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第133話

昨日の夜はやっぱり出張で眠りが浅かったらしい 俺もシバも。 だからだろう おねしょパンツもスウェットもシーツもぐっしょり濡らすほど大量におねしょをしてしまって俺のパジャマにまで被害にあっても中々目を覚まさなくて アラームで目を覚ました時には冷えきっていた それがいけなかったのか 単純に疲れが出たのか シバはぐずぐずと泣いていて いつまでたってもぐずっていて 何か温かいものでも飲ませようとソファに座らせて待たせていたらおもらしまでしたからおかしいと思ったら熱を出していた 「シバ、今日は会社休もうな」 『ん、』 起きているのが辛いのか おもらしをしてしまって下半身びしょ濡れなのに ソファにぐで、と寄りかかっていて 体温を計らせたら 38.4度とかなり高めの熱が出ていた 時期的にもインフルエンザも心配だし、 これから熱が上がるかもしれない 「シバ、病院行こうか、念の為」 『んん、や、』 と、動きたくないようで ぐずぐずと泣いていた とりあえず下半身を拭いて おむつを履かせたが 鼻がつまって苦しいようで ずっとぐずっている 「シバー、病院行って薬もらってこよ」 『や』 と、首を振るばっかりだったが おもらしを片付けて おむつを履かせ スウェットのうえから上着を着せる 『さむい、や』 「じゃあヒートテックも着てこうな」 と、1度上を脱がせて ヒートテックを着せて スウェットを着せ上着も着せてもこもこにしても寒がっていて毛布で包む 「さむい?」 『んん、や、』 熱で寒気が出ているのか それならまだ熱上がりそうだな 早いところ病院行くか、とシバの腕を引いて背中に乗せる 「シバ、おんぶするから病院行こ」 『や、』 と、ぐすぐす泣いていたが 多分ぐずっているだけだろうとそのまま病院に連れていく事にした 「シバ、気持ち悪くなったりしたら言って。あとおむつ履いてるからおもらししても大丈夫だからな。でもトイレ行きたくなったら連れてってやるから言うんだぞ」 と、いうと こくん、と頷き 俺に連れられ病院にいく気になったらしい 後部座席か助手席か聞くと 助手席を選んだから 助手席に乗せてシートベルトを閉めたあとに毛布を掛けてやる 『んん、あたまいたい、』 と、鼻声で言って ほぼ泣いているシバ 「熱出てるからなー、早くお薬もらって楽になろうな」 よしよし、と運転しながらもシバの胸の辺りを撫でてやる 病院に着いてもシバはぐすぐすしていて 靴を履かせてやる 「シバ、歩く?おんぶにするか?」 首を振るだけで歩き出して 歩くんだな、と 手を引いてやるとぼーっとしていてフラフラと歩いてついてくる 『いき、できなくてやだ』 と、鼻が詰まっているのが嫌なのか ぐずぐずと鼻を鳴らす 泣いているから余計に苦しいんだろう 「先生に言って薬もらおうなあ」 と、鼻をかむようにシバの鼻をティッシュでおおうと シバもふんっ、と息を吐くようにしたけど 鼻水はほとんど出なかった 病院でシバを椅子にすわらせて受付に向かう 「今日はどうされました?」 「熱出したみたいで、鼻も詰まって息苦しそうにしてて」 「お連れの方ですか?」 「あ、はい」 「熱は何度くらいありました?」 「来る前は38.4くらいで…あと薬効きにくい体質で前座薬入れた時は効いたんですけど」 「分かりました、先生に伝えておきますね。順番にお呼びしますのでお掛けになってお待ちください」 受付を済ませて隣に座ると シバはすぐに寄りかかってきて鼻をぐすぐすと鳴らす 『んんん、』 「鼻かんどくか?ほら、」 と、ティッシュで鼻を覆うとまた息を吹くがやっぱりでないな… よしよし、と寒くないように肩を撫でてやる そして間もなく診察室に呼ばれて シバはぼーっとしていて連れて行って俺が症状を説明する 「ほら、シバお腹出して」 と、ぼーっとしていてヒートテックを捲れないから後ろから手伝って捲ってやる あー、と口を開けて喉もみて 鼻をグリグリされてインフルエンザの検査も受けたが陰性で 疲れが出たんだろうということでただの風邪だった 「薬出しておきますね、一応吐き気は内容ですが効きにくいという事で座薬ご希望で大丈夫ですか?」 「あー、はい」 「あと鼻詰まりが酷いようだったらこっちの点鼻薬も使ってみてください」 「はい」 と、薬の説明もうけシバの手を引いて車に戻る 「出張行く前に冷蔵庫空っぽにしちまったからちょっとコンビニ寄っていこうな。おむつ大丈夫か?」 『ちょっとぬれてる、』 「おしっこしちゃったか。じゃあ後ろで1回おむつ替えとこ」 と、フロントにサンシェードをして 後部座席にシバを乗せて おむつを開いてみると 確かに濡れていて おむつを開いたのが寒かったのか ふにゃふにゃのちんぽから少しだけ水を零す 『でた、』 「そうだな、ちょっと出たな」 『ちょっとごしごしする?』 「しねえよ。寒いだろ」 『んんん』 「家でしてやるからちょっと我慢できるか?」 『や、』 「じゃあせっかくおむつ開いたから薬だけ入れような」 と、おしりふきで拭いたあとに 後ろの穴に今貰ってきた薬を宛てがう 『や、はいんない』 「入るよ、大丈夫」 と、薬を押し込もうと少し押すが ぎゅっと力が入っていて抵抗してくる 「ちょっとお尻弄ろうか」 と、指を舐め濡らし ぬるぬると唾液を塗り込むように後ろを溶かしていく 『や、きもちくなる、から、』 「ちょっと我慢なー」 ちゅぷ、と指を差し込むといつもより熱くなっていて体温の高さがわかる もう入るだろ、と 1度指を抜いて 薬を奥まで差し込むと今度は出さなかった事に安心しておむつを閉じる 『んんん、おしりうずうずする』 「薬入れたばっかりだからちょっとがまんしような」 『がまんばっかり』 「シバが熱だして辛いんだろ?俺もシバ辛いのやだからがんばろうな」 『んん、わかった、がまんする、』 と、また鼻をぐすぐすと鳴らすがとりあえず納得してくれたようだ 後部座席で横になるシバにそのまま毛布をかけてコンビニに向かう事にした

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