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第129話
ホテルにチェックインしてからは
すぐにシバの下着の中からパットを抜いて
下半身をキレイにして
念の為おもらしパンツを履かせていた
ホテルの部屋が広かったからか
シバの機嫌は案外良くて
ちょっとだけ休憩したらすぐに会社に行けた
そして、
「こっちが今向こうで勤務している志波祈織だ。いつも柳瀬に連絡してもらうことが多いがこれからはこっちの志波にも振り分けていくから」
と、名古屋支社に行き
シバの面通しをして
会議をしたり
色々仕事をして
今日は朝も早かったし、早めに引き上げる事にして
せっかくだから美味いものでも食いに行くことにしていたが
シバは眠そうで
移動中もタクシーで頭をゆらゆらとさせていた
会社をでた辺りからシバの緊張が途切れたのか
ぐずぐずになっていた
「シバ、何食いたい?」
『んん、かまなくていいもの、』
「ええ、せっかくこっち来たのに名物とか食わなくていいの?」
『名物?』
「みそカツとかひつまぶしとか」
『んん、明日の昼に食うから今日はお前と2人でいたい。早くホテル帰りたい。帰ろ』
「んー、まぁそれも悪くねえなあ。そしたらテイクアウトできる所でなんか買うかルームサービスにするか」
『うん、そうする』
と、タクシーの運転手に聞くと
ホテルのすぐ近くに名物を扱うお弁当屋さんがあるからそこで下ろしてもらって
食べ物や飲み物を買って
ホテルに戻る
『ううん、ねむい』
「飯は?」
『だって、』
と、シバは帰ってきてすぐにソファに寝るから
スーツ脱がせてやろうとシバのベルトに手をかける
『なに。すんの?』
「いや、脱がせてやるだけ」
と、上から脱がせて
ハンガーにかけて
下も脱がすとあることに気付く
「シバ?なんかちょっとおしっこ漏らした?」
ヒートテックを脱がすと
おもらしパンツが湿って膨らんでいた
『うーん、ちょっと漏れた、』
と、うとうとしながら言う
「いつ漏れたの?気持ち悪かったろ」
『会社、出る時』
「ええ、我慢しないで言えよ。冷えてるし」
まぁ、量は少ない
おもらしパンツに収まったぐらいの少量だ
そんな我慢してたりした訳じゃないだろうな
『だって、よくわかんなかった…トイレ行きたいのもわかんなかったし、出てから気付いた』
「疲れてわかんなかったか?そしたら早くキレイにしような」
シバの尻の下に持ってきたタオルを敷いて
おしりふきで下半身を拭いていく
シバはごそごそと動いて俺のスーツケースからまだ使っていないバスタオルを引っ張り出す
そしてそれを顔の当たりに持って行って
枕のようにして寝ようとする
「なに?どうした?」
『たおる、落ち着く。うちの匂いする』
「あー、持ってきたやつだからな」
下半身を拭き終わり何を履かせようか少し迷って
シバがタオルの匂いをすんすんと嗅いで
タオルに夢中なうちにさっさとおむつを履かせてすぐにスウェットも履かせ
下半身を隠す
『ねていい?ごはん、あとでくうから』
「あぁ。俺腹減ってるから先食ってるけどいいか?」
『うん、くってていいよ、』
と、シバは間もなく寝そうで
俺はそっとその場から離れ
手を洗い着替えて飯を食うことにした
しかし、間もなく
『んん、なぁあ、』
と、シバがぐずってる声が聞こえて
「なに、どうした?」
と、買ってきた弁当を1度置きシバの元へ向かう
『ねむいのにねれないぃ』
と、ぐずぐずと目を擦る
慣れない環境で緊張して寝れないのか、
ソファに腰を下ろし
シバの背中を撫でてやるが
シバはタオルにくるまったまま俺の膝の上に乗った
飯はシバ寝たあとだな、と諦め
よしよしとシバの背中を撫でていると
落ち着いたのかシバの体から力が抜ける
そして、15分ほどたった頃だ
『起きる、ご飯にする』
と、シバは起き
すりすりと俺の胸元に鼻を擦り付けてくる
意外にすぐ起きたな、
まぁあんまり寝すぎると後で寝れなくなるだろうから俺としてはこの方が安心だが
「じゃあ一緒に飯食って一緒に風呂入るか?」
と、聞くと
うん、と頷き
よいしょ、と俺の膝から降りる
『ちょっと寝たから元気になった』
「そっか。今日疲れたもんな。色んな人にあったし」
『うん、つかれた。はらへってきたぁ』
と、立ち上がった所で何故かぴたりと止まった
「なに?どうした?」
『なんか、しめっぽい?』
「あれ、おねしょしたか?」
『してない、?したかな?』
と、スウェットの中に手を入れた
『あ、おむつ履かせた、』
「あー、うん、まぁ、いいじゃねえか」
『んん、出てるかも、』
「ええ?さっき漏らしたばっかりだろ。もうでちゃったの?」
『だって……ごめんなさい、おもらししたくないのに、』
「…言い方悪かったな。ごめんシバ。さっきちょっとしか出てなかったからそれの残りだな」
俺がちゃんとトイレ行かせなかったのが悪かったな、
「先おむつ替えるか」
『いい。飯のあとどうせ風呂入るし』
「いいの?気持ち悪いだろ」
『なんか、またいつの間にか出ちゃいそうだからもうちょっとこのおむつでいい。あんまり出てないし、ちょっと出ただけ』
と、シバのスウェットに手を入れ
おむつを揉んでみると
確かにシバの言うとおり
そんなにぐじゅぐじゅしていない
また出ちゃいそうだから、とシバが言ったのが少し気になったが
2人で
弁当を食うことにした
今日寝る時もおむつ履いてくれれば安心なんだけどなあ
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