうの気持ちいいし」
「やっぱり自分で片付けるよりやってもらいたいもんなのか?そういうの」
「当たり前じゃん!オレ、お家でおもらしオナニーした時自分で片付けるとちょう虚しいもん」
「それはわざとやるからだろ」
「わざとじゃなかったら余計だと思うけど。予期せずおもらししちゃって、悲しい上に自分でお片付けしたくないでしょ?」
「まぁ、そうかもな」
あいつもらしたらめちゃくちゃ落ち込むから
自分で片付けろって言うのも可哀想だから毎回やってやってたけど
あと自分でやると適当に済ませそうだし
「あ、」
「なに?」
「おしっこ、したくなった」
「ええ、コンビニとか寄るか?」
「んん、する、おしっこ、」
と、あきらくんは靴を脱いで
車のシートの上に体育座りをして
ふるふると身体を震わせた
「ええ、ここですんのかよ」
「してる、あー、きもちぃ、おもらし、」
そういえばおむつ履かせてたんだっけ、と
思いながらも
シバよりも躊躇なく漏らすな、と運転しながら後ろの様子を伺う
「あぁあ、」
「全部でた?」
「うん、おもらしした、」
「会社まで我慢出来る?」
「え?うん、」
「無理そうなら適当な所止めて替えてやるけど」
と、聞くとあきらくんは少し考えて
「我慢できない、おしり濡れてきもちわるい」
と、言うから近くの停められそうな駐車場に停めて
仕方なく後部座席のあきらくんの所に行く
「おむつ出してやるから替えてくる?」
「社長が替えてくれるって言ったんじゃん」
そうだっけ、と思いながら
あきらくんの下にタオルを敷いて
ズボンを脱がせ
おむつの横を破って開く
「あきらくんわざともらしただろ」
「我慢したくないからさー」
と、あっけらかんというから
さっさとおしりふきで拭いてやると
また勃起させ始めたから見ないふりをする
「ほら、お尻上げて」
と、お尻を上げさせて
おしりの方もちゃんと拭いてやる
「しゃちょうう、ちんこぼっきした」
「知らねえから」
と、新しいおむつ履かせんのがめんどくさいからテープタイプで付けてやると
目をぱちぱちとするあきらくん
「なに?」
「なに、この赤ちゃんみたいなおむつ」
「テープのやつな。狭いところとか寝てるやつにはこっちの方が付けやすいだろ」
「へへ、赤ちゃんにされたみたい」
と、あきらくんは笑った
まぁたしかに赤ちゃんみたいだよなあ
シバにはしょっちゅう付けてるからもう慣れてたけど
「ほら、できた」
と、前を閉じてぽんぽん、と軽く叩いてやると
あきらくんはきょとん、と俺の顔を見る
「オレ、やっぱりいおりんうらやましいなあ」
「は?なにそれ」
「だって、いおりん社長にいっつもおもらしキレイにしてもらったり柳瀬さんにも構ってもらってて羨ましいんだもん」
「そうか?」
「オレがいおりんだったら、社長にキレイにしてもらいたくて沢山おもらししちゃうかも」
「迷惑だからやめろ」
「でも社長いおりんのおもらし片付けるの嫌いじゃないでしょ?」
「まぁあきらくんのは迷惑だけどあいつのなら今更な」
「…めっちゃ惚気けてる」
「うっせえー」
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