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第114話

『おむつ、履かせて』 そろそろ寝ようと思っていた時間帯 既にソファでうとうとしていたシバは どうにか起きたようで 目を擦りながらおむつを要求してきた 「シバ、今日も寝るとき用の大人パンツにしよ」 『や。おむつはく』 「なんで?シバの子供ちんちんじゃないから大人パンツにしよう」 『やだ』 と、機嫌を損ねたようで 再びソファに寝転がり クッションに顔を埋め ふるふると首を横に振る 「今日は梨食ってねえから大丈夫だって。ほら、おしっこしに行ってこれに履き替えて向こうで寝よ、シバ」 『でも、』 「シバ今日は昼間もおもらししなかったから大丈夫だって」 『……おしっこ、行ってくる』 と、起き上がり 今日は自分でトイレに向かったから少し成長か 間もなくトイレが流れる音に 帰ってきたシバを連れてベッドに向かう 「シバ、おしっこ出た?」 『出た』 「じゃあこれ履いて寝よ」 今日はちゃんと出たのか シバは頷いて スウェットを脱ぐから パンツを脱がせ おねしょパンツに替える 『おしっこ出たけど、また、寝てる間にでちゃうかも、』 「そしたら教えてくれたらお着替えしてやるから」 と、シバを宥め 肩まで毛布をかける やはり不安なのか、 うん、とうなずいただけのシバ 寝てる間のことってやっぱりどうにもなんねえからなぁ 明日は仕事があるからできるだけ気にせず寝て欲しいんだけど 『おまえは、おねしょ最後にしたのいつ?』 「………物心ついてからした事ねえなあ」 『ずる』 「人それぞれだって」 『おれ、最近しちゃうけど、その前は……高校生の頃が最後だったのに』 いや、それはおせえなあ 言わないけど 「高校生の頃もよくしちゃったの?」 『ちがう、ずっとしてたのは小学生まで。高校生の頃は3年間で2回くらい。そのあとはずっとしなくなってたのに』 と、1度おねしょが完全に治ったと思ったのに最近はほぼ毎日おねしょだから余計に気にしてしまうのだろう 「じゃあ慣れたらまたしなくなるだろ」 『……うん、』 この話を聞く限り シバは元々膀胱緩めなんだろうな 「おもらしは?」 『おもらしも……高校生の時ちょっとした、あと探偵事務所のとき、1回だけした』 と、失敗してしまった経験を話すシバ そういやあんまり聞いた事なかったよな ここに来る前のこと そんなおもらしした話とか聞かれたくないだろうと思って聞かなかったけど 最初に俺が監禁して忘れて漏らしたのも 不幸な偶然ではない気もしてきた 元から我慢下手なんだろうな 『だから、小学生の頃は、宿泊のやつ?行かなかった』 「修学旅行とかか?ええ、勿体ねえ」 『だって。おねしょするほうがやじゃん』 「…まあ、そうだけど」 そこで何となく シバが浮世離れというか常識が少し欠けている理由が分かった 「まぁ、俺と一緒ならいくらおねしょしてもいいけどな」 と、抱き寄せると すぐにシバはくっついてきた 『そんなしねえもん』 と、そう思ってるならいいか、と シバが安眠できるようできるだけ気にしないように言い聞かせる 「シバ、寒くねえ?」 『うん、おまえあついからちょうどいい』 だから、熱いのかちょうどいいのかどっちだよ ◇◆ 『あっっ、あーっ、』 と、大きめのシバの声で目を覚ました あー、出たな、 「シバ、……着替えるか?」 『んんん、なんで、』 と、時計を見ると 寝てから既に4時間ほど経っていて 昨日より出るのが遅かった事がわかる ……しかし、量が多かったな じわ、とシバの尻の下には丸い染みができていて シバはびしょ濡れになってしまったことにショックを受けているようだ 『んんっ、ぐす、っ、』 「シバ、泣かなくて大丈夫だって。着替えよ」 と、流れる涙を手で拭いてやり 1度シバを立たせて スウェットを脱がせる まぁシーツまで行っているから案の定スウェットもびしょ濡れになっていた パンツも脱がせて床に落とすと びしゃ、と濡れている音がする 「濡れて気持ち悪かったな。シバ、一応トイレ行っとこ」 『や。っ、やだ。