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第115話

アラームの音で目を覚ます やっべ、俺、いつの間にか寝た? あれ、いつ寝たっけ? あっちい、と汗を拭って起き上がる 部屋のエアコン入れすぎたか? と、隣でゴソゴソとシバが起き上がるのがわかり さりげなくシバの下のシーツを触ると濡れていなくて少し安心した おお、濡れてない 『んんん、』 「…シバ、おはよ」 『おきた、んん、』 「……シバ、俺昨日寝ちゃったよな?ごめんな」 『んんん、いい、ちょっと、さわってくれたし』 と、俺の膝の上に乗ってくるから おねしょパンツの中どうなってんだろ、と 尻の方から手を入れると、 『……でちゃってるから、さわんないで、』 シバの言葉通り おねしょパンツの中はじっとりと濡れていた 「シバ、トイレ行こ。ちょっとしか出てねえからまだトイレ行けば出るかも」 『んんん、おまえの手、あっちいなあ、』 俺の上から動く気配はないから 朝から重労働だな、と思いつつ シバを持ち上げ トイレに向かう 『……どこいくの、』 「トイレ」 『おしっこするの?』 「お前がな」 と、トイレについて 中まで入ってからシバを下ろす 「シバ、おしっこしよ」 『でない、』 「朝だから、出るだろ」 『……でないもん、』 「じゃあ試すだけ試してみよ」 と、いうとシバは首を横に振る 「シバ、でない?」 と、聞くと少し何かを考えるシバ トイレにちんぽ向けたら出るかな…… 『………おまえは、朝出るの?』 「…出るけど」 『見せて』 「………は?やだよ」 『んんん。なんで』 と、そのまま床にぺたりと座って見上げてくる 「見せるもんじゃねえだろ」 『おればっかり見られてやだもん』 と、いささか不可抗力な気もする 「だってシバ1人でトイレ行かない時あるじゃん」 『…おまえがしてくれたらする』 「ええ、」 『みせて』 と、テコでも動かなそうなシバ 「………見ても面白くねえよ」 『でもみたい』 「………わかったよ、」 俺こんなの見せんの初めてなんだけど すっげえやだ、と思いながらも 下着をずらし 中心を取り出してトイレに向けると シバはじ、とそれを見る 出るかな、こんな見られてる状況で、 『おしっこ、するの?』 「………して欲しいんだろ?」 『うん、して欲しい』 「じゃあ、俺もしたらシバもするんだぞ」 『うん、ちゃんとするから』 「じゃあちゃんと見とけよ」 と、少し下腹部に力を入れる あー、やべ、でない 見られてると出ねえだろ、そんなん しかし見せると言ってしまった手前 どうしても見せなきゃ行けないと、 できるだけシバを気にしないようにして 出すことに集中する そんな気にする事ないだろ、 男子便所とかだって、並んでするし…… あ、出る、 と、ようやく 尿道に液体が通る感じ そして、トイレの水面に じょぼじょぼ、と音を立て 流れていく うっわ、音恥ずかし シバ、すっげえ見てるし 早く終われ 『おしっこ、してる』 そんな事言うなよ、 無駄に恥ずかしいじゃねえか そして、ようやく全て出し終わり ふるふると振って下着の中に戻す うわあ、恥ずかしかった と、少しでもどうにかしようとすぐにトイレを流す こんな事したせいか ものすごく顔が熱い 「ほら、俺がしたから次お前だぞ」 と、いかにも気にしてない素振りでシバに言うが 『……むり、』 「は?約束しただろ、」 と、シバの腕を引いて立たせて気付く 「……なんか、濡れてんだけど」 びしゃ、とシバが座っていた床と シバのスウェットが濡れている 『……おまえが、おしっこしてんの見てたら漏れちゃった、』 「……まじかよ、」 『……ごめんなさい、』 なんだよまじで 俺が恥ずかしい思いしただけじゃねえか、 「シバ、シャワー浴びて会社行こ」 と、シバの服をその場で脱がせると うん、と頷いた せっかくトイレまで来たんだけどなあ と、シバにバレないようにため息を吐いた なんか朝からどっと疲れたな、 ほら、とシバの尻を叩いてシャワーに送り出す 『あれえ?』 