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「じゃあ。それ食べたらお風呂入っちゃおうか。 今 用意してくるから ちょっと待ってて。」 洗ったコップを籠に入れ タオルで手を拭くと 二階に上がる階段へと向かう。 「新。」 声がかかり振り返ると 涼は恥ずかしそうに。 でも 可愛い笑顔で 「ありがと。」と礼を言った。 もう。 こんなのホント堪らない。 その笑顔だけで 充分です。 なんて絶対に言ってあげないから。 この笑顔が泣き顔になるまで じっくりと。 縋りつき 懇願するまで じっくりと。。 ね。 それがいいな。 「じゃあ お風呂で好きにさせてね。」 ウィンクをして 階段を上がる。 「え? ・・す・・好きに・・好きにって??」 慌てる声音を背中で聞きながら 我慢出来ずに くすっと笑った。

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