124 / 180

第124話

なんであきらくんにばっかり構うんだよ、 前もあきらくんの送迎の時 おれが行く予定だったのに代わって行ったし その時だってあきらくんのおもらし片付けたって言ってた。 昨日だって……あきらくんの事してあげてたし なんだよ、 なんであきらくんばっかりしてあげんの おまえは、おれの……、 「あー、いおりんだ。昨日ぶり」 『……うん』 「いおりん怒ってんの?」 『べつに』 あきらくんを迎えに行くと あきらくんはいつもの調子で車の後ろに乗った 「いおりん昨日大丈夫だった?おもらししちゃったけど」 『………べつに平気だし、』 「ごめんねー、オレが社長取ったからからだよね」 と、言われて また悲しくなった あいつ、取られた、 「いおりん、怒ってる?」 『だから、怒ってないって』 「うっそだー、怒ってる」 と、あきらくんはおれの事をますます怒らせてくる その後は無言でホテルまで送り届けて あきらくんの仕事が終わると あきらくんを連れて急いで会社に帰っていた 「ねえ、いおりんすげえイライラしてない?」 『うっさい、おしっこ漏れそうなんだよ』 「トイレ行ってくれば良かったじゃん」 『さっきはしたくなかったんだ、』 はやく会社戻りたい、と チラチラとカーナビを見る 「いおりん昨日の事怒ってる?」 『……べつに、』 「いおりん、オレね」 『っ、』 「どうしたの?おしっこ限界?」 『……けっこう、やばい、』 「いおりんおむつ履いてないの?」 『…はいてない』 「オレがいおりんのちんちんの所におむつ当ててあげようか?そしたらおもらししてもいいでしょ?」 『やだ、もらさないから、』 と、あきらくんは助手席から手を伸ばしてきて 勝手におれのベルトを緩める 『ちょ、やだって、がまんできるから、触んないで』 「あれ?いおりんパンツじゃないの、履いてるの?」 『ヒートテックのやつ、さむいから』 「あー、いおりん寒がりそうだもんね」 『ちょ、やめてって、前開けないで』 「いいからいいから。いおりんは運転集中してて」 と、勝手に人のパンツの中に手を突っ込んでくる 「あれ?いおりんのパンツもこもこしてない?おむつじゃないの?」 『……、昼間用のパンツだから、』 「あー、おもらしパンツ?パットみたいなの入ってる」 『…ちがう、昼間用の、パンツ』 「え?だから昼間用のおもらしパンツでしょ?おもらししてもおむつみたいに吸収できるやつ、」 『……ちがう、ちゃんと、パンツだから、ぁっ、』 と、じわり、と先っぽが温かくなって きっとあきらくんの手にちょっとおしっこかかった 「あー、もう出てるじゃん」 と、あきらくんは勝手に人のちんぽをパンツから出して おむつを先っぽにあてがい おむつに全体が包まれる 「ゆっくりね、じゃないと零れちゃうから」 『そ、んな、やだって』 「ほら、もう我慢出来ないでしょ。ちーってしていいよ?」 『やだ、むり、でない!』 「でるよ、だっていおりんのお腹の下のところこんなにパンパンになってるもん、」 と、ぐっとお腹の下のいっぱい水が溜まっているところを押される すると、 『んんっ、』 あきらくんが押したのと擬音のせいで 身体がぶるっと震えて ちょろ、と更に先っぽから零れてしまった そして それが呼び水になったみたいで 我慢が出来なくなり ちょろ、ちょろちょろ、とおしっこがどんどん零れていく 『っぁ、おし、っこ、っでちゃ、ぅ』 「いおりん、上手だよ。ゆっくりね」 『ばか、ぁ、ぅ、っ、』 しょろ、しょろしょろ、と音が響いて恥ずかしい 匂いが籠るのもいやだ、 『はぁっ、』 「全部でた?」 『でた、』 あきらくんはおむつを袋に入れて おれの前を戻してくれる おれは恥ずかしいからすぐに窓を開けて換気する 「いおりんおもらしパンツちょっと冷たくなっちゃったね、大丈夫?」 『…、おもらしパンツじゃねえもん』 「昼間用のパンツって事は夜用のパンツもあるの?」 『あきらくんに関係ないじゃん』 「いおりんつめたいー。おもらししないように助けてあげたのに」 『………、だって、』 「ねえ、昨日の事怒ってんの?ごめんて」 『……あきらくんには、怒ってないし』 「え?そうなの?」 ようやく会社に着いて あきらくんと一緒に車を降りる エレベーターで上がってすぐに洗濯物を片付けに向かう途中 『おれヤナギさんに電話1本入れなきゃいけないから先片付け行ってて』 と、洗濯物を任せて 電話をしてあきらくんの所に向かうと いつの間に来たのか、 『……』 あいつが、あきらくんと、2人で話してるし、 なんで、わざわざ会いに来てんだよ、 「あ、いおりんおかえりー!ねえ、オレ今日意地悪してないよね?いおりんがおもらししそうになったの助けてあげただけだよね?」 『…なんで、そういうこと言うの』 「シバ、大丈夫か?漏らしたの?」 『……あきらくんのせいじゃん。おれ我慢してたのにお腹押すから出ちゃったんじゃん』 「だっていおりんもう漏れちゃいそうだったんだもん」 「…あきらくん、シバの為にしたんだよな?」 「うん、そうだよ!いおりんおもらししちゃったらかわいそうだし」 『だからそんなのほっとけっておれは言ってんの』 「シバ、怒るのもわかるけど」 と、言われて余計イライラした なんだよ、あきらくんにあんな事されなければおれだって、多分我慢できたし 昼間用のパンツだって履いてるんだから ほっといてよかったのに 「あきらくん、今日漏らしてねえならもう帰って大丈夫だから。ありがとな」 「うん、今日はおしっこ大丈夫!」 と、あきらくんのおむつの心配までするから堪らずイライラした なんだよ、おれ以外のすんじゃねえよ なんだよ、あきらくんの事ばっかり、 『……おまえは、おれの、』 「シバ?」 『おまえは、おれの飼い主だろ!あきらくんばっかり構ってんじゃねえよ!ばか!しね!』 「あー、いおりんしねって言っちゃいけないんだよ!」 『うっさい!おれもう次行くから』 「ちょ、シバ!」 なんだよ、むかつく、 おまえは、おれの飼い主だろ それなのに、なんで、 おれのこと、もういらなくなったのかよ

ともだちにシェアしよう!