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第164話

残りの正月は家でゆっくり過ごし 三賀日がすぎ 仕事が再開した 日常を取り戻したからか シバのおもらしが最近減ってきていた おねしょは相変わらずしたりしなかったりだが このまま本当におむつ卒業できそうだな ただ、最近ちょっとおもらしパンツやおねしょパンツまで履きたがらなくなったのがちょっと悩みの種だ この前被れたのが嫌だったのと 仕事が始まったからかしっかりしようとしていた ただ、 完全に失敗のおもらしは少ないが やっぱりちびる事は度々あって パンツやズボンの前をよく濡らしていた おねしょパンツだけはどうにか履かせているが… せめて外に行く時だけはおもらしパンツは履いて欲しいのに嫌がって履かない 「シバー、スーツ濡れちゃったら悲しくなんのシバだから昼間用のパンツ履いてこう」 と、3日目になる攻防 『…おれもう大丈夫だもん。昨日だっておもらししなかったじゃん』 パンツ3枚くらい濡らしたけどな そのうち1回はヒートテックまで濡らした 『赤ちゃんじゃねえの』 「シバ今ちんちんつるつるにしたから被れたりしねえよ?」 『でも、おれ大人用のパンツ履きてえんだもん』 「シバの昼間用のパンツも大人用だろ?」 『だったらお前も履いたらいいじゃん』 「……お、れは……サイズが合わねえから。シバ用に用意したし」 『じゃあおれも履かない。おまえと一緒がいいの』 今日も無理だな、と諦めて 「どのパンツにする?何色?」 『紺色のやつ』 「このかっこいいやつなー」 と、シバの最近のお気に入りのかっこいい紺色のパンツを履かせた 「寒くなるからヒートテックも履こうなー」 と、せめてものおもらし対策に ヒートテックを履かせる シバは最近ちゃんと大人になろうと おむつを嫌がるだけじゃなくてちゃんと色々自分でやろうとする というか、俺と一緒のことをしようとする ヒートテックまで履かせると 俺が着替えるタイミングで 俺と一緒に スーツも自分で着て 俺のを見ながらネクタイも自分で巻く まぁやっぱり普通のパンツのが腰周りスッキリして見た目はいいよなあ まぁおもらししたら元も子も無いけど 「よし、朝飯食っていくかー」 と、途中で何か食べていくことにして シバの巻き方を間違えているネクタイを直して 車に向かう おむつやおもらしパンツじゃないから 久しぶりにタイトな黒スーツを選んだシバ しかし、出発して間もなくたった時 助手席に座ったシバがもぞりとうごく 『なんかキツい』 「何が?」 『立ってたら大丈夫だけど座るときつい』 信号待ちの間にチラッとシバの方を見ると 確かになんかパツパツ、 ヒートテック履かせたからか? つか俺がスーツ着せたらパツパツな事気付いたかも知んねえのになあ…失敗した パツパツだからもっこりと中心部が強調されていた 「シバちょっと太ったな」 『え?太った?』 「正月すげえ食ったもんな。つかみんなシバにすげえ食いもん与えてたし」 『ええ、おれでぶ?』 「いや、お前痩せてたからちょっと太ったほうがいいけど」 朝からシバのちんぽもっこりしててかわいい、とさりげなくシバのちんぽに手を伸ばして ちょっとだけ撫でる ここもぱつぱつだな 『ちんちん触んないで』 「だってパツパツでかわいいんだもん」 お、信号変わった、と手を離し 車を発進させる まぁ、かわいいから俺はいいけど… 他の人にこのパツパツ見られんのはなぁ 『これ脱ごうかなあ』 とベルトを緩め前を寛げるシバ 「え、なに?」 『ヒートテック、ぬぐ、きつい』 「いや、寒いだろ」 『だってちんちんくるしいんだもん』 と、すこしお尻を浮かせてスーツを脱ごうとするシバ 「ちょ、シバ。窓の外から見えるから。朝飯喫茶店よるからそこまで我慢して」 『…きつい、』 と、言いつつ諦めて 前を戻すシバ やっぱり閉めるとモッコリすんな きつくてかわいそう、と よしよしとシバのちんぽを撫でる 『だからちんちん触んないでって』 「ごめんて」 『もっときつくなんじゃん』 「そんなすぐきつくなる?