「なに、なんかあった?」 シャワー浴びる、と シバは言って 自分でシャワーに向かったから 俺は夜中と今、シバが汚した物を洗って 洗濯機を回す よし、と、そこまで終わらせて ようやく自分の準備に取り掛かる おねしょパンツは乾燥機使えねえから 後で干さなきゃな、 とりあえず飲み物を飲み シバの後にシャワー浴びようかな、と少し考え 先に飯だけでも作ろうと キッチンに立った時だ 『なぁあ』 と、風呂場の方からシバの声が聞こえる 「なにー、シバ」 『なぁあ、きてえ』 と、甘えたいのかシバは きっと俺に拭いて欲しくてそれを要求されている気がする 「シバ、俺玉子やるから自分でできねえ?」 と、聞くと無言になるから 諦めて1度火を止めて 風呂の方に向かうと シバは自分で身体を拭いていた なんだよ、できんじゃねえか 『なぁあ、』 「なに、できてんじゃん。なんで呼んだんだよ」 と、いうとシバはまだ充分に拭けていないのに 俺の首にぎゅ、と抱きついてきた 『うううん、』 「なに?」 『おれも、かいしゃやすもうかな』 「は?なに、?会社行きたくねえの?」 なんだよ、急に 今日は機嫌が悪くなってしまったのか 「シバ、なんで?おもらししたから?」 『ちっげえもん、』 「シバ、どうした?」 行きたくないのか、 でもその割にちゃんと喋るよな? 愚図ってる感じでもない、 なんだ? 「シバ、」 『ヤナギさんに聞いてみる。半休とか、』 「は?なに、?なんで休みたいの?」 『おまえ休むから、やっぱりおれも休んだらこまるかな?』 「は?え?俺会社行くけど、どうした、なんで休みたいの?」 『は?』 と、シバは自分で腰にタオルを巻いて よくわかんない事を言い出した 『おまえ、ばかなの?』 「は?」 『おまえ、熱あんのにしごといくの?』 「は?熱?」 『さっきからあちいとは思ってたけど……やっぱりシャワー浴びたおれより熱いもん』 「……まじで、」 いや、そう言われて見れば めちゃくちゃ身体熱いし なんかだるいけど 疲れてるだけだと思ってた…… 「……ちょっと熱計るからまって、」 と、とりあえずリビングに戻って 体温計を脇に挟み 大人しくしてると シバは隣に座って じっと待っていた そして、間もなく体温計が ピピピ、と音を立て 確認してみると 『さんじゅうはちど』 「……がっつり熱あんじゃねえか」 『気付かなかったのかよ、おまえも結構バカだな。おれが熱出した時とかはすぐ気付くのに』 「あー、最悪だ、やっちまった」 こんだけ熱出てたのになんで気付かなかったんだよ、俺 『なぁあ、おれ、休もうかな』 「いや、いいって。行っといで、自分で車で行けるだろ?」 と、ちょっと考えた後で シバが1人で会社に行くことに不安を感じた 「シバ、おむつ履いてこうか。俺休んだら、お前もしおもらししたら困るだろ。誰にも言えねえし」 替えのおむつと、おむつ捨てる用のゴミ袋とおしりふきと と、おむつセットを用意して まとめて袋に入れる 『そんなの、』 「一応、替えのおむつを2枚くらい持ってくか?今日細身のスーツじゃないやつにしような。あ、後、もしおむつ全部汚れちゃったら俺の部屋……社長室の机の引き出しの一番下のところにお前の替えのパンツ入ってるから」 『そんなの、いいって』 「社長室の合鍵渡しといた方がいいよな」 『なぁあ、そんな事より、』 「あ、後朝飯。今玉子だけフライパンにできてるけど、パン焼いて食べれるか?」 履くタイプのおむつギリ3枚しか家にねえか、セーフだな、 シバに早くおむつ履かせよ、とシバをちらりと見た時だ 『……うっさいなあ!』 「は?」 と、反抗的な態度に少し驚いた 『おまえばかじゃねえの!熱出てんだからおれのことなんてほっといて早くヤナギさんに休むって連絡して寝とけよ!うっさいんだよ!』 「えええ、」 なに、それ、 シバにそんな怒られるとか 俺、結構ショックなんだけど

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