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第111話

「シバ、どっか行く?」 『いかない。家でおまえと2人でいる』 と、起きてからもシバの昨日のベッタリは続いていて 俺がトイレに行く時まで着いてきて ドアの前で待ってたりもする 「シバ、どうした?昨日から本当にベッタリだな」 『……べつに、』 べつにって感じじゃねえんだけどな 「飯は?うちなんも無いよ。食いいこ」 『……お腹すいてない』 「さっきからお前の腹なってるけど」 『……』 「食いたいものないの?ハンバーグとか」 『……』 「サブウェ〇とか、昨日食わなかったフレンチトーストでも食いに行くか?」 『……やだ、2人でいたい』 「じゃあ牛丼テイクアウトしてこよ。それならいいだろ」 『……うん』 と、徒歩3分以内の牛丼屋行くのにシバは着いてきて 2人でテイクアウトする 『温玉ほしい』 「温玉なー。あ、牛丼屋買ったらDVDレンタルして帰ろ。うちのやつお前全部見ただろ?」 『…うん、』 と、牛丼は別盛りにして そのままレンタルショップに向かう 「何見る?」 と、店の端っこから眺めていく 『この前みたドラマの映画のヤツみたい』 「あー、そういやレンタル開始してたな」 と、それを探し端っこから眺めていると シバが黒いカーテンをくぐるのが目の端で見える 「シバ?」 と、俺もシバに着いてカーテンをくぐると シバが顔を赤くしているのが分かる 『エッチなやつだ、』 「そりゃ18禁コーナーだからな?」 『へえ、…ふーん、』 あれ、聞いた事無かったけど シバって女とやった事あんのかな? つか女で勃つのかな? 「シバAV見たことあんの?」 『……おれ、大人だし』 と、目をきょろきょろと泳がす辺りは恐らく見た事が無いのだろう 『おまえは?見た事あるの?』 「まぁ、そりゃあるけど」 『ねえ、見る』 「……え?見んの?」 『うん』 「…やめとけよ、お前には早いって」 『おれ大人だもん。見る』 と、止め方を間違えたな、とちょっと後悔 「なに、じゃあどれがいいの?」 『…えーと、……これ』 と、シバは少し迷った後に 焦らしプレイで我慢できない! 騎乗位でトロトロ汁ダクエッチ と、書かれたパッケージを手に取る うんんん、濃厚そうなやつ選んだなあ 「これだけでいい?」 『うん、あとドラマの続きの映画のヤツ』 「これなー」 と、先程既に手に取っていた物を シバに見せると うん、と頷き それをレンタルして 家に帰ることにした シバは恥ずかしいのか レンタルしてからずっと顔を少し赤らめていて 言葉も少なくなっていた そんな恥ずかしそうならなんでレンタルしたがったんだよ… 「シバってさあ。童貞だっけ」 『……おまえとはエッチしてるし』 「……まぁ、うん。そうだよな」 そんなの、知ってるけど 『女の子に、入れたことはない』 「ふーん、今まで彼女とかは?」 『……いた事、あったけど。なんもする前に別れた』 「なんで別れたの?」 『なんか、好きって思われてないからって振られた』 「へえ、好きじゃなかったの?」 『うーん、嫌いじゃなかったし、話せるから付き合ったんだけど。今考えたら好きじゃなかったのかも。おれ、おまえのことの方が好きだし』 「んんん?」 なに、それどういう意味? 『……おまえは、』 「まぁ、歳も歳だしな」 『ふーん、』 と、ちょっと不機嫌にいう 『おまえばっかりずるい』 「……まぁ、そんな事言われてもなあ」 今更、過去付き合ってた事なんて どうにも出来ないしな 「いいじゃん。今は俺もシバだけだし」 『……本当に?』 「当たり前だろ。お前と四六時中一緒にいんのに他に行く余裕なんてねえって」 『……ふーん、』 納得してんのかしてないのかわからない反応だな、これは… 『……おれも、入れたい』 「………は?」 『入れてみたい』 「どこに」 『………』 いや、無理無理、 シバに入れられるとか考えたくもねえし シバが他のやつに入れるのなんて以ての外だ 「……だめ」 『……なんで?』 「シバ、俺とのエッチじゃやなの?」 『ちっげえし』 「じゃあいいじゃん」 『……』 「シバ。お前は俺にどろっどろにされんのじゃ満足出来ねえの?」 『ちがう、』 「何がだめなの?」 『……ダメじゃないけど。お前ばっかりずりいんだもん』 「ずるくねえよ」 『……』 「うーん、なんかショックだなー。シバ、俺とのセックス、飽きちゃったってことかー?」 と、チラッとシバの様子を伺う 『ち、ちがう!おれ、おまえにきもちよくしてもらうの、すき』 「でも、シバは俺にお前の腹の奥の1番気持ちいいところ、ずぷずぷされるのより突っ込んでみたいんだろ?」 『そうじゃなくて、』 と、家のマンションのエレベーターの前まで帰ってきて シバは下を向いたまま答えた 後ちょっとだな、と エレベーターに乗り 他に誰も居ないことを確認する そして、 「シバの乳首。俺べろでくにゅくにゅ潰してやんのも好きだし。シバの口の中、指突っ込んでとろっとろにすんのも好きなんだけどなー」 と、畳み掛ける 『んんん、っ、』 「これでも、俺ばっかり、ずりいの?」 と、シバに問いかけ 着いた、と先にエレベーターを降り、 振り返ると 「シバ?」 と、エレベーターの中で へたり込むシバ 「なに?どうした?」 『……んん、こし、抜けた』 「は?」 『だって、……おまえが、えっちなこと、ばっかりいうから』 と、潤んだ目で見上げてくるシバ 「シバ、家で、全部やってやるけど?」 と、手を差し出すと シバはおずおずとその手を掴んでゆっくりと立ち上がる 想像しちゃったか すっげえ、かわいい 『ずるい、そんなん、』 と、シバの中心はふんわりと膨らんでいて 「ずるくねえよ」 こんなかわいいやつ 他のやつに触らせるわけねえだろ 例えシバが望んだとしても。

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