ちょっと撫でただけだろ?」 触んな、と俺の手を払ってきてちょっと寂しい ええ、 なに?親離れというか飼い主離れの時期か? 『おまえにさわられるとすぐ硬くなっちゃうからだめなの』 「へえ、かわいい」 『かわいいじゃねえし』 ふんっと窓の外を見るシバ きつくて機嫌悪いなあ 家から近めのフレンチトーストの所行く事にした ◇◆ 喫茶店に着くと早々にトイレに行って スッキリした顔で手にヒートテックを持って戻ってきた そのあとも車に乗っても ヒートテックをぬいだ分 もっこり感が多少目立たなくなっていた まぁそれでもやっぱりちょい太ったようで前よりはパツパツになってるけど ちょっと残念と思いつつも安心して、会社に向かって車を走らせるが 会社に着く直前 『なぁ、』 「どうした?」 『おしっこ、したくなっちゃった』 「え?今?ちょっと待ってな、コンビニ探すから」 と、コンビニを探すのが早いか 会社に着くのが早いか微妙な所だな 「さっきトイレ行っただろ?今日おしっこすぐ出ちゃう?」 『さっき、トイレでヒートテック脱いだだけだし』 「ええ、」 トイレ行ったことに安心してカフェラテ飲ませちゃったじゃん 「シバ、コンビニ会社の向こう側しかないから会社まで我慢できるか?」 『…うん、』 と、シバは頷いたけど 会社には着くまでの距離がわかってるはずなのに言ってくるということは我慢ができるか微妙な所だろう 「あ、シバ」 『っ、な、に?』 「ダッシュボードの中。携帯トイレ入ってるからそれ出しな」 『ええ、』 実家に帰る時に買ったやつの余りを入れていた事を思い出した 「我慢出来るなら我慢すればいいから。一応出しとくだけ出しときな」 と、いうとシバはダッシュボードに手をかけて 中から携帯トイレを取り出すけど 『んんっ、』 しかし、イマイチそこにする気にはなれないようで自分の中心を抑えてジタバタと脚を動かす あー、これもう我慢できねえな 出る直前だ と、こんな時にかぎって長い信号に引っかかって シバの手から携帯トイレを取って 封を開ける 「シバ、ここにちんちん入れて、ほら、おしっこしな」 信号変わっちゃうから自分で持って、とシバの手に封を開けたそれを持たせ 信号をちらちら確認しながら シバのチャックを下ろす 『や、がまんする、』 「シバ、それトイレだから。おもらしじゃなくてトイレだろ?」 『でも、』 「携帯トイレだよ、シバ。ほら」 と、下着の前開きからシバの物を取り出した所でじわ、と少しだけおしっこが出て頭のところと竿を湿らす 『っぁ、っ』 「ほら、ちんちん入れて」 と、聞きようによってはめちゃくちゃ変なセリフを言ってしまったが そのタイミングで信号が青に変わり シバに任せて運転をするしか無かった チラッと少しだけ確認すると シバは携帯トイレの中に突っ込み ちょろちょろとおしっこをしだした 『っ、っ、はぁ、っ』 と、身体をぷるぷると震わせ 気持ちよさそうにおしっこをするシバ シバ最近すっげえ気持ちよさそうにおしっこすんだよなあ そして 少し顔を赤らめ はぁあ、と最後に気持ちよさそうに息をした 『……でた、全部』 「シバ、ちゃんと携帯トイレにおしっこできたな」 『…うん、』 「そしたら袋のジップロックの所止めて足元のところに置いといたらいいから」 『おれ、おもらしじゃない、』 「うん、パンツをも濡れてねえしちゃん1人で携帯トイレにおしっこできたもんな」 『うん、』 と、シバは頷いたけど やっぱりちゃんとトイレでできなかったのを気にしているようで少し落ち込んでしまった 「シバ、最近シバのズボン全然濡れなくなったからなんか大人になったな」 『そうかな、』 「そうだよ」 『おまえ、その方がいい?』 「そうだな、ズボン濡れないとシバも嬉しいもんな」 『そっか、』 と、少しだけうれしそうにするシバ 少しは気分晴れたか?

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