もう全部でちゃったからもうやだ』 と、シバは首を横に振る あー、結構ショック受けてるな、これ 「出るかもしんねえよ」 『でない……、もう全部でちゃったんだもん…』 と、ぐすぐすと鼻を啜った 「じゃあシバ、タオル温めてくるから待てるか?」 『んん、やだ、待てない』 やだったか、と少しため息が出てしまう 「じゃあお湯でキレイにしに行こ。その方がおまえも気持ちいいだろ?」 しかしシバはやだ、と首を横に振る 「おしりふきでいい?ちょっと冷たいけど」 と、いうとシバは何にも答えなかったから おしりふきを何枚か取り出して 尻や太もも、中心部分を拭いていく 『んん、冷たい、』 「タオルやなんだろ?」 『だって、』 と、愚図っているシバ おしりふきだとあんまり機嫌治んねえんだよなあ…… 「シバ、先に抱っこする?」 と、聞くと ようやくうなずいたから まだ下半身が裸のシバを膝の上に乗せ よしよし、と背中を撫でる 「シバ。大丈夫だから。すぐ起きたじゃん」 『……、でも、昨日よりいっぱいでた、』 「昨日より寝てから時間経ってたからしょうがねえよ」 『んんん、』 よしよし、とシバの尻を撫でるが 濡れた後に冷たいおしりふきで拭いたからひんやりしていた 毛布を引き寄せ これ以上冷えないように尻を隠す そして毛布越しにさわさわと撫でて温めると ようやくシバも泣きやんだようで 俺の首に抱きつく手の力が緩まる 「シバ、パンツ履こ。尻寒いだろ」 『おむつ、』 「大人パンツにしよ、シバ」 『やだ、』 「なんで?」 『……シーツも濡れたから。また沢山でたらマット濡れるもん』 「じゃあお尻の下にタオル敷いて寝よ」 『……や、』 「シバ、かっこいいパンツのがいいんじゃねえの?」 『……濡らすのはもっとやだ、』 ………今日は強情だな、 「………シバ、ちんぽごしごしする?」 『しない、おむつ履く』 と、ここまで拒否られるとどうしていいかわからない 今日は諦めておむつか、 はぁあ、とため息が出てしまう 『……おれがおむつ履くのやなの?』 と、シバが俺のため息に気づき あ、やべ、とすぐに口を塞ぐ 「まぁ、おむつよりはパンツ履いて欲しいけどな」 『……濡れちゃうかも』 「いいよ、別に」 『困るの、おまえじゃん、』 「困んねえけど」 『……だって、』 「シバ、じゃあ今日はおむつ履こ」 と、諦めておむつを取り出そうとした時だ 『……パンツに、するから、ちょっとだけちんぽさわって、』 「…ちょっと?」 『うん、ちょっとでいい』 よく分からないが… まぁおねしょパンツを履いてくれるらしく ようやくシバの下半身を覆ってやる 「シバ、こっちの方がいいな。ゴワゴワしないだろ」 『ちょっともこもこする、』 「でも、これだと見た目普通のパンツとそんな変わらないだろ?俺はこっちのがすきだなー」 『……ぬらすの、おれやなんだけど』 「俺は別にいいけど。普通の………じゃなくて、昼間、履いてるパンツでも俺はいいけど夜用のパンツの方が昼用のパンツよりはシバもいいだろ?」 『………うん、』 と、新しいスウェットも上まで上げる 「よし、じゃあ寝よ」 と、毛布を上まで上げた あー疲れた、 そう言えば、ちょっと弄ってやるんだった、と 後ろからシバの身体を抱き おねしょパンツの中に手を突っ込む 『わ』 「ちょっといじるんだろ?」 『……うん、』 と、もにゅもにゅと柔らかいちんぽを揉む 「シバのちんぽやわらかくてかわいい」 『ばかにした、』 「ちっげえって。ふにゅふにゅしてて触り心地いいんだよ、ほら。ふにゅふにゅ」 と、手を動かす あー、かわい、 ちょっと硬くなってきたけど 「……シバ、」 『んん、』 「おむつとちがって、パンツだとはいたあとでもこういうふうにいじれるからいいな、」 『……そ、っか、そうだな、』 あー、やべ、 シバのちんぽ触り心地良すぎて眠くなってき、た、 『…おまえは、〜、お、〜、』 シバが何か言った気がした しかし、俺は寝付きがいい方で 連日のシバとの攻防で疲れていた そして、いつの間にか 眠ってしまった

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