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第143話

咳のしすぎで喉に負担がかかっているため声が出なくなってしまったと診断され 飲み薬とトローチを処方され それを舐めさせていたら 夕方頃にはシバの声がうっすらだけ出るようになった ただうっすら過ぎてほとんど聞き取れないから 磁石でお絵描きできるアンパ○マンのおもちゃを買ってやったから それで伝えたい事を書いて シバはどうにか会話して仕事をしていた 「シーバー、ちょっと休憩しにいこ」 と、仕事中のシバを引っ張って休憩を取りに行こうとする 「シバ、ア○パンマン持ってこいよ」 別にアンパン○ンじゃなくて良かったのに 病院の売店で売ってたのがそれだけだったからそれを買ったがちょっと子供っぽかったか? 「先おしっこ行こうか」 と、トイレに連れていこうとするが ふるふると首を振る 「シバ、パンツは?」 と、聞くと またふるふると首を振る 「濡れてない?」 うん、と頷くからちゃんとトイレに行けたのだろう 「シバ、なんか甘いもん買いに行く?」 うん、と頷き フラペチーノ と、文字を書くから 「冷たいの飲めるか?」 と、聞くと少し迷う 会社が温かいから忘れていたのだろうが外は寒い きっと外に行ったらフラペチーノは飲めないだろう 「あっちのお前の好きなココアの店にしねえ?お前ココアすきだろ、あそこの」 うん、とシバは頷き 連れて行こうかと思ったが 「俺買ってくるから待ってるか?社長室で待っててもいいぞ」 と、聞くと ううん、と首をふる 「一緒にいく?」 うん、と頷くから 寒くないようにマフラーを巻いてやる 「どれにする?ジンジャーココアあるぞ。お前それ好きだろ」 ジンジャーココア クリームつけて と、伝言板に書いたからそれを注文し俺はブレンドコーヒーを買いテイクアウトして 社長室に戻る しかし、 社長室の手前でシバは 急にバタバタと伝言板を俺に渡してきて どうした?と思ったが 中心に手を当てて足踏みをしている事に気付く トイレか、と理解する エレベーターに乗ってる時は普通だったから急に行きたくなってしまったのだろう 「おしっこ?ほら、行っといで」 と、伝言板を受け取ると シバはバタバタと急いでトイレに向かった 間に合うかな 俺も社長室に買ってきた飲み物と伝言板を置いて 急いでトイレに向かう 「シバー?」 と、トイレの中に声をかけると シバはトイレの前に立っていて おしっこをしてる真っ最中で 間に合ったのか?と待つと すぐにちょろちょろと全てをトイレに出し終わった所で俺の方を向いたシバの中心は 「あー、漏れちゃってる」 ぐっしょりと濡れていて おしっこ出しながら無理やりパンツを下げたようで 上のゴムのところまで濡れていて 不満そうな顔で俺のことを見る 「漏れちゃったな」 と、いうとぶんぶんと首を振る そして もれてない、と口パクで言う どうやら不満そうな原因は俺の言葉だったらしい こんだけ前びしょ濡れにしていたら俺からしたら漏らしたも同じだが シバ的にはトイレでできた分おもらしでは無いのだろう 「ごめんごめん。ほら、お着替えしような、パンツ濡れちゃったから冷たくなるだろ」 買ってきた飲み物冷めちゃうな、と思いながら 手を洗ったシバを連れて社長室に戻る シバはずっとむすっとしていて 間に合わなかったことを気にしているようだ 「ほら、シバスーツ脱ごうなー」 と、トイレから前を閉めていないシバのスーツをズルズルと脱がせてから 「シバ、昨日よりおしっこ我慢できるようになってるからパンツでいいな?」 と、聞いてからおもらしパンツを脱がせると 結構びしょびしょで 脱がせるとぴちゃりと水が垂れる 「結構出てんな、」 あぶねえ、とポツリと呟くと その言葉を耳にしたシバの顔が赤くなり 今更恥ずかしがるシバ 「トイレで最後まで出した?」 と、きくと頷き じゃあもう出ないな、と 「おいで、」 と、立っているシバのお尻を引き寄せると ちんちん拭いて と、極小さな声で言う 「うん、拭いてやるからなー」 温かいタオルで前から包んでやる やると気持ちよさそうにふぅ、と息を吐く 「ちんちんキレイになって気持ちいいなぁ、シバ」 うん、と正直に頷くのがかわいくて お尻も拭いて少し撫でた後に しこしこ、とちんぽを少し上下に擦る シバのちんぽかわいい シバは何か言いたげに俺の事をみる 「なに?」 と、ソファに置いていた アンパンマ○を取ってやると ちんぽごしごしするの? と、文字で書くから笑ってしまう 「しねえよ?シバのちんぽかわいいから触ったただけ」 と、まだ柔らかいうちに 触るのをやめてパンツを履かせてやると、 物足りない、という感じで俺の事をみる そして、 1度文字を消して ちゅうとはんぱにさわんなよ と、少し怒った内容の文字 中途半端も触るも漢字がわからなかったのだろう 「ごめんて、飲み物冷めちゃうだろ?」 しかし ちんぽむずむずする と、恥ずかしい内容を書いたから 横にいるアンパ○マンがいたたまれなくて すぐに伝言板を取り上げて裏返して置いて忘れさせようと飲み物をシバに渡すと スーツも着ないままソファに座って 嬉しそうにココアを飲む 「うまい?」 うん、とシバが頷いたの見て 俺もコーヒーに口をつけるが 「ちょっと冷めちゃったな」 しかし、 シバは うまい、と小さな声で言う かわいい、と頭を撫でると 隣に座るように シバが袖を引いてくるから隣に腰を下ろすと 嬉しそうにピタッと隣にくっついてくる よしよし、と背中を撫でてやると さっきちんぽむずむずするとか言っていたことを忘れたように いつも通り上機嫌になる そろそろ休憩時間も終わりか、と 「シバ、仕事戻る前におしっこしてけよ。もし漏れちゃったら俺、これから暫くはここにいるからパンツ変えてやるからな」 と、いつもの事を伝えると手ぶらで戻ろうとするから 「シバ、アンパ○マン忘れてる」 と、伝言板を渡して シバを送り出した

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