173 / 180

第173話

目が覚めたらシバがいなくて メールをしても反応が無かった 寝ている間も、シバが何度か話しかけてきていた事は何となく覚えているけど 昨日、というか今日 シバが寝た後に仕事をしたら 朝方までしてしまい、寝たのが4時過ぎぐらいだった そのせいで中々起きられずシバに構ってやれなかった へそを曲げて出ていってしまったのだろうか メールの返事も無いし しばらく待っても帰ってこないし メールも帰ってこない どこ行ったんだ、と不安になって 電話をかけるとシバは出て 泣きそうな声でおもらしをしてしまったというシバ やっべえ、急がないと、と 車に色々詰め込んで 急いで家を出る とりあえず言われたコンビニの方に行って 近くに車を停めシバを探す 細い道ってどこだ、と辺りを見回し コンビニのすぐ横に細い道があるのを見つけて 足を踏み入れる すると 奥の方でびくり、と動くなにか 「シバ?」 『……くがさん、』 と、びしゃ、と水の音をさせて走ってきて 俺に抱きつこうとして 少し止まったから おいで、と抱きしめてやる 「シバ、寒かったな」 『ごめんな、さい、…おれ、』 「冷えちゃったよな。帰ったら風呂入ろうな」 と、シバの腰にタオルを巻いて 『おれ、』 「大丈夫だよ、帰ろ」 『おれ、びしゃびしゃになってる、』 「うん、色々持ってきたから」 と、おねしょパットを敷いた助手席に座らせて 靴も脱がせて軽く足を拭いてやる 『ごめん、おれ、迷惑かけてる、』 「大丈夫だよ。我慢出来なくて辛かったな」 『悲しくなった、』 「そっか。風呂はいったらいっぱい抱っこしような」 と、シバは目に涙をふるふると溜めていた すぐに家に着いて シバを抱っこして部屋まで行って そのまま風呂場に直行して タオルを外してズボンに手をかけると 冷えきっていて可哀想になる 「シバ、待たせてごめんな。冷たくなっちゃったな」 『おれが、家まで我慢できなかったから』 と、ぐすんと鼻を啜った パンツも冷たくなっていて すぐに脱がせてシャワーで流してやる 「熱くねえ?」 『んん、おしっこ、でる、』 「出るか?していいよ」 冷えきった体が温まったせいでまたしたくなったのだろうか 尿意を感じて脚をジタジタとするシバ 『でも、』 「すぐ流すから」 と、伝えると ちょっと脚をジタジタしたけど我慢出来なかったようで 排水溝のすぐ側にしゃがんで おしっこを出し始めた はぁあ、と気持ちよさそうにおしっこをして ぷるぷると背筋を震わせる 沢山でてんな、 『ぜんぶ、でた』 「そっか、じゃあ洗おうか」 『……だっこ、』 「抱っこ?」 『約束したから、起きたらずっとだっこしてくれるって』 そんな約束したっけ、と思いながらも 泣きそうなシバを見ていると 抱っこしてやんなきゃな、とバスタブにお湯をため始める 「じゃあ一緒にお湯入って抱っこしような」 と、いうとシバは頷いたから さっさと俺も服を脱いでシバの体をシャワーで流す まだ、お湯溜まってねえけど と、俺もさっさと体を流し 5センチくらい溜まったバスタブに入ると すぐに上からシバが乗ってきて身体を密着させてくる エッチな所、すげえ密着してるけど シバはそういうんじゃないらしくて 背中に腕を回して抱きついてきて俺の体温を感じているから俺もよしよし、と背中を撫でてやる 「そう言えばシバ、起きたらお前いなかったから驚いたんだけどどこ行ってたの?」 『買い物。おまえ起きねえんだもん』 「ごめんごめん。昨日寝んの遅かったんだよ」 『つかれてんの?』 「んんー、そこまでだな。ただ昨日キリ悪くて中々仕事やめらんなかっただけ」 『そっか、約束したからずっとだっこして』 「あー、うん、約束?」 『……起きたら、ずっと抱っこしてくれるって、言ったじゃん』 「おお、そうだったっけ」 『忘れんなよ、』 と、ぐりぐりと身体を揺する だからそんな事されると当たるって。 