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第128話

シバと電車で長距離移動するのは初めてだった まぁ新幹線だからいつでもトイレ行けるし 『おれグリーン車初めて。誰もいねえのな』 「まぁ、平日の早朝だからなー」 もしかしたら次の駅で乗ってくるかもしれないが今のところグリーン車には俺とシバしか居なく静かだった 「着いたらまず荷物預けて、すぐ向こうの会社行くからなー」 『うん』 と、新幹線の中で打ち合わせをして 『色々おっけー、大丈夫』 「よし、じゃあまだ時間結構あるしトイレ行ったら寝ていいよ。朝早かったから眠いだろ」 『おれ、新幹線のトイレ怖いからやだ』 「は?怖いの?」 『狭いし暗いししゅこって音がなるのやだから行かない』 「シバ………お前今何履いてたっけ?」 『何って普通のパンツとヒートテックだけど、』 と、その言葉を聞いて一気に不安が増す 新幹線に乗る前には一応トイレに寄ってきた 一応目的地までは1時間半ちょっと まぁ、普通にいけば我慢できるよな と、考えている俺の横で シバがペットボトルのお茶をぐびぐびっと飲むのが目の端にうつる 「うわ」 と、咄嗟にお茶を取り上げる 『な、なに』 「お前、トイレ行きたくなんだろ。そんな飲んだら」 『だって、喉、かわいた』 「喉乾いたんならゆっくりちょっとずつ飲むんだよ」 『ええ、』 と、ペットボトルの中は半分より少なくなっていて いつからこのお茶飲んでいたんだ、 新幹線乗る前から飲んでいたか、と不安になる 「シバ、パンツ替えとこ」 幸い俺らの他にこの車両は誰もいない だからここの車両の多目的室はきっと空いているし 人が来る事もきっと少ない 『え、やだし』 「だってお前トイレ行けねえんだろ。あと1時間半あるんだぞ?トイレ行くならそのままでもいいけど」 『トイレ行きたくねえもん』 「今行きたくなくても後で行きたくなったらどうすんの」 『えっと、がまん、する』 「シバのスーツ1着しかねえんだよなあ。もし汚れちゃったらお前仕事できないし困るよなあ?」 『そ、それは…えっと、一緒に、トイレ』 「いいけど多分狭くて一緒に入れないぞ」 『んん、やだ、』 「シバ、どうする?トイレ行ってくるか?トイレの前までは一緒に行くけど」 『…やだ、おしっこ、がまんする、』 「我慢できんならいいけど…念の為パンツ替えとこ、シバ」 『……おむつは、履きたくない』 「じゃあシバの昼間用のパンツにしよ?そしたらおむつじゃねえからいいだろ?」 『……んんん、パンツ、普通のしか持ってねえ、』 「俺持ってるから」 『なんで持ってんだよ、』 と、スーツケースを座席の上で1度開いて 中を確認する 「あ、シバ。もっといいもんあった」 『……なに?』 「パット」 きっと多目的室も大して広くない 脱がしてってやるときっと大変だし この方が手軽だ 「シバ、行こ」 と、袋にパットと駄々をこねた時のために一応おもらしパンツも入れて 車両前方のフィッティングルームに向かう 多目的室の隣にはトイレがあるから 「シバ、やっぱり無理?」 と、一応確認するが 少し中を覗いて首を横に振った 「じゃあ早く着替えしちゃおうな」 と、多目的室に入り シバのベルトを緩めた 寝るとき用のために持ってきたおもらしパット、まぁ4枚持ってきてるから1枚使っても問題無いだろう 4枚のうちの1つを取り出す 『それ?パット』 「うん。いつも寝るときにおむつの中に入れてたろ?」 『もっと、ペラペラのやつじゃなかった?