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第170話

「シバ、大丈夫だから」 『だって、おれ、ヤナギさんのまえで、おもらし、』 「大丈夫だよ、閉じ込められてたんだからしょうがねえって。ヤナギだって誰にも言わないって言ってくれたんだろ?」 倉庫からシバをシャワールームに連れて行って 全身びしょ濡れになってしまった服を脱がせ 温かいシャワーで身体を流していくけど シバはヤナギの前で漏らしてしまったのが相当ショックだったようでずっとぐすぐす泣いていた 「シバ、ほら、もう泣きやも」 『だって、』 「もうキレイになったから」 と、ボディーソープで身体を洗い 柔らかいタオルで身体を拭いてやると 少しだけ落ち着いたのか くすん、と最後に鼻を鳴らして涙を止める キレイになって落ち着いてきたか、と 新しい下着を履かせようとしたが シバは首を横に振る 「どうした?」 『や、おれ、おむつ、履く』 「なんで?パンツで大丈夫だろ?」 『やだ、おむつ、』 「シバ、大丈夫だよ。今日のは閉じ込められちゃったから仕方なかったんだし」 『や、っ、だって、さっきじゃない時も、おれ、パンツ、汚しちゃうこともあるし、』 「じゃあ昼間用のパンツにするか?」 と、聞いてもシバは首を横に振る 久しぶりの完全におもらしが相当ショックだったのだろう、 最近夜以外はパンツ濡らす程度が多かったしな… いや、でももうすぐでおむつ卒業かと思っていたのに… 「昼間用のパンツも結構たくさんおしっこ吸収できるやつだよ?それに今日はもう帰るぞ?」 『や、おむつ履く』 と、今にも泣きそうなシバ これはもうテコでも動かないな、と 履かせるタイプのおむつを足元に広げてやると すんなり足を通して ウエストまで上げると くすん、とまた少しだけ鼻を鳴らしたシバ 「冷える前にスウェット着ような」 と、下からスウェットも着せて 上も頭から被せてやると 自分でスウェットに袖を通して  すぐに俺に抱きつこうとするから 「シバ、ちょいまって。俺も着替えなきゃ」 『や、んんん、やだぁ、んんん、』 と、ちょっとも待ちたくない様でぐずり始めてしまう 「今俺、シバのおしっこいっぱい付いてるからちょい待ってって。せっかくシバシャワーしたのにまた汚れちまうだろ?」 『だって、んんん、や、』 と、グズっているシバをどうにかなだめて 着替えてすぐにシバを抱っこしてやると ぐすんぐすん、と鼻を鳴らしながらも 俺にぐりぐりと身体中を擦り付けて来る 赤ちゃんに逆戻りだな、これは 「シバ!今日はもう悲しくなっちゃったから帰ろうなあ」 と、背中をよしよしと撫でると シバは頷いて ここから駐車場までちょい遠くて大変だが 頑張るか、とシバを抱え直した ◇◆ 「シバ、ごはん買って帰ろ」 『何食うの?』 「シバ、何食べたい?」 『んんん、スープ』 「スープな」 噛まないで食べたい気分なんだな、と 持ち帰りができるスープの店に寄り スープを買って家に向かっている時にはなんとなくシバの機嫌は落ち着いてきたようだった まぁ、まだ元気ねえけど しかし、 『なぁあ、抱っこしたくなっちゃった』 「家帰ったら抱っこしような、」 『んんん、だって』 「今したくなっちゃったか?」 『うん、』 そう言われても運転中だしなあ 「もうちょっとだよ、シバ。シバいつもなら我慢できるだろ?」 と、聞くが んんん、とまたぐずり出してしまった 家着いたら思う存分甘えさせよう、 朝も怒らせたし シバも自分でもどうしようもできない事がわかっているようでそれ以上なんにも言ってこなかったが落ち込んでいる顔をしている 「あ、そうだ、」 『…なに、』 「シバ、家に着くまでこれで我慢してな。