『きもちい、』 バスタブに溜めていたお湯は 2人で浸かっていると言うこともあり もう半分位は溜まっていて 冷えきっていたシバの下半身もすっかり温まっていた 「温まって気持ちいいな」 『うん、おれ、』 「シバ抱っこ好きだもんな」 『だっこだけじゃないし、』 「抱っこだけじゃねえの?なにが?」 『おれがすきなの』 あぁ、お前風呂も好きだもんな よしよし、とお湯を掬って シバの肩にもぱしゃぱしゃとかけてやる シバはそれが気持ちいいのか また腰をすりすりと揺すってくるから 『…あたるんだけど、』 「……お前がすりすりするからだろ、」 と、硬くなってしまってシバにあたるのが気に食わないらしくて じゃま、とばかりに俺のものを後ろ手に掴む 「シバ、にぎにぎしないで」 『なんで?』 「あたるの嫌なんだろ?」 『大きいなあ』 と、まるで子供のおもちゃのように いじってくる 「シバ……今更だろ?いつもお前の中入ってんだから」 と、腰を揺らしていうと 少しだけビクリと肩を揺らして 顔を赤くする いや、それこそ今更だろそんなん そしてもじもじと自分の物を掴むシバ そしてさりげなく そろり、と後ろに手を回す 『なんか、ここ、うずうずしてきた』 「どこ?」 『…うしろの、』 「うしろの?」 『いつもおまえが、ずぽずぽするとこ、っ』 先っぽにそこを擦り付けて少しだけ ぐっと押してくる 『んっ』 「シバ、いきなりじゃ入んねえよ?」 『いれたい、』 と、1度腰を浮かせ 「痛くなっちゃうから解かそうなー」 と、シバの後ろに手を伸ばすと 既にシバが指先を突っ込んでいて 自分でやろうとしているのがかわいくて 邪魔しないようにそのまま尻を撫でる 『っん、はぁ、っぁ、いや、』 自分では上手くできなくてもどかしいようで 眉間にシワを寄せながら 指を動かすシバ 「シバ、お尻力抜かねえときつくて出来ねえよ?」 『だって、っ、おまえ、やってぇ、んんっ、』 と、尻を撫でていた俺の手を 穴まで持っていき 尻を揺らすシバ 「なんで?シバ自分で上手に出来るだろ?」 『できないからっ、んん、や、やだ、っ』 ぐずり出してしまったから これ以上意地悪するのはかわいそうか、と シバの指が入ったままのそこを指先で少しくるくると撫で ゆっくりと指先を差し込む 『んっ、』 キツさからシバの指がでて行こうとするが 「シバ、指、そのまま」 と、耳元で囁くと ぷるっと身体を震わせる 「ほら、シバの後ろに俺の指入った」 と、中でシバの指をすり、と擦り 馴染ませるようにゆっくりと上下したあとに くぱ、と少し横に開く 昨日やったばっかりだから簡単に柔らかくなるな 『んんっ、おゆ、はいっちゃうう、』 と、開いたところからお湯が流れ込むのが 嫌なのだろう ぐずぐずと泣きそうな声を出す 「シバ、じゃあすぐ蓋しようか」 『ふた、?』 と、わかっていないシバの指を後ろから抜いて ちゅぷ、とゆっくりと先っぽを宛てがう 『も、う?』 「だってお湯入っちゃうんだろ?蓋してやんねえと」 『ふた、しちゃう?』 「しちゃう」 と、そのままずぷり、と先っぽを突き刺す 『っぁう、あっ、ぁ、ぁ』 やっぱりまだキツかったか 抵抗感があって中々進めない 「シバ、っ、きつ、」 『だっ、てぇ、んんっ、』 「ほら、シバ、ちゅうしよ、」 と、下を向いていたシバの顎を掴んで上を向かせてキスをすると ちゅうちゅうとかわいく吸い付いてくる 『んむ、っんん、っはぁ、ぁ、』 気持ちよさそうにキスをしてきて 少し力が抜けたのかずぷり、と一気に先っぽが入る 「っあっ、はいっ、ちゃったあっ」 先っぽが入ったら後は結構すんなりで にゅぷにゅぷと中を開く感じが気持ちいい すっげえ吸い付いてくる 「ぁあ、っいい、っ」 『はぁ、ぁっん、ん、きもちぃ、っ』 「シバ、すっげえ気持ちいい、っ」 『んん、もう、でちゃうう、ぁんん、んっ』 と、自分の先っぽを掴んでぶんぶんと横に頭を振る 「もう?