後ろもつるつるしてないやつ』 と、以外によく覚えていた 「これは3回おしっこ吸収できるやつだから」 と、シバのズボンと下着をまとめて下ろして ちょうど中心が包まれる位置にパットをあてる 今回のパットは3回分のおしっこを吸収できるし裏も防水加工だから漏れ出しにくい はっきり言ってほぼおむつだ 『そんな漏らさねえもん』 「漏らさなかったら使わなくていいから」 と、下着を上にあげて履かせ直すと もこもこに膨らんでいて かっこ悪くておむつと大差ない シバにバレないようにさっさとスーツを上まであげてベルトも止める 「よし、シバ、戻ろー」 『もこもこしてねえ?』 「してねえよ。シバ、今はおしっこ大丈夫?」 『うん、したくない』 と、シバはまだ尿意は無いようで 目的地まで無事に到着する事を祈る 席に戻ると シバはすぐに寝ようとしていたが 体勢がつらいのか 電車で寝るのが慣れていないのか ごそごそと動いて少しだけぐずる 「ほら、肩寄りかかっていいから、ごそごそしてるの辛いだろ」 と、頭を抑えて肩に寄りかからせてやり よしよしと頭を撫でていると 身体から力が抜け 間もなく寝息を立て始めた ようやく俺も少し落ち着けるか、と 到着までゆっくりする事にした ◇◆ 「シバ、もう着くから起きな」 と、到着10分前を切ったところでシバを起こす 『んんん、もう、着く?』 「あぁ、あと10分もねえよ」 『そっか…』 んんん、と伸びをして窓の外を少し見たシバ しかし ピクっと1種肩を震わせて固まる 「シバ?」 『……おしっこ、したい、』 と、ポツリと控えめにつぶやいて 自分の中心を押さえて俺の顔を見たシバ 「…我慢できるか?」 と、一応聞いてみるが ふるふると首を横に振った 「……そこのトイレ、行くか?」 と、これも一応聞いてみるが また首を横に振る 「シバ、じゃあもうおしっこしちゃいな。着いたらキレイにしてやるから」 『んんん、』 「ほら、我慢してもつらいから」 『んんん、おしっこ、』 と、もじ、と少しだけ自分の中心を押さえたが 『だせない、こんな所でおしっこしようと思ってもでない、』 「じゃあ我慢できるか?」 と、聞いても頭をふるふると振る 『んんん、おしっこ、したい、』 と、脚をバタバタさせる こんな所じゃ狭くて抱っこもできない きっと抱っこしてよしよしすればすぐに出すんだけどな… 「ほら、お腹撫でるからちょっとおしっこしてみな、」 と、シバの下腹部をなでなでと摩り 中心を抑える手を離させてやる すると、体を固くして ふるふると震える 『んっ、っ、』 出ているのだろうか、 さわ、とシバの中心を触ってみると 僅かだが振動を感じ少しずつおしっこを出せている事がわかる 「どうだ?」 『すこしだけ、でた、』 しかしそこで 間もなく到着を知らせるアナウンスに 新幹線が減速していく 「やば、シバ。着く。行くぞ」 と、荷物を持ちシバの腕を引く 『えっ、ぁっぁっんんっ、まっ、まって、ぁっ』 と、ブルブルと身体を震わせながら もつれる足でどうにか着いてくる そして、新幹線から降りた途端 『まっ、まってえ、っでちゃってるから、っ』 と、シバはへたり込む 「…悪い、着いたから」 『ぜんぶ、でちゃったじゃん、』 「おしっこ全部でたか?」 『…うん、全部、でた』 「じゃあ早く行ってキレイにしよ」 へたり込むシバの腕を引いて立たせると シバはとぼとぼと歩いて着いてくる 「ホテル、駅前のところだから近いけどそこまで我慢できるか?いやならトイレとかでキレイにするけど」 『ホテルが、いい』 「よし、じゃあさっさとホテル行こうな」 『…うん、』 と、おもらしをして少し落ち込んでいるシバ ちょっとホテルで甘やかしてから行く事になるな、これは

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