家帰ったらいっぱい抱っこするから」 と、助手席のダッシュボードの上に置いていた おしゃぶりケースからおしゃぶりを取りだして あーん、とシバの口に咥えさせる 『んむ、』 「もうちょいで家着くからなー」 と、シバの頭を撫で運転を再開すると 間もなくして ちゅむ、と音を立て始めた ちら、と目線だけでシバを確認すると 大人しくおしゃぶりを 口の中に入れむぐむぐと口を動かしていた ちゅぱちゅぱ、とおしゃぶりをしたことで グズるのをやめ大人しくしていて よし、このまま、と 家までシバが再びぐずり始めないようにできるだけこのまま、とシバに話しかけるのをやめる しかし、ちゅむちゅむと音を立てて おしゃぶりをかわいらしくしゃぶるシバにちょっかいを出したくなってしまって こんどは俺が我慢する羽目になってしまった はむ、ちゅぷ、とおしゃぶりに夢中になっているシバはどんどんエッチな顔になってしまう 『んっ、ちゅ、っ、ふぅ、ぅ、っん』 と、エッチな息を漏らすから かわいくてよしよし、と頭を撫でると はぁ、と息を吐き身体中から力がぬけ少しぷるり、と身体を震わせたシバ あれ、もしかして久しぶりに おしゃぶりしながらのクセ、出ちまったかな…、 家に着いて部屋に入ると シバは買ってきたスープも食べずに 抱っこ、と我慢していた抱っこをご所望で ソファに座ったら上からシバが乗って ぐちゅ、とシバの下半身から湿った音がしたが シバは気にせず 俺の首に抱きつきスリスリと身体を擦り付けていた よしよし、と背中を撫で そのまま少し手を下げさりげなく尻をもふもふと触ってみるとやっぱりおむつが湿っていた 「シバー、お尻冷たくなってねえ?」 聞いてみても、 ない、と首を横に振るシバ 「シバ、抱っこしたけどまだおしゃぶりするか?」 と、少しだけおしゃぶりの輪っかを引っ張ると いや、と歯を立てて抵抗する 「シバー、おしゃぶりおしまいしねえ?」 しかしシバは いや、と首を横に振る 「シバ赤ちゃんになっちゃったなあ」 俺がおしゃぶりなんか用意したからだけど。 そういうと シバはちゅぽ、と口からおしゃぶりを抜いた 『赤ちゃんじゃねえもん、』 「だってずっとおしゃぶりしてんじゃん」 『大人用なんだろ、』 「…そうだけど……シバがずっとおしゃぶりしてたらシバと喋れなくて久我さんつまんねえんだけど?シバとキスもできねえし」 『……、』 俺の言葉に少しシバは迷って おしゃぶりをテーブルに置いてぐい、と口の周りを拭う 「おしゃぶり終わりで大丈夫?」 『うん、』 「よーし、じゃあシバ俺となにする?」 『ちゅうする、』 と、すぐに俺の唇に吸い付いてきて ずっとおしゃぶりをしていたシバの口の中は既にトロトロになって少し熱を持って舌がやわらかく感じる 『んっ、ふ、っ、んん、』 ふぅふぅ、と息をしながら 今度は俺の唇に必死におしゃぶりだ かわいい、とシバの背中を撫でていると ぷは、とシバは口を離して至近距離で俺の顔を見る 「シバ、おむつ替えようか?つめたくなっちゃってるよな?」 『おれ、おむつのなかに、おしっこ、した』 「うん、おしゃぶりしてたら出ちゃったろ?」 『うん、』 「お尻キレイにしようなあ」 と、ソファにシバを横にして スウェットを下げると ぱかりと脚を開く あれ、なんとなくこの光景久しぶりだな 最近おむつ履かなかったからなあ 「シバー、たまにはおむつ履かね?」 『……?なんで?』 「いやー、」 ピリピリとおむつの横を破って 前を開くと もわりと蒸れた空気が広がって おしっこで湿ったシバのつるつるちんちんが顔を出す 湿ったおむつのうえでぱかりと開かれる脚や その中心で鎮座するシバのふにゃふにゃのちんちん 『なに?』 「シバのちんちんかわいい」 『おまえほんとうにおれのちんちん好きな?』 「あぁ、好きだよ?」 『あったかい、タオルして』 「タオルなー」 と、すぐにタオルを温め シバのかわいいちんちんを拭いて テープタイプのおむつをシバのお尻の下に敷く 『おむつなの?』 「うん、おむつなー」 かわいいから。 あれ、俺って、シバのおむつ替え好きだったのか? それって…やべえんじゃねえのかな、俺

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