まだ入ったばっかりだけど」 確かにすっげえ締め付けてくる 吸い取られそうになってるし、 少しだけ腰を揺らして 中のコリコリしている所に先っぽを擦り付ける あぁ、ここやべ、 『らって、っぁっ』 「あ、」 と、ぴゅる、とシバの先っぽから白いものが飛び出し 先っぽをシバの手が持っていたから精液が飛び散って びちゃっと俺の体やシバの顔にも飛び散る 「セルフ顔射じゃん」 『な、に?』 「自分の顔にぶっかけてるなって」 と、シバの顔に手を添えて べろりとシバの顔に飛び散った精液を舐めとるとまた中がきゅんっと締まる 『んんっ、もう、だめ、ぁぅぅ、』 「シーバ、」 と、トロトロのシバの背中に手を回して抱きしめ 身体を支えられないシバを俺の胸にもたれ掛けさせる 『んん、』 「俺がイクまでもうちょい付き合ってな」 と、そのまま腰を揺らした 『ひっあっぅ、うそ、っ!だっ、てぇ、ぁっ』 「俺もうちょいでいくから、っはぁ、っ」 『むりぃ、っ、ぁあっ、』 下からガツガツと突き上げると いったばっかりで辛いのか シバは首に手を回してきて快感に耐える はあ、イクっと 1番奥に擦り付けて 精液をぶっかけると シバの身体がぶるりと震えて中が締まって搾り取られる 「っ、あぁ、すっげえいい、っ」 はぁ、と息を吐くと ぴしゃっ、と水が跳ねる 「ん?」 『…っおまえが、っ、ぐりぐりするから、なんかでたじゃん、』 「…でた?」 と、風呂の水面を見ても シバの精液が少し漂っているたけだ 「あー、潮?」 『しお、…おまえのせいで、しおでた、』 「…怒った?」 『おこってない、』 と、また身体をくっつけてすりすりと抱きついてくるから 尻を撫で後ろからちんぽを抜くと 少し精液も一緒に出てくる 『んんっ、おゆ、』 「お湯入ってる?中キレイにしような。お腹痛くなっちゃうから」 シバを下ろして 後ろを向かせる 『や、お尻恥ずかしいからみないで』 「だってシバお腹痛くなっちゃったら嫌だろ?」 ゴム付けなかった俺が悪いんだけど 「ほら、シバお尻だして」 と、少し屈ませると やだっと、そっぽを向くから 脇にシバの身体を挟んで 屈ませる 『ちょっ、やだって!』 と、脚をバタバタさせるけど 無視して穴に指を突っ込む 『っんんっ!』 「ほら、お湯も入ってるから大人しくしろ」 と、指でお湯やら俺が入れた精液やらを掻き出すと気持ちいい所にかするのか 身体をびくびくと震わせながら大人しくなって 全て掻き出す頃には諦めたのか体から力を抜いていた 『っ、また、気持ちよくなっちゃうから、あんまりしないで』 「もうちょいだから、」 と、出し終わって シャワーで尻から流してやる 「そう言えばシバどこいってたんだ?さっきまで」 『都心駅の方』 「歩いて?遠いかったろ」 『うん、まぁ30分くらい』 よし、そろそろ出るか、と シャワーを止め シバの身体をバスタオルで包むと シバは自分で拭けるようで 身体を拭き始めたから 俺も自分の身体を流してタオルで拭く 「何しに行ってたんだ?」 『えっと、かいもの、竜田揚げ』 「竜田揚げ?」 『おまえ、食いたいって言ってたじゃん』 あれ、そうだっけ… 「俺の為に行ってくれたんだ」 『……べつに、おれも食いたかったし』 「シバー、ありがとな。そしたらすぐ昼ごはんにしよ。ちょうど昼時だし」 『うん、おれ腹減った』 と、いいタイミングでシバの腹が鳴る そういやシバに朝飯も食わせてなかったよな それなのに俺の為にわざわざ駅まで竜田揚げ買いに行ってくれたのか、と 申し訳なさと嬉しさが込み上げる 「シバー、」 『なに?』 「今日はいっぱい抱っこしような」 『うん。約束したから、』 「そうだな」 と、シバに服を着せて早速昼ごはんにする事にした

ともだちにシェアしよう!