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ルームシェアするから家を出ると言うと じゃあ まずは連れてきなさいと言われ 新を実家に連れてきて紹介したのが最初。 イケメンで人あたりが良く 気が利く新は あっという間に気に入られ 母ちゃんも姉ちゃんも それからは 何かって言うと 新も連れてこいって言う。 俺たちがそういう関係だってわかったら こんな風にウェルカムじゃ無いんだろうに。 なんて考えるくらいには後ろめたく よっぽどじゃなけれは実家には帰らない。 正月も飯だけ食って 早々に帰ってきた。 親不孝だよなぁ。。 一人息子がゲイなんてさ。 姉ちゃんが結婚して。 愛梨が生まれて。 婿でも無いのに うちの親と同居して。 正直 ホントにホッとした。 まあ。とはいえ・・。 「いつまでもフラフラして。 マサルちゃんなんて この間 二人目見せに 来てくれたわよ。」 母ちゃんはため息を吐きながらそう言う。 ああ。そうですか。。 マサルは幼馴染。 学生時代から付き合ってた彼女と結婚して 子供が二人。 幸せを絵に描いたような人生とはこれですかね? ってお手本になるくらい。 劣等感を感じるせいか あまりこっちからは 絡まないけど どうしてる?って たまにLINEは来る。 そのたんびに忙しい。って返信するだけ。。 愛梨が掴むネクタイを首から抜き取り 息苦しさを覚えて シャツのボタンを外すと 愛梨を床に座らせて 立ち上がった。

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